数ある食器の種類がありますが、皆さまは購入時どのように選んでいますか?用途やデザイン、お気に入りのブランドなどから選ぶことが多いのではないでしょうか。テーブルライフでは、人気のブランド食器特集として定期的に皆さまにご紹介していきたいと思います。今回は日本を代表するブランドの1つ「NIKKO」です。
Made in Japan、「NIIKO」のこだわり
海と山の恵みがもたらす豊かな食文化と、伝統工芸が今も栄える石川県金沢市で、1908年「日本硬質陶器株式会社」として誕生しました。今では世界に誇れる、上質な陶磁器のブランドの1つとして、石川県に息づく高い美意識と品質へのこだわりを創業当時から受け継いでいます。
NIKKOの歴史
NIKKOの歴史は1908年から始まります。明治時代には殖産興業、外貨獲得の国策により中国、インド、豪州、中南米、欧米の各国へ輸出し販売。NIKKOを代表する「山水」、第2のヒットシリーズ藍色の銅板転写「ぶどう」、生命の木をモチーフにした「ミングトゥリー」、ボーンアッシュを50%にまで高めた「ファインボーンチャイナ」、純白色が美しい「ホワイトエレガンス」など。多数のヒットシリーズを世に送り出してきました。
NIKKOのシリーズは何種類?
NIKKOのシリーズは、驚くほどの数がそろっています。白い器シリーズで24種類。絵柄付きも24種類。ロングセラー商品は「山水」「ぶどう」「ミングトゥリー」の3種類。「子供用食器」4種類。その他には、ブランド・シリーズ「ヒロコ・コシノ」。1つずつ手作業で仕上げる「ハンドペイントシリーズ」。イタリアブランド「メプラ」社のカトラリー7種類。計60種類以上ものシリーズが揃っています。
今回テーブルライフではオススメ10選を選んでみました。
1.インプレッションズ
アイディアが浮かぶ器「インプレッションズ」。パーティーのオードブルの盛り付けや、アミューズアイテムをプラスしたり、ちょっとお洒落なブッフェスタイルに使用出来ます。普段からお使いいただける小さなアイテムも、組み合わせれば、華やかなパーティー&おもてなしアイテムに早変わりします。
価格:36cm楕円シーフードプレート 10,854円
価格:アミューズスプーン 1,728円、35cm長角トレープレート 5,346円
2.イオ
盛り付けの美を追求した器 「イオ」。イオシリーズの特徴である美しい曲線を活かし、美しく盛り付けることができます。東洋と西洋の文化の境を曖昧にしつつ、アーティスト岡部泉さんがデザインしました。水が風のかすかな流れによって波紋をつくるように、とどまることのないゆったりとした自然体の運動がカタチにされています。
価格:4212円より
3.フラッシュ
お箸も似合う洋食器 「フラッシュ」。リムのないクープのシェイプはスプーン・フォーク・お箸でも使いやすい形で、お料理のジャンルを問わず使えます。放射状のレリーフがシャープにお料理を一層引き立て、やや深さがある形状なので、ソースの多いメニューにも使いやすい形です。
価格:プレート 14cmより1,404円〜30m8424円
4.墨の瞬(すみのとき)
日本の「和」の心を感じさせる器「墨の瞬」。いかにお料理を盛るか、シェフがインスパイアされるようなおもしろい器”というコシノ・ヒロコ氏のコンセプトの元、製作されたシリーズです。コシノ・ヒロコ氏が描いた墨の作品から作られた器は、原画の作品の勢いやスピード感、墨や絵の具のにじみや流れを活かしながら、日本の「間」の感覚が余白に表現されています。
価格:27,5cm×19cm 長角皿 9,720円
5.エーブルブルーメ
ドイツ語で高貴な花という意味の「エーデルブルーメ」。古き良きドイツロマン漂う繊細なデザインです。飽きのこないデザインは、長く使用でき、オーブン、電子レンジ料理にも適しています。
価格:プレート 17cm 2,160円〜27cm 4,644円
6.スパングルス
ホテルやレストランで愛用されているNIKKOのプロユースシリーズ「スパングルス」。スパンコールのきらめく装飾、マットと光沢の質感の違いで、立体感を感じるスパンコールのデザイン。ゴールドとプラチナが光の反射でキラキラと輝きます。スパンコールの上品なきらめきが、テーブルに華やかな特別感を与えます。
価格:プレート 15cm 2,700円〜30cm 10,800円
7.ロングセラーシリーズ「山水」
時をこえたコレクション 1915年の発売以来約100年、今なお愛され続けるニッコーのベストセラー。19世紀初頭から東洋の影響を受けてイギリスで製造されたウィローパターン(柳模様)を、精緻な転写技術で描いています。そして、1966年ビートルズ来日時に楽屋にも使われました!
