皆様、こんにちは。テーブルライフコーディネーターのNAYUMIです。
全国的に紅葉が美しい季節になりましたね。
今回もこちらの展示場では秋をテーマにしたテーブルコーディネートを作成致しました。
紅葉を愛でるテーブルコーディネート
前回は黄色がメインカラーのテーブルでしたが、今回は「赤」が主役。
「自宅で紅葉鑑賞しながらお料理をいただく」というイメージでテーブルを作成しました。
うつわは漆器・木材・陶器・ガラスのものを。花器は木材とガラス、テーブルランナーは和紙、プレイスマットはリアルレザーと、色味を合わせつつも異素材のものを組み合わせてみました。
テーブルコーディネーターに大人気!紀州塗・島安汎工芸製作所のうつわ
テーブルコーディネーターが必ず1つは持っているほど人気の島安汎工芸さんの漆器アイテム。お取り扱いしている3つの漆器ブランドの中から今回は「Njeco汎」シリーズの花器2点と三段重をお借りしました。
【「Njeco汎」シリーズ】
紀州漆器の産地、世界遺産でもある和歌山県の熊野、中辺路では森林育成のために間伐作業が行われます。そこで生まれる間伐材を加工し、台形集成材(接着剤はホルマリンの含まれていないものを使用)を使用することによって、エコでありながら現代のライフスタイルに合うスタイリッシュなアイテムとして「Njeco汎」シリーズが生まれました。
こちらはガラスシリンダーの部分にお花を生ける「三本立花器」(正式名称)。3つのシリンダーがモダンなテーブルを演出してくれます。
両端に赤紅葉、真ん中には秋色の大きなお花を飾っています。
そしてこちらが「Njeco汎台形入子三段重箱無節」。節の無い材を厳選していることから「無節」という名前が付いています。
下段になるほど小さくなる形はとてもスタイリッシュ。テーブルに置くだけでアクセントになります。
入れ子式なので、コンパクトに収納できるのも嬉しいですね!
島安汎工芸製作所の歴史
日本四大漆器のひとつである「紀州漆器」。大正5年創業時の島安汎工芸製作所では塗師屋として椀やお盆・下駄などの仕上げ塗をしていました。
その後現代のライフスタイルに合わせ、表面の朱を研ぎ破る変わり塗の「根来塗」、明るい白漆を基調にした「Neo Japanesque汎」、世界遺産「熊野」ヒノキのエコ漆器「Njeco汎」の3つのシリーズを軸に、気軽に普段使いできる食器やお弁当箱、インテリアアイテムを多数生み出しています。
私もこちらの漆器は以前から愛用しており、今回この機会に私物の一部(長角敷板と銀彩小吸物椀)も一緒に使わせていただきました。
長い年月を伝統を守り続けながらも、さまざまな改革や変遷を経て進化していく島安汎工芸製作所のうつわ、今後も注目していきたいと思います!
株式会社 島安汎工芸製作所 〒642-0022 和歌山県海南市大野中507-1 TEL : 073-482-3361 FAX : 073-483-2079 ◆HP:https://www.shimayasu.com/ ◆Instagram:https://www.instagram.com/shimayasuhankougei/ ◆Facebook:https://www.facebook.com/shimayasuhankougei/
◆他コーディネート使用アイテム◆ ・カップ:まるせ窯(丹波焼) ・豆皿:座主窯(宮城県) ・プレート:展示場でお借りしたもの ・角皿に載せたショットグラス:スガハラガラス(sghr) ・テーブルナプキン:アレクサンドル・チュルポー ・プレイスマット:リアルレザーをそのままカットしたもの ・テーブルランナー:越前和紙
テーブルコーディネーター NAYUMI
うつわコンサルタント/多国籍料理研究家/ベジフルビューティーアドバイザー
大学卒業後、就職をきっかけに海外生活開始。自身の仕事や留学、夫の転勤で、これまで6か国(シンガポール・フランス・トルコ・イタリア・ペルー・メキシコ)で生活。語学・料理・異文化を学ぶ。日本在住中に食空間プロデューサー・山本侑貴子氏に師事し、テーブルコーディネートインストラクター資格を取得。テーブルコーディネートレッスン、お料理レッスン、うつわのコンサルティング、ディスプレイ、商品撮影、作家・窯元取材、コラム執筆など多方面で活動。2019年テーブルスタイリングフォトコンテスト最優秀奨励賞受賞をはじめ複数コンテスト入賞。現在小学生の2児の母。
Instagram : @belmomentodinayumi
協賛企業:旭化成ホームズ 幕張展示場 フレックス(G3B) 千葉県千葉市花見川区幕張町5-417-7 幕張ハウジングパーク内 043-213-6151