愛知県にある「浮世絵と陶磁器」の美術館 「マスプロ美術館」がリニューアル
2020.10.30
「浮世絵と陶磁器」の美術館 マスプロ美術館(所在地:愛知県日進市浅田町上納80番地)は、この度、浮世絵「横浜開化絵」「東京開化絵」と、「マスプロ電工と端山孝のあゆみ」コーナーのリニューアルをしました。
浮世絵は、今から100年以上前に描かれた幕末から明治初期の浮世絵を公開し、陶磁器は、美濃・瀬戸・有田を展示しています。
詳細URL : https://www.maspro.co.jp/museum/
VR画像 URL: http://smart360.jp/u/YnZkQpKm/
■主なリニューアルポイント
「横浜開化絵」
2019年の「横浜開港160年」を記念して、横浜の歴史が分かるように「横浜開化絵」を、幕末から明治にかけて変わりゆく情景を時の経過になぞられて展示しました。
「東京開化絵」
「東京開化絵」で描かれている場所は、現在の東京のどの辺りだろう?という疑問から「東京開化絵」をより分かり易く見ていただくために、“東京都の区”ごと分けて展示しました。
「マスプロ電工と端山孝のあゆみ」
このコーナーは当社の創業者である端山 孝が築き上げたマスプロ電工の半世紀にわたる事業発展の歴史を展示しています。
この度、IoTソリューション機器(RFID・LPWA)・セキュリティー機器などを、実際に触って体験していただくコーナーを設けました。マスプロ電工の“これから”をご覧いただけます。
■浮世絵
「浮世絵コーナー」は、今から100年以上前に描かれた幕末から明治初期の浮世絵を約2000点所蔵、常時約600点を展示しています。
だれもが歴史の教科書で一度は見たことのある浮世絵があり、当時の生活スタイルが描かれたものが多いので、現代との違いを見ていただけると興味深くご鑑賞いただけます。
「横浜開化絵」
開港をきっかけとして新しく造られていった横浜の街や、外国人たちの容姿や生活など、変わりゆく横浜を描いた浮世絵を時代ごとに3章に分けて展示しています。
多くの作品のなかでも、開港から間もない横浜港を描いた、歌川貞秀の「横浜交易西洋人荷物運送之図」は、当時の交易の様子がとても具体的で見応えがあります。躍動感溢れる「横浜開化絵」を代表する作品です。
幕末から明治に至る変革の時代を感じとっていただければと思います。
「東京開化絵」
東京都の区ごとに分けて開化絵を展示しています。
明治時代に実際に刷られた東京の地図を元に編集した「140年前の東京ガイド」で、「開化絵」の場所を確認できます。当時の東京を観光する感覚でご覧いただけます。
明治当初の東京・銀座の資生堂を描いた、広重(III代)の「東京名所寿留賀町三ツ井店両側富嶽眺望之図」は、文明開化の様子を身近に感じることができます。
「地方開化絵」
南は肥後熊本から北は北海道まで、各地の名所・名産・名物を紹介しています。
世界遺産にも登録された富岡製糸場を描いた、竹葉の「上州富岡製糸場之図」や、日本三代祭のひとつ大阪天満宮の天神祭を描いた、歌川貞秀の「浪速天満祭」は多くの舟が行き交う水上渡御、奉納花火の様子を身近に感じることができます。
「江戸期美人画」
江戸時代の日本で活躍した浮世絵師、東洲斎写楽、喜多川歌麿、鈴木春信などの作品があります。
なかでも歌舞伎役者絵師で有名な、写楽の「中山富三郎の宮城野」は雲母摺り(雲母という石を砕いて摺ってあるもの)ですから、現在もご覧になるとキラキラしているのが分かります。
■古陶磁器
猿投陶器から技術伝承された地元の瀬戸、美濃の古陶磁や、有田などの古磁器を約80点展示しています。
また、歴史的にも大変貴重とされる青磁輪花茶碗「鎹(馬蝗絆)」があります。
■マスプロ電工と端山孝のあゆみ
当社が得意とする高周波技術を利用した新しい分野での製品に触れ体験できるコーナーになっています。
RFID体験コーナーでは、実際にRFIDアンテナを使ってボールに貼ったRFタグの読取りを体験していただけます。また、LPWA体験コーナーでは、美術館に複数置かれた温湿度センサーの情報をデータ閲覧サービスMASPRO IoT Cloud Service(SG)で実際に確認できます。また、館内に設置した端末を探しながら、クイズに答えてプレゼントをもらう企画などお楽しみいただけます。セキュリティー機器体験コーナーでは、機器の操作や設定など体験でき「簡単セットですぐ映る」を実感していただけます。
■マスプロ美術館概要
開館日 :マスプロ電工営業日
開館時間:9時~17時(入場は閉館の30分まで)
休館日 :土・日・祝(ただし第2、第4日曜日は開館)
入館料 :一般 ¥500
学生 ¥250