シンプルでモダンな 「江戸切子のワイングラス」 6種 発売
伝統文様を現代風にアレンジ、控えめで優美なデザイン
ワインを嗜む機能性に、職人の技が光る逸品
2020.12.08
鞄などのブランドを運営する(株)ハリズリー傘下の(株)室町硝子工芸は、江戸切子を販売する東京・白金の「室町硝子工芸 白金店」(港区白金5)で、オリジナルデザインのワイングラス6種を、2020年12月10日(木)から新発売します。
価格は税抜35,000円で、当社のオンラインショップでも展開し、8日(火)から先行販売します。
江戸切子のワイングラス「SUI-REN」(スイレン)は、ベーシックとブルゴーニュ、スパークリングの3型で、それぞれ2種のカットパターンを施した計6アイテムを揃えます。
3型ともに、ワインを注ぐボウルの底部分と、グラスを置く台座部分(プレート)に、繊細で美しい切子模様をカッティングします。
ボウル部分には、江戸切子の代表的文様である「魚子(ななこ)文様」をアレンジし、装飾します。
台座は3型それぞれに、2種の図柄を用意します。一つは、菊の花が連なる様子を表した江戸切子の代表的文様(菊つなぎ)をカットした「Kikutsunagi(きくつなぎ)」。もう一つは、幸福を呼び込むと言われる「蜘蛛の巣」から着想を得たオリジナル模様「Nozomi(のぞみ)」です。
新作は、シンプルでモダンな美しい意匠が特徴です。曲線に沿い重なり合う、線の細いカッティングデザインが、優美な印象を与えます。
美しい模様は、江戸切子の職人が、一つひとつ手作業で描きます。
ガラスは、ワインの色合いと切子の輝きの双方を楽しめる、無色透明を採用し、カッティングもワインを注ぐ部分にとどめました。機能性とデザインの両方を兼ね備えた江戸切子のワイングラスです。
価格は、ベーシック、ブルゴーニュ、スパークリングともに税抜35,000円です。
熟練職人の“技”があってこそ実現するデザイン
新商品開発のきっかけは、「ワイングラスが欲しい」「贈り物をする相手がワイン好きで」というお客様の声でした。目指したのは、ワインの色や香り、味を楽しむというワイングラス本来の機能を保ちながら、江戸切子の華やかなカットも楽しめるエレガントな意匠です。
カッティングは、伝統工芸士を有する江戸切子の工房に委託。ワイングラス特有の湾曲した面に、美しいカットを均等に施すのは、一般的なグラスよりも高い技術を要します。
特に「Kikutsunagi」のプレート部分のカットは、グラスの形状とその模様の複雑さから、基準となる線を引く「割り出し」と呼ばれる作業に通常の道具が使えず、地道な手作業となります。
手間を惜しまない職人の熟練の技により、今回の美しいデザインが実現しています。
新商品「江戸切子ワイングラス」概要
名称 SUI-REN(スイレン)
発売日 2020年12月10日(木) 販売元 (株)室町硝子工芸
問合 050-3155-0485 URL https://muromachi-glass-art.com/
<ご参考> 「室町硝子工芸」について
― モダンでエレガントな江戸切子・カットグラスを販売
(株)室町硝子工芸は、皮革製品を製造販売する(株)土屋鞄製造所と同様、(株)ハリズリーのグループ会社で、2019年11月に創業しました。
江戸切子は、江戸時代に東京・日本橋で生まれ、180年以上の歴史を持つ伝統工芸品です。
当社は、熟練の技や丁寧な仕事をこれからも繋げていきたいという想いのもと、江戸切子を中心とした日本のカットグラスの専門店を展開しています。
現在、東京・白金に店舗を構えるほか、オンラインショップも運営しています。
取り扱うアイテムは、すべて切子職人の手で作られています。既存の枠にとらわれない、ライフスタイルになじみやすいモダンな物や、より美しくエレガントなカットの切子をセレクトしています。
商品は、オールドファッショングラスやぐい飲み、おちょこ、小物入れ、大皿、小鉢、さらにはイヤリングやピアス、ネックレスといったアクセサリーまで、数十種を揃えます。
― 完全予約制のプライベート空間、白金のセレクトショップ
専門店「室町硝子工芸 白金店」は、2020年6月11日(木)にオープン。一つひとつの作品を手に取って、ゆっくりご覧いただけるよう、完全予約制にしています。
緑豊かな中庭を障子越しに眺められる、落ち着いた和の空間の中に、太陽の光に照らされた、色鮮やかな江戸切子の作品が並びます。
店内では、当社取り扱いの全アイテムを販売。買い付けを担当したスタッフが、各切子のデザインの特長や、作家の想いなどを丁寧に解説します。