パーティーで使いたい、和食器の大皿特集
持ってるとテーブルに差がつく!
これから年末にかけて、自宅パーティーなどが多くなる季節になりました。パーティーや親戚家族で集まった時、大皿にお料理が盛られ 食卓に並べられた時はとてもドキドキしますよね。
とくに海鮮などお刺身を盛り付ける時は、やはり和食器を使ってコーディネートすると、素材の良さがさらに引き立ちます。今回は和食器の中でもすこし個性的な、色々な形をした大皿をご紹介します!
最近変わってきた、「大皿」の大きさとは
かつては大皿といえば50センチ以上のもので、割烹や大皿料理屋で使われたものを指しました。最近では食生活の変化にともない、ワンプレートで使われるような26~28センチぐらいの大きめのお皿も大皿として、いくつかのブランドで表記されています。
今回の記事では、この大きめのプレートを「大皿」としてご紹介します。
1.貝山窯/有田焼
もともとは、料亭や業務用向けに作陶し、大きな盛り込み皿といえば「貝山窯」といわれたほどの窯元です。こちらの角皿は、そのようなプロが使っていたうつわを、ご家庭でも是非使っていただきたいという想いから作られました。
彫刻と直角の形状全て職人の手彫りのため、独特の風味があります。まるでさざ波のような模様が力強さを出しています。こちらにお刺身など盛り付けて大勢で楽しみたいですね。
さらに詳しい記事はこちら>>>有田焼・貝山製陶所 藤本和孝さんインタビュー
2.アリタポーセリンラボ
老舗ながらモダンなデザインを多く手掛け、日本だけでなく欧州でも人気の「アリタポーセリンラボ」。
こちらは有田焼、天平窯の岡晋吾氏監修のラウンドプレートになります。その牡丹唐津の模様は、しっとりとした色彩で描かれている一方で、その筆運びからは躍動感を感じさせる、深い趣があります。白磁、唐津、織部、赤絵、古典柄等、多彩な才能で知られている岡氏が釉薬のかけかた、絵付まで指導し、アリタポーセリンラボで安定した生産をできるようになりました。
3.宇野千代
大正・昭和・平成にかけて活躍した宇野千代のプレートです。多才で知られ、編集者、着物デザイナー、実業家として有名です。
うつわのデザインには花模様が多く、こちらプレートのシリーズも「花笑み」といいます。桜が可憐で上品な仕上がりです。朗らかな軽い色合いが、春のテーブルコーディネートにピッタリですね。
参考価格:3,240円
4.乙鷲堂/ ドットシリーズ
滋賀県の信楽で活動している、タヌキとうつわの陶芸作家「乙鷲堂」。
こちらのドットシリーズは可愛らしいよりも、モダンという言葉がピッタリなデザインです。可愛らしすぎない、大人のためのデザイン。このシリーズには他にもタンブラー、長いサイズのプレートなどがラインナップされています。
5.小川宣之/清水焼(京焼)
京都で作陶している小川宣之さんの、LUCEATシリーズです。こちらは和食器の雰囲気を残しつつもスタイリッシュな黒に、月型にほどこされた銀の水玉模様が印象的です。
28cmと大きめなのでテーブルの真ん中に置いたり、ワンプレートとして使うのもオススメです。この黒とプラチナのドット柄は、プラチナがあることでラグジュアリーな印象の和テーブルにオススメです。
6.ノリタケ/祝い皿 日の出松
日本を代表する陶磁器メーカー、「ノリタケ」。
松が常緑樹であるために冬でも緑を絶やさいことから、不老長寿の象徴ともいわれています。こちらの縁起のよいプレートは、日の出と共に金彩で施された新芽が絵付されされています。日本では新年を迎えるお正月に松を飾るので、そのさいに合わせてテーブルコーディネートしたいですね。
引用画像:https://tableware.noritake.co.jp/fs/tableware/4975946231770
参考価格:21,600円
7.キハラ/有田焼
有田焼のなかでも、和モダンで北欧風なデザインが特徴の「キハラ」。若い世代に人気です。
こちらのプレートは、白磁に染付の「青」と上絵の「赤」、「染錦」で絵付されています。和の要素とモダンな雰囲気は、現代の家庭料理にマッチするので、和食器初心者にもオススメです。28cmのサイズなのでワンプレートにも、テーブルの真ん中に置いても存在感を出してくれます。
引用画像:http://store.e-kihara.co.jp/?pid=115401414
参考価格:5,184円
8.まるひろ/BARBAR
HASAMI・馬場商店など、複数の波佐見焼のブランドを展開する、有限会社「マルヒロ」。こちらはその中のブランドの一つ、BARBARのなかでラインナップされている藍駒シリーズの大皿です。
藍色のボーダー柄は、一本一本手描きで引いており、鉢の生地にはカンナ彫りが施されています。和洋のどちらでも使えるデザインですが、触ると表面に和食器ならではの手触りが感じます。盛り付けは全体を使ってもいいですし、ボーダー部分は余白として残し中央に少しだけ盛り付けしてもカッコよく使えます。
参考価格:3,780円
9.aiyu(アイユー)
「aiyu」は波佐見町皿山郷にて創業した窯元・小吉製陶所を前身に、昭和59年に波佐見焼をセレクトする卸売会社として設立され、オリジナルも手がけるようになりました。
こちらは「KIRITORU IRON」シリーズにある、プレートの一枚。約30cmと横幅があり、単色なのでお皿全体で盛り付けが楽しめます。封筒をモチーフにしたユーモアあるデザインは、aiyu独自の世界観を出しています。和モダンの代表のひとつともいえる雰囲気のあるプレートは、お料理の盛り付けだけでなく小物収納としても使えそうですね。
引用画像:http://aiyu-hasami.com/product/5252
参考価格:3,000円
10.奥田章
滋賀の信楽にある「文五郎窯」。作家である奥田章さんが作陶されています。どの販売サイトでも売り切れ続出の人気作家です。
こちらのディナープレートは、リム部分が刷毛目が施されており、刷毛目の美しさが引き立ちます。リム部分が大きいので、メインのお料理を盛り付けるのがオススメです。
引用画像:https://www.ivory.jp/SHOP/oa145.html
参考価格:10,260円
和食器の大皿シリーズはいかがでしたか?今回は歴史あるデザインから、和モダンで初心者が取り入れやすいデザインをご紹介しました。大皿は使い勝手が様々で、1枚はあるとテーブルコーディネートに差がつきます。是非お気に入りの一枚をみつけてくださいね。
テーブルコーディネーター・MIKA(愛知県名古屋市在住・中部支部担当) 夫の転勤で海外在住中、体調を崩し食生活の大切に気づきマクロビオテック経てRaw foodにたどり着く。 Raw foodを取り入れ劇的な体の変化を体感し、横浜の自宅サロンにてMika’s raw food recipeをスタート。 2016年には抗加齢学会(アンチエイジング学会)の抗加齢指導士の資格を取得。外見だけでなく内側から健康で美を目的とするレシピを考案し関東、東海地区でレッスンとイベントで活動中。 テーブルコーディネートでは食空間プロデューサーの山本侑貴子先生を師事、Dining&Style認定講師としてシニアインストラクター取得。 2017年東京ドームテーブルウェア・フェスティバル入賞 HP:https://www.mikarawfood.com/