日本ではまだ珍しいトロヤン陶器
皆さま、こんにちは。テーブルライフプランナーのNAYUMIです。
桜の時期も終盤に入り、初夏の訪れを感じる季節となりましたね。
そんな中今月もヘーベルハウス幕張様にてダイニングコーディネートさせていただきました。
今回お借りした食器はブルガリア・トロヤン陶器。
日本ではまだ馴染みの薄いこちらの陶器、その起源はブルガリア帝国が建国された7世紀末ごろまでさかのぼります。
その間トラキアや古代スラブ、ビザンチン、中央アジア文化の影響を受け、独自の作品を生み出しました。
トロヤン地方はブルガリアの中央部・バルカン山脈の山間に位置するエリア。
ここで採れる粘土質の良さから陶器の生産が盛んに行われてきたそうです。
特徴は赤い粘土質とマーブル模様。
この模様は絵の具を落として串で伸ばして描く独特の技法で、ブルガリア語で「トロヤンスカ・カプカ(トロヤンの雫)」と呼ばれます。
手作業のため全てが1点もの。素朴なのに温かみのある美しいデザインです。
今回数種類あるカラーの中から選んだのはグリーンの食器。グリーンの他、イエロー・ブルー・ホワイトのマーブル模様が大変美しく、まさに今の季節にピッタリな色合い!
テーブルフラワーはブルガリアの国花でもあるバラを飾りました。
またテーブルランナーもブルガリア伝統の織物であるナショナルクロスを使用しています。
食器協力はこちらの会社
今回こちらの食器をお貸ししてくださったのはトロヤン陶器をはじめブルガリア雑貨を取り扱っている、有限会社シュウワールドトレーディングさん。
代表取締役の近藤周さんは1990年にブルガリア及び東欧雑貨の輸入商社として会社を設立されました。
「日本とブルガリアの友好」をモットーにブルガリアの人々の生活などを多くの人に知っていただきたいという思いから、トロヤン陶器その他の小売店舗への卸業務に加えて各種イベントでの直販などを通じ、ブルガリアの魅力をお伝えしています。
なお、こちらの食器は近日弊社より販売予定ですのでお楽しみに!
こちらのコーディネートは5月中旬まで展示しておりますので、お近くの方は是非足を運んで実際にお手にとっていただけますと幸いです。
テーブルライフプランナー・NAYUMI
大学卒業後、外資系航空会社就職をきっかけに海外生活開始。結婚後も日本と海外を行き来しながら、これまで世界5か国(シンガポール・フランス・イタリア・トルコ・ペルー)で生活、語学・料理・異文化を学ぶ。帰国後は食空間プロデューサー・山本侑貴子氏に師事し、テーブルコーディネートのインストラクター資格を取得。現在は住宅展示場でのテーブルコーディネートやテーブルコーディネートレッスン、コラム執筆など食空間プロデュース活動を行っている。また7歳・6歳、2人の女児の母でもある。
ブログ:http://ameblo.jp/amaroneamarone/
Instagram:belmomentodinayumi
協賛企業:旭化成ホームズ 幕張展示場 キュービック(Lハットモデル) 千葉県千葉市花見川区幕張町5-417-7 幕張ハウジングパーク内 043-274-8331
※その他の協賛企業(食器棚でのディスプレイをして頂いております)
(株)大慶 有田焼八右衛門窯
寿山窯 (有限会社 丸仙化学工業所)