テーブルコーディネーターが見つけたモダンでお洒落な有田焼の器〜福寿窯〜

有田焼のモダンでお洒落な器

日本の伝統的な食器でありながら、モダンでお洒落なデザインがあればいいのにと思った事はありませんか?出来たら丈夫で毎日愛用したい。テーブルコーディネートをしても映えるデザインが欲しい。そんな思いが全て叶ったデザインの器に出会うのは中々難しいですよね。今回ご紹介する「福寿窯」さんは、斬新なデザインの中に、有田焼の伝統と良質な素材、確かな技術がつまっている作品ばかりです。

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有田焼窯元特集 福珠窯福田雄介さんのインタビューはこちらより

1.IKOMIシリーズ

福珠窯のシリーズでも斬新でインパクトのあるデザインのプレートです。「鋳込み」とは泥状に溶かした土を石膏型に流し込み成型する技法の事。鋳込んだ形にさらに手仕事を加える変幻自在な表現を、福珠窯のオリジナリティのひとつとしてブランド化し「IKOMI」と名付けられました。

一瞬見た時は「え?割れている!?」と思う方が多いのではないでしょうか。デザインはスクエアとラウンドの2種類がありますが、フルフラットになっているタイプと、下の写真のように2枚に分かれているタイプ、3枚に別れているタイプが揃っています。

スクエアとラウンドの両方を揃えて日々使い分けしたいですね。

作家・窯元 :福珠窯
商品名:IKOMIシリーズ 
生産地:有田焼
サイズ :スクエアプレート・26×26×h1.5cm ラウンドプレート・26×26×h1.5cm
電子機器:電子レンジ使用不可 
価格(税込):10,800円

 

2.銀彩×染付シリーズ

福珠窯が長年作り続けてきた、独自の呉須と柞灰釉(いすばいゆ)による柔らかな染付。そこに華美過ぎない落ち着いた銀彩を組み合わせることで、本来釉薬の下にあるはずの染付が何故か浮き上がって見えてきます。伝統をベースにしながらも、モダンな器づくりを目指す福珠窯のどこか優しい手描きの銀彩×染付が楽しめる作品です。

少し小ぶりのそば猪口型で、日本酒のぐい飲みや、お客様へのお茶をお出しするのにちょうど良いサイズです。デザインは6種類揃っています。全てのデザインを揃えて、日本酒のおもてなしコーディネートに使ってみたいですね。

作家・窯元 :福珠窯
商品名:銀彩×染付シリーズ 
生産地: 有田焼
サイズ :直径7cm
電子機器:電子レンジ使用不可 
価格(税込):3,780円

 

3.銀彩染付9cm角小皿シリーズ

通常あまり絵柄にすることのない身近にある道具たちをモチーフにしたユニークな絵柄の小皿。絵柄は染付であしらい、銀彩で仕上げられています。お茶菓子などを乗せる小皿としてだけでなく、小物やアクセサリーなどの置き皿にもお使いいただけます。伝統をベースにしながらもモダンな器づくりを目指す福珠窯のどこか優しい手描きの銀彩×染付が楽しめますね。全部で9種類のデザインが揃っています。

作家・窯元:福珠窯
商品名:銀彩染付9cm角小皿シリーズ
生産地:有田焼
サイズ ::9×9cm h1.5cm
電子機器:電子レンジ使用不可 
価格(税込):3,240円

 

 


窯主紹介≪福田 雅夫

美大を卒業してからは焼き物ではなく、金属鋳物のデザイン、製作、現場に携わっていた福珠窯会長の福田雅夫さん(写真左)。お父様が創業していた福珠窯を継ぐ事になり有田に戻りました。当初は有田の伝統のうわべだけを利用して、商売しているようで好きになれなかったそうです。後に古伊万里様式を知り歴史などに惹かれ、これがきっかけで有田焼にのめり込んでいきます。現在はご子息で福珠窯の代表を務める福田雄介さん(写真右)と共に作陶されています。

HP:http://www.fukujugama.co.jp

福珠窯さんの特集はいかがでしたか?斬新なデザインの中にも、染付や色使いなど伝統を残している作品ばかり。1つ1つの作陶への想いが伝わってきますね。是非お気に入りの1つをみつけてくださいね!

テーブルコーディネート写真・引用画像:http://tablelife.ocnk.net

今回のテーブルコーディネート:テーブルコーディネーター MEGUM
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大学卒業後、金融機関に勤務の傍ら、料理、お菓子を勉強していく中でテーブルコーディネートに興味を持ち、dining & style 山本侑貴子氏に師事。

現在、千葉市にてお菓子作りとテーブルコーディネートの楽しさを伝える教室開設に向け準備中。2児の母。

dining & style インストラクター、ル・コルドンブルー製菓ディプロム取得

blog: https://ameblo.jp/sugargrace/

 

Mika 1024記事編集:MIKA(テーブルライフ所属 テーブルコーディネーター 名古屋市在住・中部支部担当)

夫の転勤で海外在住中、体調を崩し食生活の大切さに気づきマクロビオテック経てRaw foodにたどり着く。
Raw foodを取り入れ劇的な体の変化を体感し、横浜の自宅サロンにてMika’s raw food recipeをスタート。
2016年には抗加齢学会(アンチエイジング学会)の抗加齢指導士の資格を取得。外見だけでなく内側から健康で美を目的とするレシピを考案し関東、東海地区でレッスンとイベントで活動中。
テーブルコーディネートでは食空間プロデューサーの山本侑貴子先生を師事、Dining&Style認定講師としてシニアインストラクター取得。

2017年東京ドームテーブルウェア・フェスティバル入賞

HP:https://www.mikarawfood.com/