こんにちは。
テーブルライフ編集部 スタッフです!
今回は、テーブルウェア・フェスティバル2024のレポートです。
テーブルコーディネーターであるスタッフが、実際に足を運んだ様子をいち早くお届けします。
うつわ好きでまだ行ったことがない方は、ぜひ参考にして欲しいです!
テーブルウェア・フェスティバルとは
テーブルウェア・フェスティバルとは、1993年に始まった国内最大級の食器の祭典。
約1週間の会期中には、
・国内外の食器関連のブースの展示・販売のほか、
・著名人や一般公募の入賞者によるテーブルコーディネートの展示、
・毎日開催される食器関連の講座
など、食器に特化した他にはない規模のイベントです。
開始から約30年は東京ドームで開催、1週間でおよそ20万人の集客がありましたが、
ここ数年は東京ドームの改修に伴い東京ドームシティ内の施設に変更。
会場が狭くなったことにより規模が縮小されていますが、それでも約100のブースが出展。
コーディネート展示や企画が充実している、うつわ好き必見のイベントです!
【開催概要】
日時:2024年11月28日(木)~12月4日(水)10:00~18:00
会場:東京ドームシティ プリズムホール(東京都文京区後楽1-3-61)
公式サイト:https://www.event-td.com/tableware/2024/
入場料::当日券 1,800円
(大人1名様につき、小学生以下4名様までは無料)
★チケットの購入方法はこちら https://www.event-td.com/tableware/2024/ticket/
テーブルウェア・フェスティバル2024の見どころポイント4つを紹介します
1.輪島塗の魅力を知る
今年は、石川県・能登の地震、大雨災害の復興応援企画として、輪島塗の展示・販売企画が開催。
そのため、例年よりも漆器の品ぞろえがとても充実しています。
漆器を使ったテーブルコーディネート展示もあり、お正月などハレの日のおもてなしの参考になります。
今年ならではの企画として「漆器マリアージュ」コーナーが開設。
輪島塗でさまざまなフレーバーの能登ジェラートを味わうことができます。
私も、ピスタチオとリコッタチーズと3種のナッツを選び、キリモトさんの小さめのうつわでいただきました!
冷たいジェラートが盛り付けられた漆器は、
軽くて、ジェラートの冷たさを手に感じず、持ち上げて使うのにぴったり!
特に良かったのが、漆のスプーン。
口上がりが良くなめらか、金属とは違う漆器ならではのあたたかみを実感しました。
見るだけでなく、触って使って、あらためて輪島塗の良さを感じることができたひとときでした。
ちなみに、飲食コーナー内には、春夏秋冬の季節ごとのお椀の展示コーナーも併設。
ジェラートを堪能した後は、美しいお椀の蓋の柄を眺めることができます。
2. 冬の室内で陶器市体験!さまざまなジャンルのうつわに出会えます
冬は陶器市のオフシーズン。
テーブルウェア・フェスティバルでは、日本全国の焼き物産地のうつわが一堂に会します。
いつか行きたいと思っていた遠くの産地の焼き物や、
オンラインショップで気になっていたうつわの現物を見ることができるのは嬉しいですね。
作り手の方との会話を楽しみつつ、あれこれなやみながらうつわ選びができるのは、まさに陶器市!
しかも、海外ブランドの食器やアンティーク、骨董まで幅広いジャンルのうつわが1か所で購入できるのはとても便利!
これまで使ったことがないうつわとの出会いや海外の焼き物は見るだけでも楽しいですよ。
3.年末年始やおもてなしのお買い物がここで完結
テーブルウェア・フェスティバルの出展者は、うつわのお店が大半。
しかし、テーブルクロスやナプキンリングなどテーブル小物を扱うお店もあります。
そのため、うつわと合わせてそろえることができるのが魅力です。
しかも、比較的リーズナブルなのでまとめ買いにも最適!
