【陶器市(陶器まつり)特集】秋の砥部焼きまつり【11/4・5開催】

240年の節目を迎えた砥部焼の魅力を満喫!
伝統と現代がコラボする新らしい砥部焼に出会える機会

【陶器市(陶器まつり)特集】秋の砥部焼きまつり【11/4・5開催】

砥部焼とは

安永4年は、西暦でいうと1775年。愛媛県伊予郡砥部町の「砥部焼」は、今年で240年という節目を迎えました。白磁・染付・青磁・天目(鉄釉)の4種類は、国の伝統工芸品として指定されています。
240年の歴史国に伝統工芸品。なんだかとても敷居の高い陶器のように感じますが、そんなことはありません。砥部焼の魅力は、日常的に使える身近な陶器であることです。
割れにくくて、長持ち。しかも、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく……ちょっと分りづらいかな? 「食べ物や飲み物の風味を損なうことなく、おいしくいただける陶器」と思っていただければといったところです。

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写真出典:砥部町観光協会(砥部町地域振興課内)ホームページより


秋の砥部焼まつり

そんな砥部焼の窯元が一同に会するのが、2017年11月4日(土)、5日(日)の2日間にわたって開催される「秋の砥部焼まつり」です。会場は砥部町陶街道ゆとり公園、開催時間は11月4日が午前9時から午後5時、5日が午前9時から午後4時までとなっています。

秋の砥部焼まつり(ポスター)

「秋の砥部焼まつり」ホームページはこちら。
http://www.tobe-kanko.jp/news/2014/09/000123.html

今回は63軒もの窯元が出店予定。伝統的な砥部焼はもちろんのこと、若い窯元や陶芸作家が多数参加。実用性と現代性を兼ね備えた「新しい砥部焼」に触れることができるはずです。特に注目してもらいたいのが「デザイン」。砥部焼の図柄は「唐草模様」が印象的ですが、伝統にとらわれない作品を発表する窯元・陶芸作家さんが増えています。

古き良き伝統と新しい感性から生まれた砥部焼。どんな作品に出会えるのか、いまから楽しみです。

「砥部焼まつり」では、会場の通路に沿って窯元が両サイドにズラリと並んで出店。右に左にと目移りしちゃうかもしれません。整然と並んだ窯元のテントは、きっと写真映えもバッチリ。インスタグラムなどにアップしたくなること間違いなし!

気に入った作品があれば、もちろん購入することもできます。対面販売になるので、作品を作った陶芸家と直接話すことができますし、作品のコンセプトや特徴なんかについても説明してもらえるはず。陶芸好きにとってはうれしい限りです。

自分の生活シーン合わせた自分だけの砥部焼を見つける。そんなことができるのも、「砥部焼まつり」のお楽しみといったところです。


今回から砥部町陶街道ゆとり公園で開催!

ちなみに、会場の「砥部町陶街道ゆとり公園」ですが、ここで「秋の砥部焼まつり」を開催するのは今回が初。別会場で開催された去年の「秋の砥部焼まつり」の来場者数は約3700人と、わずか2日間でこれだけの来場者があったわけですから、会場を変えての開催もうなずけます。広々とした公園スペースでじっくりと砥部焼の魅力を満喫することができそうです。

もちろん、会場が広くなったことで、陶芸市の他に見どころも倍増! 今回から「グルメゾーン」を併設し、食のお楽しみもアップ! また、特設ステージでは「北川毛伝統芸能保存会」「岩谷口獅子舞保存会」といった地元の郷土芸能、あるいは和太鼓・三味線ライブに、ロックやジャズのライブが開催されます。春と秋の年2回開催される「砥部焼まつり」ですが、これまでは、「春=家族連れが多い」「秋=陶芸趣味を持っている方や専門的知識のあるお客さんが多い」という傾向にありました。ところが、今回から会場がかわったことにより、家族連れでも陶芸通の方でも楽しめる魅力たっぷりの陶芸市になりそうな予感がひしひしとしてきます。


注目イベント「窯元インタビュー」

また、特設ステージのイベントで見逃せないのが、やはり「窯元インタビュー」。4日・5日の両日ともそれぞれ2名ずつ、計4名の窯元が登壇します。おそらく、この時に紹介されるのは、地元でも注目の窯元さんのはず。伝統的な砥部焼なのか、はたまた斬新な作品を発表している若手陶芸作家なのか──インタビューを聞いたら、早速、出店ゾーンへ直行して実際に作品を手に取ってみたくなるはず!? イベントのタイムスケジュールをしっかりチェックしなければ!


特産品も同時にゲット!同時開催のイベント

さらに今回は、砥部町の特産品を集めた「町産品フェスタ」(砥部町陶街道ゆとり公園内)、地元の人たちが日頃のお稽古の成果を発表する「芸術文化フェスタ」(砥部町中央公民館)、清流の町といわれる砥部町広田を満喫する「広田ふるさとフェスタ」と同時開催と「砥部焼まつり」以外のイベントも盛りだくさん!
すでに2018年の「春の砥部焼まつり」の開催は、4月21日(土)、22日(日)に決定しており、今回を逃しても、半年後には再び「砥部焼まつり」が開催されますが、春と秋ではまた趣も変わってきますし、何よりも一つ一つが手作りとなる陶器との出会いは、常に一期一会。この機会を逃さず、ぜひとも足を運んでいただきたいですね。

【開催概要】
「秋の砥部焼きまつり」

開催日時:

11月4日(土)  9:00~17:00
11月5日(日)  9:00~16:00

場所:砥部町陶街道ゆとり公園(愛媛県伊予郡砥部町千足400番地)

アクセス:
バス
<第1会場へ>  JRバス(JR松山駅から約40分)
 JRバス「久万」または「落出」行き ⇒
「砥部町中央公民館前」下車 ⇒ 徒歩約15分
<第2会場へ>  伊予鉄バス(松山市駅から約40分)※30分ごとに発車
 伊予鉄バス「砥部断層口」または「砥部大岩橋」行き ⇒
 「砥部焼伝統産業会館前」下車 ⇒ 徒歩約1分

お車でご来場の方(第1会場・第2会場ともに無料駐車場あり)
・松山市街から国道33号を高知方面に約30分
・松山ICから国道33号を高知方面に約10分
<第1会場 駐車場>
 砥部町陶街道ゆとり公園・砥部町役場
<第2会場 駐車場>
 大南町民広場・砥部焼伝統産業会館裏
駐車場が混みますので、公共交通機関(バス)をご利用ください。

砥部町へのアクセスは、砥部町観光協会HPに詳しく記載されています。
http://www.tobe-kanko.jp/access/

お問い合わせ:砥部町観光協会(砥部町地域振興課内)TEL/089-962-7288
ホームページ:http://www.tobe-kanko.jp/news/2014/09/000123.html

秋の砥部焼祭りチラシはこちら

2017年10月29日現在[取材・編集:テーブルライフ編集部・取材協力はちどり]