使い勝手のいい有田焼の小鉢、集めて豊かな食卓を
食事のときに、副菜を盛り付ける小鉢。食器の脇役的存在ともいえる小さな鉢は、意外とデイリーに使うことが多いのではないしょうか。
使いがっていいサイズの小鉢は、サイズ的に収集しやすく、ついつい集めてしまいます。今回は伝統ある有田焼の小鉢を集めてみました。
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有田の注目窯元の、ステキな小鉢いろいろ
1.アリタ・ポーセリン・ラボ
和モダンな食器、といえばこの窯元。他の窯元にはない鮮やかな色合い、デザインが魅力の「アリタ・ポーセリン・ラボ」。料理研究家の方が使用したり、アメリカでも今人気となっているの窯元の1つです。
こちららの三方ガラミ紋の小鉢は、花ビラの縁に、絵柄は竹、すすき、牡丹の紋様をあしらった伝統的紋様。竹はしなやかで折れる事の無い強さ、すすきは植物の持つ生命力、牡丹は邪気を祓う意味を持つ吉祥文様です。黒とプラチナの2色だけにすることで、よりモダンに仕上がっています。
参考価格:4,644円
2.深川製磁
ひさご形(ひょうたん)の小鉢です。愛くるしく色々なかたちに見える様に、三種三様に瑠璃と白の染め位置が異なります。 濃いめの深川ブルーが引き立つデザインは、お醤油や薬味入れ、漬物、お菓子など活躍の場が多いうつわです。引用画像:https://www.fukagawa-seiji.co.jp/ec/
参考価格:8,640円
3.しん窯
藍色と白で絵付けされたデザインが特徴の、「しん窯」。こちらの小鉢は船の形を模したかわいい形です。
絵柄は人気シリーズの異人さんの後姿です。薬味入れとして、使われてもいいですね。異人さんシリーズは、プレートや湯呑などたくさんの種類がそろっています。どこかユーモアがあるデザインは、プレゼントすると喜ばれそうですね。
引用画像:https://shingama.com
参考価格:1,080円
4.賞美堂
賞美堂は、オリジナルブランド「其泉」(きせん)を作り、様々な窯元の協力のもとで魅力的な作品を生み出しています。其泉ブランドの「懐古伊万里」は、世界を魅了した当時の緻密な技巧を今に再現したシリーズです。調和のとれた文様と、菊花をあしらったシンプルなフォルムになっています。
引用画像:https://shop.shobido-honten.com
参考価格:3,240円
5.香蘭社
創業325年、世界各国で多くの賞を受賞し歴史ある有田焼の窯元でもある「香蘭社」。
華やかな色とりどりの満開の桜の花を小鉢いっぱいに花を咲かせた、赤繪町工房ならではの丁寧で楽しいデザインが見事です。赤繪町工房設立25周年記念としてリメイクされた、満開の「さくらさく」シリーズです。
引用画像:https://www.koransha.co.jp/shop/
参考価格:19,440円
6.キハラ
和モダンのデザインで、若い世代に人気の「キハラ」。
こちらの小鉢のセットは、伝統的な絵の具の呉須と茶呉須を用いて、モダンな絵柄ながらしっとりと趣のある雰囲気です。多用途に使える形状で、食卓を明るく演出してくれます。色合いや全体的な雰囲気が、どことなく北欧を彷彿とさせるデザインです。
引用画像:http://store.e-kihara.co.jp
参考価格:5,400円
7.渓山窯
有名なお蕎麦屋さんがこぞって使い、圧倒的な蕎麦猪口(そばちょこ)のシェアを誇る渓山窯。
こちらは平盃ですが、小鉢としても使用できます。小付や珍味を盛り付けて、また大きめのお皿にのせて組み合わせるとさらに食卓が華やぎます。可愛らしいなずなが絵付けされており、日本酒やお料理好きな女性にプレゼントすると喜ばれそうですね。
引用画像:https://www.keizan-shop.com
参考価格:3,240円
8.惣次郎窯
先代のろくろと、当代の絵付けのコラボで新しい有田の染付を生み出す「惣次郎窯」。
こちらの小鉢も、丁寧で繊細に描かれたお花の模様がお料理を引き立てます。普段使いにも、お客様のおもてなしにもぴったりですね!
9.金照堂
モダンで妖艶な質感と色彩の、「麟・Linシリーズ」の小鉢です。見る角度によって色味が変わり、パールの光が美しい色を発してくれます。
数種類のお惣菜を盛り付けるのに、色違いでコーディネートするとステキですね。
10.そうた窯
染付中心のデザインが多い「そうた窯」。こちらの小鉢の花弁文シリーズは、そうた窯でも定番で一番の人気シリーズです。
牡丹や芙蓉の花をモチーフに、ふんわりと柔らかい印象と優雅さを残しつつアレンジしています。小鉢よりも少し大きめなので、主菜を盛り付けても良いサイズです。プレートなど、シリーズで多様な器をが用意されているので合わせて使いたいですね。
小鉢の特集はいかがでしたか? 今回は和モダンから伝統的な絵付まで、様々なデザインをご紹介しました。小さい物を見ると可愛らしく、どんどん集めてしまいたくなりますね。是非お気に入りの1つをみつけてくださいね。
テーブルコーディネーター・MIKA(愛知県名古屋市在住・中部支部担当) 夫の転勤で海外在住中、体調を崩し食生活の大切に気づきマクロビオテック経てRaw foodにたどり着く。 Raw foodを取り入れ劇的な体の変化を体感し、横浜の自宅サロンにてMika’s raw food recipeをスタート。 2016年には抗加齢学会(アンチエイジング学会)の抗加齢指導士の資格を取得。外見だけでなく内側から健康で美を目的とするレシピを考案し関東、東海地区でレッスンとイベントで活動中。 テーブルコーディネートでは食空間プロデューサーの山本侑貴子先生を師事、Dining&Style認定講師としてシニアインストラクター取得。 2017年東京ドームテーブルウェア・フェスティバル入賞 HP:https://www.mikarawfood.com/