こんにちは、テーブルライフプランナーのNAYUMI@メキシコ在住です。
今回は「うつわ散歩海外編」としてメキシコの代表的な焼き物や食器をご紹介したいと思います。
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皆さんは「メキシコ」と聞くと何をイメージされますか?
サボテン、遺跡、タコス、タバスコ、テキーラ、カンクン(リゾート)、コロナビール、プロレス、最近ならディズニー映画『リメンバー・ミー』・・・
あたりだと思いますが、実は民芸品(アルテサニア)や雑貨の宝庫で、陶芸も盛んな国なんです!
そこで週末を利用してPuebla(プエブラ)という観光地に行ってきました。
ここは「タラベラ焼き」の産地であり、歴史地区は世界遺産に指定されています。また首都のメキシコシティから車で2時間くらいの距離にあってアクセスが良いので、器好きの方には是非足を運んでいただきたい街です。
またカテドラル(大聖堂)の塔にある8トンの鐘を天使が釣り上げたという伝説から、別名Puebla de los Angeles(プエブラ・デ・ロス・
プエブラへのアクセス
メキシコシティから:東方面バスターミナル(TAPO・メトロ1番線・San Lazaro駅からすぐですが、UBERを使った方が便利)よりバスで約2時間。
コロニアルな美しいメキシコの都市
プエブラの中心地にある歴史地区にはタラベラ焼きのタイルで装飾されたコロニアルな建物が並び、散策しているだけで楽しいエリアです。
レンガ色と白色のタイルが美しい「砂糖菓子の家」(Casa del Alfenique)。こちらは博物館になっていて、美しい陶器も見ることができます。
たまたま通りがかった小さな教会。入口はタラベラ焼きを使った美しいタイルで装飾されています。
タラベラ焼きとは?
ルネサンス期にイタリアのシチリア発祥のマヨルカ焼きが、スペインのカスティージャ州タラベラ・デ・ラ・レイナという街で発展。スペインがメキシコを植民地化したのをきっかけにその技術がプエブラに伝わり、そこにプエブラの伝統的な陶芸技術が融合して独特の陶器が生まれました。
(こちらはマヨルカ焼き:ABC.esより引用)
(こちらがタラベラ焼き)
タラベラ焼きの大きな特徴は明るく温かみのある独特なデザインとコインなどで引っ掻いても傷ひとつ付かないほど丈夫なこと。
伝統カラーは白×青
マヨルカ焼きの影響を受けていることもあり、タラベラ焼きも色鮮やかなものが多いですが、伝統的なカラーは白×青の落ち着いた色合いです。
宿泊先ホテルのお部屋にはタラベラ焼きのランプが置いてありました!
メキシコでは元より、今ではマヨルカ焼きに匹敵(いやそれ以上?)するほど世界的にも有名な焼き物となっています。
政府認定の窯元はごく少数
プエブラのタラベラ焼きは正式名称をTalavera Poblana(タラベラ・ポブラーナ)といい、プエブラ州で作られたものだけがこの名前を呼ぶことを認められています。しかも半年毎に認証試験を受けパスした窯元で作られた物のみしかこの称号を使うことができません。(2017年現在認定されているのは9窯元だけだそうです)その証として本物のタラベラ焼きの裏面には「PUE,MEX」というマークが付いています。
タラベラ焼きがほしい、でも時間がない!という方はMercado el Parian(エル・パリアン市場)、4 Oriente (4オリエンテ通り)、18 Oriente (18オリエンテ通り)、18 Pniente (18ポニエンテ通り)の辺りに陶器のお土産屋さんが集中していますので、是非そちらで探してみてくださいね。
・エル・パリアン市場
Esquina 2 Oriente, Calle 6 Nte 205, Centro, 72000 Puebla, Mexico
以下は認定窯元のタラベラ焼き。(窯元名からHPにリンクしています)
・URIARTE(ウリアルテ)
タラベラ焼最高級品を生産している窯元。支店がメキシコシティにもありますが、プエブラにあるお店の方がが大きくて種類が多いです。こちらは工房併設で見学もできます。(英語ガイドあり)
URIARTE(ウリアルテ) 4 Poniente # 911 Puebla, Pue. México C.P. 72000 Phone: +52 01(222) 232 1598
・ARMANDO(アルマンド)
エル・パリアン市場からすぐ。支店もいくつかあり、工房・カフェ・博物館もあります。
Fábrica de Talavera Armando(アルマンド) 6 Norte 408 Centro Histórico, Tel: 01(222) 242 34 55, Puebla, Pue. México
その他タラベラ焼の認定窯元一覧です。
・Talavera La Reyna (Workshop) Camino a la Carcaña 2413, La Carcaña, 72810 Cholula, Puebla Tel. (222) 225 41 82 / 41 32 (Gallery) Lateral Sur 3510, Recta a Cholula, 72810 Cholula, Puebla Phone: (222) 225 40 58 ・Talavera Celia Boulevard Los Pilares No. 2213. Col. Los Pilares. Puebla, Puebla Phone: (222) 321 28 04 ・Talavera Santa Catarina Prolongación 14 Oriente 1402 San Andrés, Cholula Phone:(222) 247 66 14 ・Talavera de la Luz Juan de Palafox y Mendoza 1413, Col. Centro, C.P. 72000, Puebla, Phone: (222) 246 12 15 ・Talavera de las Américas Av. Morelos 218 Esq, 4 sur,San Pedro Cholula, Puebla Phone: (222) 261 03 67 ・Talavera Virgilio Pérez (Facebook) Phone:(222) 185 79 44 ・Talavera de la Nueva España(Facebook) Av 2 Sur 2510, Carmen Huexotitla, 72000 Puebla Phone:(222) 243 88 90
どの窯元もプエブラ、又はピラミッド遺跡で有名なお隣のCholula(チョルーラ)という観光地そばに工房兼ショップがあります。
窯元によっては絵付け体験もできるので旅の記念としてもいいですね。
【その他のタラベラ焼き】
レストランでもタラベラ焼きの器を使用。プエブラは陶器だけでなく食の街としても有名で、写真上は名物モーレ・ポブラーノ。(スパイシーなカカオソース。トルティージャに包んでいただきます)
ティッシュペーパーケースもタラベラ焼!
シックな色あいの器もたくさんありました。
今回私好みのタラベラ焼きを作っている認定窯元さんの工房へ伺うことができました。その様子は次回お伝えしたいと思います!
テーブルライフプランナー・NAYUMI
大学卒業後、外資系航空会社就職をきっかけに海外生活開始。結婚後も日本と海外を行き来しながら、これまで世界5か国(シンガポール・フランス・イタリア・トルコ・ペルー)で生活し、語学・料理・異文化を学ぶ。帰国後は食空間プロデューサー・山本侑貴子氏に師事し、テーブルコーディネートのインストラクター資格を取得。住宅展示場でのテーブルコーディネート、テーブルコーディネートレッスン、自宅でのお料理レッスン、食器と料理のスタイリング、コラム執筆など多方面で活動。またファッション好きが高じ、光文社雑誌STORYでブロガー(デジタリスト1期生)としても活動中。9歳・7歳、女児の母。現在6か国目となるメキシコ在住。
ブログ : https://storyweb.jp/digitalist/author/hosoyanayumi/
Instagram : @belmomentodinayumi
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