世界に誇る九谷焼の産地 石川県小松市と能美市が、 九谷焼の魅力を世界へ発信する産地の総合芸術祭 「KUTANism」を9月6日(金)~10月14日(月・祝)に初開催!
クタニズム実行委員会は、9月6日(金)~10月14日(月・祝)まで、石川県小松市と能美市を会場に、九谷焼の魅力を世界へ発信する「KUTANism」を開催いたします。KUTANism/クタニズムは、日本を代表する伝統工芸「九谷焼」の産地、石川県小松市と能美市が共同で初開催する産地の総合芸術祭です。県加賀地方に位置する小松市と能美市は、石川が世界に誇る伝統工芸・九谷焼の産地。北陸新幹線が金沢市から県南部の加賀地方・福井県に延伸開業する2023年は、加賀立國1200年にあたる年でもあり、小松市と能美市はこの大きな節目を世界に羽ばたくチャンスととらえています。KUTANismはこのような背景をもとに生まれた一大プロジェクトで、両市が協力して“九谷焼/KUTANI”の世界発信と地域ブランド化に向け、さまざまな取り組みを進めます。
今年は、東京藝術大学大学美術館館長・教授の秋元 雄史氏が監修し、小松市と能美市で同時開催する展覧会「九谷の現在(いま)」をはじめ、九谷焼と食を楽しむ「九谷饗宴」、ガイドツアー「九谷さんぽ」、シンポジウム「KUTANIと加賀國1200年」、九谷焼の新たなアプローチを試みる取り組み「KUTANI FOR YOU」の計5コンテンツを実施。いにしえから脈々と受け継がれてきた思想・哲学やさまざまな自然の恩恵、時代の価値観や美意識をかけ合わせ、産地の総合芸術祭として“九谷焼/KUTANI”を発信します。
<各コンテンツ紹介>
【九谷の現在(いま)】
「九谷の現在(いま)」は、360年以上にわたって受け継がれている九谷焼の魅力を解き明かそうと、2つの異なるコンセプトで構成する展覧会です。表現性を追求した作家21名の立体作品を九谷セラミック・ラボラトリーで紹介する「カラフル・オーナメント・オブジェ・クタニ」、九谷焼の伝統や技術を継承しながら新たな価値創造に挑む作家43名の作品を浅蔵五十吉美術館で展示する名工 選「NEXT九谷」展の2つの展覧会を開催。「表現する九谷」と「継承する九谷」、それぞれの切り口で現代の九谷の魅力を探ります。
▼カラフル・オーナメント・オブジェ・クタニ
会期:9月6日(金)~10月14日(月・祝)
会場:九谷セラミック・ラボラトリー(通称CERABO KUTANI、石川県小松市若杉町ア91)
▼名工 選「NEXT 九谷」
会期: 9月6日(金)~10月14日(月・祝)
会場: 浅蔵五十吉美術館(石川県能美市泉台町南1)
カラフル・オーナメント・オブジェ・クタニと名工 選「NEXT 九谷」のキュレーション、参加作家はこちら: https://www.atpress.ne.jp/releases/191878/att_191878_3.pdf
▼記念トークセッション「表現する九谷」
日程 :2019年9月16日(月・祝)
会場 :九谷セラミック・ラボラトリー
参加費 :無料
定員 :50名
<プログラム>
話題提供「現代陶芸のはじまりに:走泥社と陶片」/講師:中村 裕太(美術家、京都精華大学芸術学部特任講師)
<トークセッション>
「表現する九谷」/モデレーター:秋元 雄史(「九谷の現在(いま)」監修、東京藝術大学大学美術館館長・教授)、パネリスト:「九谷の現在(いま)」展出展作家
【九谷饗宴】霊峰・白山のすそ野に拡がる豊かな自然と、先人の技や智が息づく加賀國を舞台に、九谷焼と食を存分に味わうスペシャルイベント。国内外で腕を磨いた料理人と九谷焼作家による1日限りのコラボレーションランチ・ディナーと、メディアで話題の飲食店や酒蔵の逸品を楽しめる屋台イベントを実施します。
▼Session1 「YxYxYArn」
九谷焼作家・吉田幸央と料理人・米田裕二がSHOKUDO YArnで行う1日限りの食事会。2人がこれまでに経験してきた様々なエッセンスを染色体のように組み合わせ、九谷焼の産地でしかできない表現を創作します。
日程:2019年9月28日(土)
会場:SHOKUDO YArn(石川県小松市吉竹町1丁目37-1)
▼Session2 那谷・天外の饗宴
ル・グリル ドミニク・ブシェ カナザワを迎え、那谷の霊谷に繰り広げるガストロノミー。〈いわやを巡り〉・奇巌を眺めながら、谷を満たす楽曲の「宴遊」。九谷の奇想が一夜の為に器を持って伴奏します。
日程:2019年9月29日(日)
会場:那谷寺(石川県小松市那谷町ユ122)
▼Session3 「九谷よこちょ」
