【2026】萩焼まつり完全ガイド:GWは山口・萩の城下町へ。使うほどに育つ「一生もの」を求めて

山口県北部に位置する、美しい城下町・萩。
江戸時代の風情を色濃く残すこの街が、一年で最も活気づく時期に開催されるのが、西日本最大級の陶器市「萩焼まつり」です。
400年以上の歴史を持ちながら、現代の食卓にもしっくり馴染むモダンな作品が増えている萩焼。

今回は、うつわ専門メディア「テーブルライフ」が、萩焼の基礎知識から、陶器市を賢く巡る攻略法、そして立ち寄りたい観光スポットまで、その魅力を余すことなくお届けします。

「萩焼まつり」とは?|街全体がうつわの舞台に

会場の1つである明倫学舎(公式HP


「萩焼まつり」は、山口県を代表する伝統的工芸品である萩焼を、より身近に感じ、作家と直接交流できる年に一度の祭典です。

かつては一箇所の大規模会場で開催されていましたが、現在は「萩市民館」や「萩・明倫学舎」といった特設会場と、市内に点在する各店舗・窯元を巡る「周遊型イベント」として進化を遂げています。

新緑がまぶしい季節、白壁の町並みを歩きながら、自分だけの一皿を探す時間は、まさに「宝探し」のような贅沢なひとときです。

萩焼の魅力とは?「七化け」についても知っておこう!

萩焼まつり公式Instagram

うつわ選びを始める前に、萩焼がなぜこれほどまでに人々を惹きつけるのか、その理由を知っておきましょう。

使うほどに表情を変える「萩の七化け」

萩焼の最大の特徴は、「萩の七化け(ななばけ)」と呼ばれる経年変化にあります。
萩焼の土は非常に粗く、表面には「貫入(かんにゅう)」という細かいヒビが入っています。
使い込むうちに、ここにお茶や調味料などの色がゆっくりと染み込み、うつわの艶や色合いが深く、味わい深く変化していくのです。

「買った時が完成ではなく、使いながら自分だけのうつわに育てていく」
このプロセスこそが、萩焼を「一生もの」と呼びたくなる最大の理由です。

「一楽二萩三唐津」の格式とモダンな進化

古くから茶の湯の世界で「一楽二萩三唐津」と称され、抹茶茶碗の格付けにおいて非常に高い評価を受けてきた萩焼。
その気品あるうつわは、現代の作家たちにも受け継がれています。

しかし、最近では伝統的な「枇杷色(びわいろ)」や「白萩」だけでなく、パステルカラーの釉薬を用いたものや、モノトーンのスタイリッシュなデザインなど、現代のマンションライフや洋食のテーブルコーディネートにも映えるモダンな作品が数多く登場しています。

萩焼まつり開催概要

萩焼まつりに行く前に、最新のスケジュールや会場を確認しておきましょう。

【萩焼まつり概要】
開催期間:2026年5月1日(金)〜5月31日(日)
※メイン会場(特設会場)での出店は例年5月1日〜5月5日の5日間に集中します。
開催時間:9:00 〜 17:00(会場により異なります)
場所:
メイン会場:萩市民館、萩・明倫学舎
サブ会場:萩市内一円の各店舗・各窯元
公式サイト:https://hagicci.or.jp/hagiyakimaturi/
公式Instagram:https://www.instagram.com/hagiyakimatsuri/

■アクセス
電車:JR山陰本線「東萩駅」から徒歩またはバスで約10〜15分(メイン会場まで)
バス:JR新山口駅から特急バス「はぎ号」で約60〜90分
車:中国自動車道「美祢東JCT」〜絵堂IC経由で萩市内へ
※期間中は臨時駐車場が設置され

★うつわ旅を楽しむコツ
〇期間中は市内を巡る無料シャトルバスが運行されることが多いため、車を置いてバスやレンタサイクルで移動するのもおすすめ!
〇萩焼まつりとともに、城下町散策も楽しむ:周辺の観光スポットや飲食店をあらかじめチェックするとスムーズです。
〇オンライン開催は15日まで:買い足しや現地に行けない方は活用しましょう!

賢く・お得に!萩焼まつり「3つの攻略法」

山口県観光サイト「おいでませ山口」より

広い萩の街を効率よく、そして納得のいく価格で楽しむためのポイントを伝授します。

① 「DMハガキ(デジタルクーポン)」を活用

公式サイトから事前に登録できる「DMハガキ」を持参すると、参画店舗での購入時に10%OFFになったり、豪華な景品が当たる抽選に参加できたりと、うれしい特典が満載です。

② 「特別ご奉仕品」と「アウトレット」を狙う

まつり期間中は、通常価格より20%〜50%OFFになる商品が目白押しです。
特におすすめなのが、窯元が出す「アウトレットコーナー」。
プロの目から見ればわずかな焼きムラがある「B級品」でも、家庭で使う分には全く問題なく、むしろ唯一無二の「個性」として使いたくなるものばかり。憧れの作家さんの作品が驚きの価格で見つかるかもしれません。

