潜入取材

【受賞者インタビュー】細谷奈弓さん テーブルウェアフェスティバル フォトスタイリング部門

February 16, 2019
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テーブルウェアフェスティバル閉幕!

大盛況のうちに閉幕したテーブルウェアフェスティバル2019。東京ドームで2/3(日)〜11(月・祝)まで開催されていました。

こちらの記事(テーブルウェア・フェスティバル さらにくわしい情報特集!)でも取り上げていたとおり「テーブルウェア大賞」というデザインとコーディネートに関するコンテストが開催されました。その結果はこちら公式ホームページ)。

インスタグラムを活用したコンテストが初開催

今年から始まったインスタグラムを活用したフォトコンテスト「特別審査部門・テーブルスタイリング フォトコンテスト」。そこでなんとテーブルライフ専属テーブルコーディネーターの細谷奈弓さんが最優秀奨励賞を受賞しました!

応募要項はこちら(募集は終了しています)

現在はご主人のお仕事の都合でメキシコ在住の細谷さん。テーブルライフでは授賞式も含め密着取材を敢行!応募に至るサイドストーリーも含め、受賞インタビューをお届け致します。

受賞作品はこちら

 

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初代・テーブルスタイリングフォトコンテスト最優秀奨励賞受賞者インタビュー

栄えあるコンテスト最優秀賞を受賞した細谷奈弓さんにじっくりとお話を伺いました。

1. 受賞作品について

まず作品についてお聞かせください。
タイトルは「今日のおひとりさまランチテーブル」ですね。どういったコンセプトを持って作品を作られたのですか?

1人用のランチテーブルを作りました。ランチョンマットとテーブルナプキン以外は全て和のものを使用しています。いつもはメニューを決めてから食器を選びますが、このときは見野大介さんの波紋長皿をメインに使いたくてそれを軸にコーディネートしていきました。

【それぞれのアイテム紹介】 
 波紋長皿:見野大介さん →テーブルライフストア
 豆皿(2枚):生形由香さん(益子陶器市で購入)
 カップ:高橋春夫さん(笠間陶炎祭で購入)
 ポット:南部鉄瓶
 花器:大江一人さん(益子陶器市で購入)→テーブルライフストア
 箸置き:益子陶器市で購入
 箸:実家から持ってきたものなので産地は不明
 テーブルナプキン:アレクサンドル・チュルポー
 ランチョンマット:切りっぱなしのリアルレザー
 ポットの折敷:ミニ色紙

コーディネートでこだわった部分は何ですか?

和食器にリアルレザーのランチョンマットを合わせたことで洋の雰囲気も持つ和モダンスタイルにした点ですね。

コテコテの和のテーブルは苦手なので、必ずどこかに「外し」を入れるようにしています。そのあたりはファッションと一緒です。

レザーのランチョンマット。かなり珍しいですね。

日本にいたときにテーブルライフのオフィス(東京・浅草橋)近くのレザー専門店で見つけて正方形にカットしてもらったリアルレザーです。南米在住時によく行っていたステーキハウス店で見ていたのをヒントに和食器に合わせてみたら意外にも合うことがわかり、今回一緒に置いてみました。

実はこちらのランチョンマットは過去に住宅展示場のコーディネートにも使わせてもらっています。

和のハロウィンテイストのテーブル(2017年11月)

その他、お写真のポイント・心がけていることはありますか?

とにかくたくさん撮ることでしょうか。少しずつ角度を変えたり、場所を変えたりすることでかなり雰囲気が違ってきますので。受賞作品も色々な角度から撮り、その中で良さそうなものをピックアップしてInstagramに投稿しています。

ただ今回は一番最初の写真が審査対象だったため、私のは真俯瞰の写真でした。そのため花器とカップのシルエットの美しさが伝えきれなかったことは心残りでしたね。

Instagram投稿3枚目のお写真

スタイリングするにあたり心掛けているのは、使う色は無彩色を除いて3色までにすること。ごはんが主役であることを念頭に置いてスタイリングするので、それを妨げる華美なテーブルは作らないようにしています。

お料理を載せた写真(すぐ次のpost

ご自身では今回の受賞の決め手は何だと思いますか?