私も掘り出し物や、ここでしかない面白い小物を探すのを毎年楽しみにしています。
うつわや好きさんはもちろん、料理やスイーツの教室をしている方、ホームパーティーをよくやる方にもおすすめしたいイベントです。
4.豊富なテーブルコーディネート展示・暮らしのアイデアを見つける
このイベントの見どころの1つは、豊富なテーブルコーディネート展示。
うつわが欲しいけど、手持ちのうつわと合うのか分からない、
おもてなしのテーブルがいつも同じになってしまう…
そんな、うつわ使いのお悩みやインテリアのヒントにもなるアイデアがたくさん見つかります。
私がテーブルウェア・フェスティバルに行く目的は、
「コーディネート展示を見るため」といっても過言ではありません。
食器を売るイベントはたくさんありますが、コーディネート展示が充実しているイベントはあまりないのでとても貴重。
コーディネート展示を見ることができるのは主に以下の3つの場所です。
① コンテスト入賞者のコーディネート
毎年開催される、テーブルコーディネートのコンテスト。
テーブルの上だけでなく、壁も含めたトータルコーディーネートの展示なので、家でのおもてなしの参考になります。
今年のコンテストのテーマは、「冬の心地よいひととき~Cozy winter table~」。
まさにこれから迎える年末年始のコーディネートに使えるアイデアが満載でした。
例えば、うつわの色の組み合わせや季節にあった小物使いなど。
写真は、クリスマスシーズンにコーヒーを愉しむテーブル。
各テーブルに松ぼっくりを入れたグラスを入れて季節感を出しています。
また、切り株のようなプレートにフェイクグリーンをあしらってナチュラルに。
カジュアルな雰囲気のテーブルは、ふだんの朝食や休日のブランチなどの参考になりそう!
② 企画展示ブース「日本の器を訪ねて」
日本のさまざまな焼き物産地の展示ブースでも、各窯元やブランドの食器を使ったコーディネートを販売コーナーの中に見ることができます。
トレイに並べられた1人分のコーディネート例など、すぐにおうちでまねできそう。
展示で使われている商品をそのまま買ってしまいたくなります。
また、洋食器ブランドの上質でエレガントな展示も必見!
クリスマスやお正月にふさわしい華やかなコーディネートは憧れます。
③ 各店舗の展示
一部のうつわ店では、ディスプレイとしてコーディネート展示をしています。
うつわの特徴を知っているお店の方やテーブルコーディネーターさんが手がけたコーディネートは、とても実用的。
ふだんの食事の時に、こうすればいいのか!というアイデアを見つけることができます。
私はテーブルコーディネーターでもあるので、業務の参考にたくさんのコーディネート画像を撮影しました。
以下一部を紹介しますね。
◆参考にしたい素敵なテーブルコーディネート例
・入賞者展示より
冬の時期にピッタリなクリスマスカラーで統一されたスタイリッシュなコーディネートです。
個性的なお鍋の蓋と、壁のアートがリンクしているのがいいですね。
展示には、壁も含まれており、インテリアの参考にもなりますよ。
和食器を使った、ブッフェスタイルのコーディネート。
おうちでおもてなしをしたいけど、どのようにしていいのか分からない…
そんな時には、あらかじめ前菜などをセットしてゲストにとってもらうスタイルもいいですね。
自宅でホテルのような雰囲気が楽しめて、盛り上がりますよ。
・三川内焼のブースより
三川内焼と言えば、美しい染付のうつわの数々。
ブルー&ホワイトで統一された食卓は、どんな季節にも応用できるコーディネートです。
青は食器でよくある色なので、ご自宅にある染付や印判を使って、再現してみるのもいいですね。
三川内焼では珍しい、赤いうつわを使ったコーディネート。
洋風のテーブルクロスに並んだ赤系の和食器は、クリスマスにもぴったりですね。
タッセルのようなナプキンリングも素敵です。
・奥田章さんのブース
信楽で作陶している奥田章さんのブース。
ここ数年、奥田さんのブースでは、一部のディスプレイをテーブルコーディネートさんが手がけています。
写真では、シックなブラック・ブロンズカラーのうつわにもみの木のブーケや紙で作ったナプキンリングなど小物使いが光ります。
・カガミクリスタルのブース
紅白でまとめた、お正月のコーディネート。
ガラスを複数使いすることで、テーブルが軽やかな雰囲気に。
水引のナプキンリングもいいアクセントになっています。
うつわ探しはテーブルウェア・フェスティバルで決まり!
和食器からアンティークまで都心でさまざまなうつわに出会いましょう
テーブルウェア・フェスティバルは、うつわを見てさわって、作り手さんとのコミュニケーションを楽しめるうつわの一大イベントです!
東京ドームに比べれば、出展数がかなり減ってしまいましたが、
これほど幅広いジャンルのうつわが1箇所で見ることができるイベントは、他にないのではないでしょうか。
また、なんといってもコーディネート展示が充実。
ふだんあまり使っていないうつわも、こんな感じで使えばいいんだ、
こんな色の組み合わせも素敵!など
帰宅したら試してみたくなるヒントが満載です。
うつわ好きさんなら、何日も通いたくなること間違いなしです。
かなり歩くので、歩きやすい服装でお出かけくださいね!