価格:ティーカップセット 6,480円
ロングセラーシリーズ「ぶどう」
いつも新しく、飽きのこない器 1933年(昭和8年)に誕生した「ぶどう」。
発売当時は“金筋”はなく、戦後になってから今のデザインが完成し、1962年(昭和37年)にすべてのアイテムが揃いました。いつも新しく、深みのあるブルーとゴールドが美しい 飽きのこない絵柄です。
価格:コーヒーカップ 4,968円、プレート16cm 3,024円〜26cm 4968円
ロングセラーシリーズ「ミングトゥリー」
1957年に登場、生命の樹をモチーフにした器 「ミングトゥリー(生命の樹)」。万物の根源的な命を樹木になぞらえたもので、ペルシャ・インドやアジア各地で生まれ、ヨーロッパにも伝わった普遍的な図案です。「豊饒」「健康」「繁栄」の歓びも表しています。
価格:オートミール皿 16cm 1,620円、小皿 10cm 1,188円、マグカップ 2,160円
8.はらぺこあおむし
世界中で愛される不朽の名作 巨匠エリック・カールの「はらぺこあおむし」。このユーモラスで心あたたまる絵本は世界中で何億人もの子供たちに愛され30ヶ国語以上で翻訳されています。深く美しい色彩で、小さな青虫が美しい蝶に成長するまでを描いた彼の作品を、こどもも大人も一緒に楽しめる、たのしい器のコレクションです。
価格:のびのびセット 28,080円
9.ハンドペイント「HANA」
自然の中で感じられる「幸福感」と「空気感」を表現することをテーマに、手の技にこだわり、一品一品を丁寧に描かれています。NIKKO Fine Bone Chinaの美しい純白の素地を活かしながら、透き通るような繊細なグラデーションが表現されています。こちらの「HANA 花」シリーズ・「ナスタティウム」は、エディブルフラワーとしても人気のお花で アフタヌーンティーやお食事のシーンを華やかに演出します。五つ星最高級ホテルのラウンジでも使われている絵柄に、金があしらわれています。
10.カトラリーシリーズ「エポック」
1947年にイタリアで創業された調理器具・テーブルウェアのブラン「MEPRA(メプラ)」のカトラリー。世界の一流ホテルやミシュランレストランに数多く採用され、独自の加工技術とユニークなデザイン、高い強度が特長です。こちらの「エポック」は、クラシックなフォルムとハンマードパターンが特長のシリーズです。ハンマードパターンは、イタリア北部の山々の職人が叩いた手作りのフォークを再現したデザインです。
今回のNIKKOの特集はいかがでしたか?日本を代表するNIKKOの歴史、シリーズも数多くあるのに驚かれたのではないでしょうか。どのシリーズもそれぞれの個性が出て、見ているだけでもほしくなる物ばかりですね。定期的に期間限定製品も販売されているので、こまめにチェックしてみてくださいね!
引用画像:http://www.nikko-tabletop.jp
※本記事の情報は執筆当時のものです。