珠洲焼のふるさと石川県珠洲市で『奥能登国際芸術祭2020+』開催!
珠洲焼は、中世日本を代表する焼き物のひとつです。珠洲焼は、須恵器の系統を継ぎ、粘土紐を巻き上げ、叩きしめて成形を行い、還元焔燻べ焼きで焼き上げます。無釉高温のために、灰が自然釉の役割を果たすことが多く、幽玄ともいえる灰黒色の落ち着いた美しさを醸し出します。
珠洲焼
珠洲焼を使ったアート作品を含めて、9月4日から石川県珠洲市において『奥能登国際芸術祭2020+』が開催されています。16の国と地域から53組のアーティストが参加し、中国の第一の陶都・景徳鎮の磁器と中世日本を代表する焼き物だった珠洲焼を混在させ、大陸との交流や文化のあり方を問う作品(リュウ・ジャンファ『漂移する風景』)や、珠洲焼をめぐるモノとヒトの営みに迫った映像作品(カン・タムラ『珠洲(16mm)』『珠洲(デジタル)』)などが展示されています。
リュウ・ジャンファ
『漂移する風景』
2017年の第一回芸術祭では、あたかも海から流れ着いたかのように見附島近くの海岸に並べられたが、現在は珠洲焼資料館に場所を移して恒久設置されている。
カン・タムラ
『珠洲(16mm)』『珠洲(デジタル)』
16ミリフィルムカメラとデジタルビデオカメラで、珠洲焼をめぐるモノとヒトの営みに迫った作品。珠洲焼をとおして浮かびあがる土地の文化的な記憶が、アナログとデジタルを組み合わせた「感覚民族誌」の手法で表現される。
【珠洲市立 珠洲焼資料館】
住 所 川県珠洲市蛸島町1-2-563
開館時間 9:00-17:00
休 館 日 月曜日、国民の祝日に関する法律に規定する休日の翌日、12月29日~1月3日
電 話 0768-82-6200
入 館 料 一般330円(団体220円)
小中高生160円(団体110円)
※団体は20名以上
公式ホームページ https://www.city.suzu.lg.jp/suzuyaki/
※奥能登国際芸術祭2020+の開催期間中は、奥能登国際芸術祭2020+作品鑑賞パスポートの提示、またはパスポートをお持ちでない場合でも個別鑑賞券(一般300円)で入館いただけます。
【奥能登国際芸術祭2020+】
■開催概要
会 期 2021年9月4日(土)-11月5日(日) *
時 間 9:30-17:00
休 館 祝日除く木曜日(一部作品を除く)
会 場 石川県珠洲市全域(247.20km²)
主 催 奥能登国際芸術祭実行委員会
参加アーティスト 16の国と地域から53組(うち新作47組)
公式ホームページ https://oku-noto.jp/
* 石川県内のまん延防止等重点措置の度重なる延長を受け、作品の公開範囲を限定した開催が長く続いたことから、当初10月24日までの予定が、11月5日まで会期が延長されました。
■作品鑑賞パスポート
会期中、作品鑑賞パスポートの提示ですべての作品(イベント除く)をご覧いただけます。
前売券 一般:2,500円、大学生:1,000円、小中高学生:300円
当日券 一般:3,000円、大学生:1,200円、小中高学生:500円
※作品会場へは、パスポートに名前を記名した本人さま1回のみ有効です。
※再発行、払い戻しはできません。
■お問合せ先
奥能登国際芸術祭実行委員会事務局
TEL:0768-82-7720(8:30〜17:00、土日祝は除く)
E-mail:info@oku-noto.jp