「美味しく九谷を楽しもう!」をテーマに、石川・福井の飲食店が逸品を持ち寄った屋台が並びます。
日程:2019年9月21日(土)、22日(日)
会場:能美市九谷焼資料館前駐車場(石川県能美市泉台町南56)
定員:2日間500名(1日250名)※荒天中止
各セッションの詳細はこちら: https://www.atpress.ne.jp/releases/191878/att_191878_3.pdf
【KUTANIと加賀國1200年】
北陸新幹線が加賀地域に延伸開業する2023年、加賀立國1200年を迎えます。この大きな節目を前に、小松・能美両市のイメージの要となる“九谷焼/KUTANI”を地域ブランドとしていかに世界に発信するべきか、九谷焼作家や識者が今後の方向性を展望します。
日程:2019年9月15日(日)
会場:小松芸術劇場うらら 小ホール(石川県小松市土居原町710)
無料、定員250名
▼プログラム
テーマ(1)「九谷の現在ー継承の九谷ー」
テーマ(2)「アラウンド九谷ー九谷の文化ー」
テーマ(3)「九谷を世界へ」
各プログラムの詳細はこちら
https://www.atpress.ne.jp/releases/191878/att_191878_3.pdf
【九谷さんぽ】
期間中の毎週土曜日に、浅蔵五十吉美術館と九谷セラミック・ラボラトリーを起点に来場者と街を巡る「九谷さんぽ」。ガイド養成講座を受けた学生ボランティアと九谷焼の産地を巡り歩く無料ツアーです。
▼コース1・能美コース
日程 :9月7日(土)、9月14日(土)、9月21日(土)、9月28日(土)、10月5日(土)14:00~16:00
集合場所:浅蔵五十吉美術館(石川県能美市泉台町南1)
▼コース2:小松コース
日程 :10月12日(土)14:00~16:00
集合場所 九谷セラミック・ラボラトリー(通称CERABO KUTANI、石川県小松市若杉町ア91)
【KUTANI FOR YOU】
市場開拓や商品開発に向け、九谷焼の新たなアプローチを探る取り組み。初年度は作家や多彩な九谷焼の幅広い認知向上を目指し、KUTANismのLINE公式アカウントで作品画像にイニシャルを刻印した壁紙を作成できるコンテンツを展開します。
【関連イベント】
KUTANism/クタニズムの期間中、小松市と能美市ではさまざまなイベントが開かれています。
・九谷陶芸村まつり(秋の茶碗まつり)
・KUTANIナイトミュージアム:能美市九谷焼資料館・浅蔵五十吉美術館
・九谷焼アクセサリー「Wear KUTANI」特別販売:浅蔵五十吉美術館
・九谷の美を感じる「九谷ネイル」体験:浅蔵五十吉美術館
・没後十年 三代徳田八十吉が夢想した「九谷の競演」:小松市立錦窯展示館
関連イベントの詳細はこちら
https://www.atpress.ne.jp/releases/191878/att_191878_3.pdf
▼開催地紹介:
小松市/石川県西南部に広がる豊かな加賀平野の中央に位置し、産業都市として発展し、南加賀の中核を担っています。東には霊峰白山がそびえ、その裾野には緑の丘陵地、そして田園、平野が広がっています。それを縫うように梯川が流れ、安宅の海に注いでいます。また、小松市は九谷焼陶土の材料となる「花坂陶石」の産地でもあります。粘土加工から素地づくり、上絵付けまでの工程を一貫して同一地域で製作されることが小松ならではの「九谷焼」の特徴です。(小松市HP、「環境王国こまつ」HPより抜粋・編集)
能美市/石川県の南部、加賀平野のほぼ中央に位置し、南は小松市と隣接しています。市の北側には標高2,702mの白山から流れ出る手取川と梯川に挟まれた扇状地と日本海に面した美しい海岸線があり、南側には白山山系に連なる、なだらかな丘陵地である能美丘陵を擁する、海・川・山・平地に恵まれた、非常に豊かな地勢です。九谷焼の産地として名高い能美市には九谷焼資料館や九谷陶芸村のほか、石川県立九谷焼技術研修所、能美市九谷焼担い手職人支援工房といった後継者育成施設もあり、毎年5月には全国から20万人もの人が訪れる「九谷茶碗まつり」も開かれています。
【KUTANism概要】
名称 :KUTANism
会期 :2019年9月6日(金)~10月14日(月・祝)
場所 :石川県小松市、能美市
主催 :クタニズム実行委員会
共催 :小松市 能美市
協力 :石川県九谷窯元工業協同組合、石川県陶磁器商工業協同組合、
九谷上絵協同組合、九谷焼団地協同組合、公立小松大学、
こまつKUTANI未来のカタチ、小松九谷工業協同組合
事務局:〒923-8650 石川県小松市小馬出町91(小松市観光文化課内