木の器5選 ~ ほっこりとする温かみのあるうつわ

木の器5選 ~ カジュアルからおもてなしまで使える便利なうつわ

今回は、木の器を紹介します。木製の食器というと、モーニングプレートのようなカジュアルなイメージがありませんか? 実は凝ったデザインのものも多く、カジュアルからおもてなしまで幅広く使えます。季節を問わず、1年中使えるのもいいですね。
使えば使うほど味が出て、手になじむ木のうつわをつかってみませんか?

 

1.ゴールドクラフト

今回紹介するのは、ゴールドクラフトの「ワイドリム」。その名のとおり、広いリムが特徴です。形状から想像できるとおり、洋風のメニューにぴったりのうつわ。しかも木製(プライウッド)なので、ナチュラルで温かみがあります。
 
盛り面は平らでナイフが使いやすい形状。陶磁器の大皿の下に敷いて、アンダープレーとして、食卓のアクセントになります。広いリムは、お皿全体に「余白」を与える効果があり、レストランのようにスタイリッシュな盛り付けに。食洗機も使えるのがいいですね。

次に紹介するのは、陶磁器における現代日本を代表するデザイナー小松 誠氏がデザインした「風の器」シリーズ。名前のとおり、まるで表面が風を受けてなびいているかのようなフォルムが特徴です。

 
緩やかな曲面のフォルムは盛り面や持ち手として機能的に計算され、使い勝手と美しさを兼ね備えています。金型で成形されるため、同じサイズであればスタッキングができ、コンパクトに収納できるのもポイントです。


【ゴールドクラフトHP】http://goldcraft.co.jp/

2.山家漆器店(やまがしっきてん)

高品質な天然杉を使った温かみのある紀州塗の曲げわっぱ。ふたに施された、矢羽柄のモダンなデザインが目をひきます。


曲げわっぱは、木本来の調湿作用が余分な水分を吸収してくれます。冷めてもご飯がふっくらとして美味しくいただけます。ネイビーと茜の2色展開。


仕切り(取り外し可)とゴムバンドも付いています。
お弁当箱としてだけでなく、1人分の食事を盛り付けて、おもてなしに使うのもありですね。
【山家漆器店HP】https://www.prinmail.com/

 

3.KISHU+(きしゅうぷらす)

日本4大漆器の1つ、紀州漆器で作られたモダンでシックな重箱。コンピューター制御で凹凸形状を正確に削り出し、塗りを施した表面を手仕事で研ぎ出しています。立体的なデザインの重箱は、洋食にも合わせやすいです。



また、重箱としてだけでなく、アメニティボックス、小物入れとしても使えます。カラーはホワイトとブラックの2色。


この商品を使ったお正月のコーディネートはこちら

白の商品を使ったコーディネート。詳細はこちらの記事をご覧ください。

【KISHU+ HP】https://kishu-plus.jp/

4.コド・モノ・コト

子どもサイズのトレー「cobon」。トレーに物を乗せて水平に運ぶことは子どもにとって難しい動作。滑り止め効果のあるウレタン塗料で塗装しています。そのため、少し傾けても滑りません。子ども達も率先してお手伝いをしてくれそうですね!



また、子どもの肩幅にぴったりなサイズ感、持ち上げやすいように両サイドは朽ってあります。4つの角に見える、水平に入った木片は「挽込み留継ぎ(ひきこみとめつぎ)」という技術で補強されています。シンプルで小ぶりなトレーなので、子どもからお年寄りまで幅広く使える優れものです。

次の商品は、子供用のカトラリー。握りやすいように持ち手が丸く設計されています。 すくうところがなだらかになっているため、口をケガする心配もありません。
 
また、食べたときの口当たりの良さも魅力の一つ。好き嫌いをするお子様もこのスプーンなら毎日食べるのが楽しくなりそうですね。木特有のあたたかみが食卓を明るくしてくれます。お子さんが成長したら、コーヒースプーンや調味料用に使うのも良さそうです。

〇こちらの記事もおすすめ! オススメのこども用食器9選

【コド・モノ・コト】
トレー紹介アドレス:http://www.asahikawacraft.com/koubou/arms.html
スプーン紹介アドレス:http://asahikawawoodworking.com/workers/akarinotane/

 

5.MILFORD(ミルフォード)

最後に紹介するのは、MILFORDのプレート。ハードメープル・ウォールナットの2種類を接ぎ合わせ、削り出して作られています。木目を生かしながら、月の満ち欠けを表現した個性的なデザインです。

 

MILFORDは主に無垢の木材を使ったオリジナル家具・雑貨やオーダー品を制作販売する、木工作家。山下拓希さんの家具工房です。ものづくりのテーマを「時間」とし、昔から伝わる木組み工法をベースに、現代の工法や金物も取り入れてひとつひとつハンドメイドで制作しています。

組み合わせやサイズが違う商品と組み合わせて使うのも素敵です!

【MILFORD HP】http://www.milford-craft.com/index.html

本当は陶器! 木製に見えるリアルなうつわ

■宝寿窯(ほうじゅがま)

最後に紹介するのは、宝寿窯の人気の新シリーズ『Serawood(陶木の皿)』。こちらは木製ではありません! しかし、木目と色のリアルさから、誰もが思わず触って確かめてしまうほど。(裏返すと本当に陶器であることがわかります。)

 
お客様のサプライズに、普段の生活にナチュラルな気分を盛り上げるアイテムとしてオススメですよ。深さがあるので、スープボウルやシリアルボウルとしても使えます。
内側は赤と黒の2色あります。色違いでペアでそろえて夫婦茶碗のように使うのもおすすめです。

より自然な木の風合いを楽しんで頂くため、木目の模様はそれぞれ数パターンあります。

○木片のような「角皿」もあります!  
秋のコーディネートに使用したものがこちら

◆こちらの記事もおすすめ!
テーブルコーディネーターが使いたい、和モダンな伊万里焼「宝寿窯・山本文雅」

【宝寿窯HP】https://www.tsp-utsuwa.com/blank

いかがでしたか? 木製のうつわといっても、色々なタイプのものがあります。
陶器の食器ともあわせやすいので毎日使えるのも魅力です。軽くて、薄くて、重ねやすい木のうつわを取り入れてみませんか? ナチュラルなコーディネートが楽しめますよ!

〔取材・編集:テーブルライフ編集部〕