審査員の先生方のご判断なので一概にこれとは言えませんが、和と洋のエッセンスが上手くテーブル上で表現できたこと。そして色の組み合わせが良かったことでしょうか・・・。赤い実を置くことで全体が引き締まったように思います。

また誰でも真似しやすいシンプルなセッティングでありながら、おしゃれ感が出せたことも良かったのかもしれません。

でも何よりも謙虚な気持ちでいたことが一番ではないかと思います。実は今回これ以外にも数点応募しましたが、こちらの作品が一番自信がありませんでした・・・(笑)

なるほど、みなさんもご参考にしてください!

2.応募経緯について

さて今回初めてのコンテストということで、どのようなきっかけで応募をしようと思ったのでしょうか?

日本ではお仕事やプライベートでテーブルセッティングする機会が多々あったのですが、メキシコに住み始めてからそれもほとんどなくなり、手持ちの食器がもったいないな・・・と思っていた中で子供たちのいない平日に1人でランチを取る時間が増えていきました。

その時間を使ってお気に入りのうつわを使ってセッティングする楽しみを覚え、お弁当の残りやおやつをそちらに盛り付けていただくスタイルがすっかり日常化しました。

そんな中、たまたまInstagramでフォローしている方の投稿でコンテストの募集を知りました。

海外にいながら気軽に応募できること、写真を撮るのが好きなこと、ちょうどそのころ和食器の整理をしていたこともあり、お題の「和食器」を使った投稿が多かったことも応募するきっかけでしたね。

作品の選定には結構時間をかけたのでは?

それが11月上旬に募集が始まり、12月中旬に締め切り。私が募集を知ったのは締め切りわずか1週間前でした。

審査基準が「和食器の魅力を活かしたスタイリング」とあったので自分らしさが出ているお料理を載せたものと載せないコーディネートを選び、応募しました。時間もなかったので、応募用にテーブルをセッティングしたのではなく、普段のフォトスタイリングの中から選んだのがこの作品でした。

入選(15作品)、最優秀奨励賞受賞(1作品)の知らせは

年明けに入選の通知を受け取りました。でも既に作品が世に出てしまっているので、テーブルウェアフェスティバル開催当日まで1ヶ月近くも公にできない状態でした。

最優秀奨励賞受賞の知らせはテーブルウェアフェスティバル開幕の前夜(2/2)にお電話でいただきました。

まさか自分が受賞するとは思っていなかったので最初は嬉しさよりも驚きの方が大きく、本当に私でいいのかな?と疑ってしまったほど(笑)

最優秀奨励賞を受賞して困ってしまったことがあったとか

実は今回別の用事で一時帰国することになっていたので、そのついでにテーブルウェアフェスティバルに参加するつもりでした。

オープニングセレモニーと授賞式、その後のパーティーには入選のお知らせをいただいた当初から出席するつもりでしたが、最優秀奨励賞受賞のお電話をいただいたのが前夜、しかも一時帰国中でホテルに滞在していたとき。

自分が表彰台の上に立つことを全く想定しておらず(カジュアルな装いで参加予予定でした…)、メキシコから持参した服で間に合わせなければいけなかったため、お電話をいただいた後、手持ちの服をスーツケースから全て出して何を着ていこうか散々悩みました(笑)

3.表彰式の様子

表彰式はいかがでしたか?

審査員の先生方や多くのギャラリーの前で表彰台に立つというのはすごく緊張しました。

今回審査員を務められ、亡き母が生前までずっと憧れていたコーディネーターの加藤タキさんとお会いすることができ、お話までさせていただいたのは本当に貴重な経験でした。(図々しくもサインまでいただいてしまいました…)

 

4.受賞を受けた気持ちと今後について

今回受賞されての感想を改めて教えてください。

日常の一コマが評価されたことは本当に嬉しく、この先も続けていきたいというモチベーションにも繋がりました。また賞をいただいたことで色々なご縁もでき、既にお仕事のオファーもいただいています。

しばらくはまだメキシコにいるので、ここにいる限りはInstagramでの「おひとりさまランチテーブルシリーズ」を続けていくつもりです。

そして自分の投稿を通じ、1人でいてもお気に入りのうつわを使って楽しく食事ができる喜びや心豊かになれるということがお伝えできれば嬉しいです。

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今後ともテーブルライフでのご活躍を期待しております!!

[取材・編集 テーブルライフ編集部]

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