ほっこりと可愛らしすぎる、東欧ポーランドの食器
皆様は「ポーリッシュポタリー(ポーランド食器)」という名前を聞いたことありますか?
ポーリッシュポタリーとは、東欧ポーランドで生まれた可愛らしい食器のこと。ポーランド南西部の町、ボレスワヴィエツを中心とした地域で作られる陶器をポーランド食器をいいます。
引用画像:https://www.kersen.jp/hpgen/HPB/entries/2.html
ポーランド食器、ポーリッシュポタリーの特徴は?
ポーランド食器の一番の特徴といえば、可愛らしい花柄やドットなどの模様。食器いっぱいに絵付されています。職人の手作業でしかだせないポーランド食器は、温もりのあるハンドメイドです。
引用画像:https://www.kersen.jp/hpgen/HPB/entries/6.html
ポーランド食器の絵付について
ポーランド食器には色々なデザインがありますが、ブランドによっては数百、中には数千種類もあるといわれています。伝統的な絵付、色使い、絵筆によるものから様々。デザインのパターンは4つあり、そのパターンごとに価格が設定されています。それぞれの特徴をみてみましょう。
伝統柄 シンプルなデザインが特徴です。スタンプを使用しているので、短時間で仕上がることから価格も抑えられています。 引用画像:https://www.kersen.jp
ハイスタンダード柄 伝統柄に比べると、色数が増えたり少し手が込んでいます。 引用画像:https://www.kersen.jp
ユニーク柄 ユニーク「独特・独自」を意味します。ユニーク柄は、各ブランドのオリジナルの柄が特徴です。柄はスタンプだけでなく、色数も多く、絵筆による絵付もくわえられて手が込んでいます。伝統柄にくらべると作業時間が長くなるため、価格は伝統柄の1.5倍から2倍になります。 引用画像:https://www.kersen.jp
アート柄 スタンプはほとんど使われず、絵筆で多く絵付され、ユニーク柄よりもさらに手の込んだ芸術的要素も加わっています。バックスタンプとして各ブランドの刻印が入っています。伝統柄にくらべ絵付けに費やされる時間が長く、色使いもさらに多くなります。また、絵付け出来る職人が限られているので、価格は伝統柄の3倍以上といわれています。 引用画像:https://www.kersen.jp
ここからは各ブランドの特徴を見てみましょう!
1.ザクワディ・ツェラミチネ・ボレスワヴィエツ/Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC”
ポーランド食器の二大窯元の1つといわれています。テーブルウェア以外にも、他のブランドにはないガーデン用の陶器や、釉薬掛けのみの保存容器などがあります。社名に「ボレスワヴィエツ」という地名を入れることが許されているのはこの製造元だけです。
参考価格:1,932円
2.ツェラミカ・アルティスティチナ・ヴェナ/Ceramika Artystyczna VENA
芸術性を追求しているブランドで、スタンプだけでなく、絵筆で絵付けされたものが多くあります。絵画的なデザインにこだわり、洗練された美しさが魅力です。2003年に設立された比較的新しい会社ですが、ヨーロッパやアメリカで人気があり、最近では日本でもファンが急増しています。
引用画像:https://www.kersen.jp/hpgen/HPB/entries/8.html
参考価格:各1,944円
3.ツェラミカ・アルティスティチナ・ヴィザ/Ceramika Artystyczna WIZA
家族経営から始まった小さなブランドでしたが、今では伝統的なモデルから会社独自のデザインが人気となり現在120人以上が働いています。特徴として、丸みのあるぽってりとしたデザインで、厚みがあり、可愛らしい雰囲気が人気です。
引用画像:https://www.kersen.jp/hpgen/HPB/entries/7.html
4.ツェラミカ・ボレスワヴィエツカ・カリヒ/Ceramika Bolesławiecka Kalich
2001年に設立された新しいブランドの1つです。カラフルで現代的なデザイン、さらにポーランドの自然やフルーツなどの産物が絵付けされた、女性的なかわいらしさが特徴です。他にはない、スタンプによる細やかな絵付けがステキです。
引用画像:https://www.kersen.jp/hpgen/HPB/entries/272.html
5.ツェラミカ・ボレスワヴィエツカ・ミレナ/Ceramika Bolesławiecka Millena
ご夫婦で経営されているいます。こちらの大きな特徴は、細筆による柔らかい曲線やカラフルな暖色系の色使い。花やフルーツといった植物や、四季折々の自然を取り入れた絵柄が多くあります。代表的な絵付けは、丁寧に描かれたバラやベリー。もっともミレナらしいデザインと、人気の柄です。
引用画像:https://www.kersen.jp/hpgen/HPB/entries/298.html
6.ツェラミカ・アルティスティチナ/Ceramika Artystyczna
1950年に設立された、ザクワディ・ツェラミチネ・ボレスワヴィエツと並ぶ二大窯元の1つです。伝統とモダンをキャッチフレーズに、トラディッショナルなデザインからアーティスティックな芸術要素あるデザインまで、豊富なラインナップは5000種類にのぼります。
引用画像:https://www.kersen.jp/hpgen/HPB/entries/5.html
ポーランド食器の特集はいかがでしたか? それぞれのブランドをよく見ると、花柄ひとつにしても異なるデザイン、色使いなどそれぞれの特徴と魅力があります。可愛らしいデザインに魅了されてしまいますね!
テーブルコーディネーター・MIKA(愛知県名古屋市在住・中部支部担当) 夫の転勤で海外在住中、体調を崩し食生活の大切に気づきマクロビオテック経てRaw foodにたどり着く。 Raw foodを取り入れ劇的な体の変化を体感し、横浜の自宅サロンにてMika’s raw food recipeをスタート。 2016年には抗加齢学会(アンチエイジング学会)の抗加齢指導士の資格を取得。外見だけでなく内側から健康で美を目的とするレシピを考案し関東、東海地区でレッスンとイベントで活動中。 テーブルコーディネートでは食空間プロデューサーの山本侑貴子先生を師事、Dining&Style認定講師としてシニアインストラクター取得。 2017年東京ドームテーブルウェア・フェスティバル入賞 HP:https://www.mikarawfood.com/