皆様、こんにちは。テーブルライフコーディネーターのNAYUMIです。

今年は桜の開花が例年よりも早く、各地で見ごろを迎えていますね。

春と言えばやはり【桜】。

今回は桜のうつわを中心にスモーキーカラーでセッティングした少し大人のテーブルをご紹介いたします。

スモーキーカラーのお花見テーブル

テーマは「自宅でお花見」。

今年も従来のような桜の木の下でお花見、というわけにはいかないのでご自宅でお花見を楽しめるようなテーブルを作成しました。

こちらは美味しいお酒をゆっくり飲みながら桜を愛でる、というシチュエーションです。

折敷の代わりに桜＆うつわと同系色の越前和紙を置き、スレートプレートを重ねています。さらに和紙とスレートプレートの間に波状に曲げたすず紙を置き、その上に切子の盃を載せました。

こうしてプレートを敢えてずらして置くことでテーブルに動きが出て、異素材のアイテムを組み合わせることでモダンな印象になります。

今回メインのうつわがスモーキーなぶどう色でしたので、そちらに合わせてパルテルピンクのアイテムを一緒に使って全体的に落ち着いた春カラーのテーブルに。画像では少しわかりずらいのですが、盃の底の黄色とリンクさせて、テーブルのアクセントカラーとしてセンターに置いた盆に黄色の和紙を挟み込んでいます。

「桜咲く」という名の江戸のガラスメーカーが作る切子と職人泣かせの徳利

今回のコーディネートで使っているうつわ、1つ目は「桜咲く」という名の切子のぐい呑み。

逆さにすると富士山の形になる「逆さ富士シリーズ」のさくらバージョン。この盃は富士山のすそ野に桜の花が咲き誇るイメージで創られたそうです。

手のひらサイズの盃の中に桜の花模様、花弁、蕊（しべ）まで細かく表現されています。また中をのぞき込むと底も桜の花模様を見ることができる、まさに匠の技。

至る所に職人のこだわりを垣間見ることができる大変素敵な盃です。

そしてもうひとつが徳利。今回私は花器として使用しました。

ぷっくりとした丸い形が可愛く、徳利だけでなく花器やそのまま飾ってオブジェとしても使えます。

こちらの切子は昔から伝わる玉切子と矢来切子を繋ぎ組合わせたもの。切子の伝統的な模様である矢来紋は竹で囲う様から魔除けの意味があります。

実はこのような丸い徳利の形状は創る事が大変難しく職人泣かせなのだそうです。
 

テーマは”少しだけ贅沢（a little luxury）”・中金硝子総合株式会社

今回中金硝子総合株式会社さんより大変素敵な切子の盃と徳利をお借りしました。

こちらは1946年東京都江戸川区平井に創業のガラス製造メーカー。創業者である中村金吾氏は二層のガラスを重ね併せて吹く「色被せ（いろぎせ）硝子」を美しく見せるため、外側に薄く色ガラスを吹いて熱した特殊なお窯に入れながら内側に他の色のガラスを吹いて溶着するという『ポカン工法』を日本で最初に編み出した人物です。

中金硝子総合株式会社さんでは「少しだけ贅沢をするスタイリッシュな暮らし」を叶えるために日々素敵なアイテムを作られています。

これまでに数々の賞を受賞した素敵な切子アイテムは近日テーブルライフストアでお取り扱い予定！専属コーディネーターが選んだ素敵なうつわを皆様の元へお届けいたします！

◆中金硝子総合株式会社◆

〒132-0035 東京都江戸川区平井2－11－29

TEL：03-3684-4611 / FAX：03-3684-4614

HP:https://nakakinglass.com/wordpress/

◆コーディネート使用アイテム◆

・プレースマット代わりに置いた和紙：越前和紙

・すず紙：syouryu

・豆皿：彩木工房まるもん屋

・アミューズスプーン：BELO INOX（ベロ・イノックス）

・ちろり：廣田硝子

・センターピースのお盆：メキシコのインテリアショップで購入

・テーブルナプキン：ALEXANDRE TURPAULT（アレクサンドル・チュルポー）

・ブリッジランナー：手作り

テーブルライフコーディネーター NAYUMI

うつわコンサルタント/多国籍料理研究家/ベジフルビューティーアドバイザー
大学卒業後、就職をきっかけに海外生活開始。夫の仕事や留学なども合わせ、これまで世界6か国（シンガポール・フランス・トルコ・イタリア・ペルー・メキシコ）で生活、語学・料理・異文化を学ぶ。日本在住中に食空間プロデューサー・山本侑貴子氏に師事し、テーブルコーディネートインストラクター資格を取得。テーブルコーディネートレッスン、お料理レッスン、うつわのコンサルティング、ディスプレイ、作家・窯元取材、コラム執筆など多方面で活動。2019年テーブルスタイリングフォトコンテスト最優秀奨励賞受賞。2児の母。

Instagram : @belmomentodinayumi

協賛企業：旭化成ホームズ 幕張展示場 キュービック（Lハットモデル）
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