③ 「萩焼コンシェルジュ」を味方につける

「どのお店から見ればいいか分からない」と迷ったら、特設会場にいる萩焼コンシェルジュへ相談しましょう。
「朝食のワンプレートに合うお皿が欲しい」「ギフト用に5,000円以内で探している」など、具体的な要望を伝えると、ぴったりの窯元を提案してくれます。

テーブルライフおすすめの萩焼「松光山栄光」

テーブルライフでは、松光山栄光(しょうこうざんえいこう)さんのうつわを扱っています。
「現地へ行けない……」「現地で見たあのうつわが欲しい!」
そんな方はテーブルライフオンラインストアもチェックして下さい。

松光山栄光/青萩釉/菊鉢

深みのあるブルーが美しい菊型の鉢。
萩焼らしい厚めの釉薬は、色ムラがあり手仕事のいい味わいがあります。
花びらのデザインは凹凸があり、デザインとして美しいだけでなく、手にフィットし出し入れや配膳もしやすいです。
色違いもあり、バラでコーディネートしても素敵ですよ!

萩焼/松光山栄光/粉引紫 しのぎポット

側面にレリーフが施された、オブジェのようなおしゃれなポットです。
丸みがあるため、茶葉が対流し、お茶の味がしっかり出ます。
たっぷりサイズなので、日本茶だけでなく、紅茶にも使えそう。
ややモダンなデザインなので、洋食器と組み合わせて使うのもいいですよ。

萩焼/松光山栄光/青萩釉/面取マグカップ

先ほど紹介したポットとセットで使いたい、表面のレリーフ(面取り)が美しいマグカップです。
レリーフがあることで、釉薬の色ムラや陰影が際立ち、唯一無二の味わいがあります。

また、持ち手が広いため、片手で持ち上げやすく実用性にもすぐれています。
釉薬が厚めに施されていることで、口当たりがいいので、日常的に使いたくなりますね。

萩焼/松光山栄光/粉引釉/菱形輪花皿

フリルのようなリムが特徴の菱形のうつわ。
2色に掛け分けられているのがいいですね。
少し変わった形のうつわは、テーブルのアクセントになるので、1つあると重宝します。

焼き魚やお寿司など和食はもちろん、ケーキやバゲットサンドなど洋食にも使えるのがいいですよ。
また、スタッキングしやすいので、複数枚そろえるのも素敵です。色違いもあります。

萩焼/松光山栄光/青萩釉/しのぎ角鉢

リムに施されたライン(しのぎ)が特徴の角鉢です。
深さがあるので、煮物など汁気のある料理をたっぷりと盛り付けることができます。

また、焼きそばやサラダなど取り分け用のおかずに使うなど、いろいろ活躍しますよ。
リムが広いことで、中央の食材が映え美味しそうに見えます。

うつわ探しだけじゃない!城下町・萩を満喫しよう

萩の魅力はうつわだけではありません。散策の合間に訪れたいスポットをご紹介します。

夏みかんの香りに包まれて
5月の萩は、ちょうど夏みかんの花が咲き始める時期。街中が白く小さな花で彩られ、甘く爽やかな香りに包まれます。
この香りは「かおり風景100選」にも選ばれている、萩の初夏の風物詩です。

フォトジェニックな「菊屋横丁」
なまこ壁の美しいコントラストと、屋根越しにのぞく夏みかんのオレンジ色。
時代劇のセットのような町並みはここならでは、うつわ探しの合間にぜひ訪れましょう!
どこを切り取っても絵になる風景が広がっていますよ。
★菊屋横町についてはこちら

古民家カフェでのひととき
散策に疲れたら、萩焼の器でコーヒーを提供してくれる古民家カフェへ。
実際に手に取って使ってみることで、自宅での使用イメージがより具体的に湧いてくるはずです。

「萩焼まつり」で長く使える素敵な萩焼に出会いませんか

お気に入りのマグカップやお茶碗がひとつあるだけで、朝のコーヒーや夕飯のひとときが驚くほど豊かになります。

萩焼まつりは、萩焼の産地ならではの充実の品ぞろえが魅力です。
しかも、おまつりならではのお得な価格や特典も盛りだくさん!

さらに、会場は城下町として知られる・萩。
白い壁が続く風情ある町並みを散策しながら、うつわ探しができるのは、萩焼まつりだからできる醍醐味です。
うつわ好きだけでなく、歴史好きの方も楽しめますし、何より観光地としても見どころがたくさんなのです。

春の陽光と夏みかんの香りに包まれて、あなたの毎日を彩る、世界にひとつだけの萩焼を探しに出かけませんか?
今年のゴールデンウィークは、ぜひ山口・萩へ行ってみましょう!

ライターからの一言(テーブルライフ編集部)
筆者も愛用している「天龍窯」のうつわは、非常にスタイリッシュで現代の食卓に溶け込みます。
皆さんも、自分だけの「推し窯元」を見つけてみてくださいね!

テーブルウェアフェスティバルの天龍窯さんのブース