食器洗いにはコツがある~時短・節水になる食器の洗い方とは

食器洗いにはコツがある~時短・節水になる食器の洗い方とは

だれもが食後にやる「食器洗い」。何でも食洗機に入れていませんか?実は食器洗いにもコツがあるのです。そこで今回は、時短かつ節水にもなる食器洗いのポイントをお伝えします。

1.食器を洗う前にやるべき事

食器を仕分ける:食器を汚れのひどいものとそうでないものを素材別に分ける。
仕分けることで、洗う順番が決まります。
汚れを落とす:ご飯などのでんぷん汚れは、水に漬けおき、油汚れはキッチンペーパーやゴムべら等で拭き取りましょう。
食器洗いのポイントは、汚れを広げない、残さない(乾燥させない)ことなので、汚れのついた食器を重ねるのは、汚れを広げることになるのでやめましょう。

2.食器洗いには順番がある

食器洗いには順番があります。ぜひ以下の順序で洗ってみましょう。

①グラス、コップ類:繊細で割れやすいグラス類は最初に洗います。
②大きいもの:鍋や大皿など台所のスペースをとるものは先に片づけます。
③小さいもの:水に浸けておいた茶碗、箸などを洗い、水切りかごに置いていきます。その際、重ねないようにしましょう。重ねると底に水が溜まり、乾きが遅くなります。
④油がついたもの:最後に油がついた食器を洗い、シンクを洗います。ちなみに、水切りかごは水受けがシンクに直接流れる、傾斜がついているものが便利です。
(出典https://www.dinos.co.jp/p/1290400322/?id=002002002011___1519393

食器洗いの順序は、「大きなもの⇒小さなもの/汚れが少ないもの⇒多いもの」が鉄則です。このルールを守ると時間も短縮され、節水にもつながります。試してみてくださいね!


【アイテム別洗い方&注意点】

○ガラス器

・柔らかいスポンジなどで優しく洗い、最後にぬるま湯にくぐらせると水切りが良くなります。
・吸水性の高い綿や麻布で拭き、さらに別布で磨きます。水気を残したまま自然乾燥すると曇りの原因になります。
・ガラス器の曇りや茶渋を取る方法
レモン汁や酢、レモンの輪切りに塩をつける、グラスに細かく砕いた卵の殻と水を入れて洗う。重曹をつけたススポンジで洗うなど様々な方法があります。私はワイングラスの曇りを取る際に、塩素系漂白剤を数滴グラスに垂らし、水をグラスにためて10分以上放置しています。そうすることで底の曇りがスッキリとれてクリアになりますよ!

○カトラリー

・汚れは、ぬるま湯に15分ほどつけておくと取れやすくなります。
・洗う時は中性洗剤で洗い、研磨剤の入ったクレンザー、酸素系の漂白剤の使用は傷をつけるので厳禁です。
・洗浄後はお湯か水ですすぎ、乾いた布で拭き取ります。ハンドルが木やプラスチックの製品などは隙間に水気が入りやすいのでしっかり乾燥させましょう。サビの原因になります。

○漆器

・台所用洗剤を使い柔らかなスポンジで洗い、乾いた布で拭き取るだけでOKです。たわしや研磨剤のついたスポンジは表面を傷つけるので使わないようにしましょう。

漆器(だけに限らないのですが)にとって最大の敵は水道水に含まれている「カルキ」です。乾いたときに白く見える見栄えの悪さだけでなく、ミクロな視点で見ると表面を”浸食”すると言われており、丁寧に拭き取ることでこれを防ぐことができます。


いかがでしたか?食器洗いはちょっとしたコツをつかむだけで効率よく済ますことができ、節水にもなるのです。また、食器別の洗い方を知っておくと、食器を傷めず長く愛用することができるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

[取材・編集 テーブルライフ編集部 Chiaki]

Chiaki(粟村千晶)
テーブルウェアスタイリスト&整理収納アドバイザー
一般社団法人テーブルウェアスタイリスト連合会認定プロフェッショナルテーブルウェアスタイリスト・食空間コーディネーター3級・整理収納アドバイザー1級。
このコラムでは、テーブルコーディネートの専門知識や現場でのコーディネート経験をいいかして、おすすめのうつわ紹介から食器収納のアイデアまで幅広い情報を発信していきます。
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