こんにちは!テーブルライフ編集部です。
今回は、2026年3月に開催された「たちかわ陶器市2026春」の訪問レポートをお届けします。
大規模な陶器市も魅力的ですが、都心からアクセスが良く、洗練された空間で「とっておきの一客」を探せるイベントは貴重です。
お散歩ついでに立ち寄れる、現代のライフスタイルにぴったりの陶器市の魅力を、余すところなくご紹介します。
たちかわ陶器市とは?会場の雰囲気も紹介

「たちかわ陶器市」は、東京・立川の複合施設「GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)」で春と秋の年2回開催される、工藝マルシェです。
全国から精鋭の作家や窯元が集結し、単なる販売会にとどまらず、「心と体の健康(ウェルビーイング)」をテーマにしたワークショップや食のイベントも開催されています。
2026年春は、約30以上の作家が軒を連ねる「工藝マルシェ」に加え、日本各地の希少なお茶を楽しめる「立川お茶めぐり2026春」、そして日本の手仕事品をセレクトした「忠之助商店」による「春の工芸市」が同時開催され、盛りだくさんの内容でした。
青空の下、洗練された空間が広がる会場
会場のGREEN SPRINGSは、水と緑が溢れる開放的な空間です。
一般的な陶器市といえば、テントの中にうつわが山積みされ、その中から掘り出し物を探す「宝探し」のような楽しさがありますが、ここは少し趣が異なります。
青空の下に並ぶ白いテントは、まるでヨーロッパなど海外のマーケットのような雰囲気です
各作家さんのブースは、それぞれが小さな個展のような洗練されたディスプレイで、一つひとつの作品とじっくり対話しながら選ぶことができます。「丁寧な暮らし」を体現したような、とても心地よい空間でした。
【開催概要(2026年春実績)】
日程:2026年3月27日(金)~29日(日)10:00〜17:00(最終日は16:00まで)
会場:GREEN SPRINGS 2F 街区内(東京都立川市緑町3-1)
アクセス:JR立川駅北口より徒歩約8分
入場料:無料
公式サイト:https://tachikawa-tokiichi.com/
「たちかわ陶器市」の魅力とは?みどころを紹介
実際に現地を訪れて感じた、このイベントならではの魅力を4つのポイントでまとめました。
① アクセス抜群!お買い物やランチのついでに楽しめる
多摩地域のターミナル、立川駅から徒歩圏内という好立地は最大のメリットです。
本格的な陶器市は、産地まで数時間かけて足を運ぶことが多いものですが、ここでは百貨店や駅ビルでお買い物をする感覚で、作家一点物のうつわに出会えます。
「今日は立川でランチをして、午後は陶器市を覗こうか」という気軽なデートや家族の外出コースに組み込めるのが嬉しいポイントです。
② 多彩なジャンルのうつわ・工芸品が一度に揃う

「工藝マルシェ」では新進気鋭の作家によるモダンなうつわが並び、「春の工芸市」では、沖縄のやちむんや琉球ガラス、九谷焼といった伝統的な手仕事が紹介されています。
特にこの陶器市の特徴は、東京など関東近県で活躍する作家さんの出店が多いこと。
〇〇焼というジャンルにとらわれない独特の作風のうつわとともに、伝統的な品々も同時に見て、触って、購入できるのがいいですね。

選択肢が多いほど、うつわ選びは楽しいものです。
さまざまなジャンルのうつわや伝統的工芸品を同一会場で見ることができるのは、ものづくりへの興味にもつながりそうでいいなと思いました。
③ 疲れない「ちょうどいい規模感」がお買い物の決め手

益子や有田のような大規模な陶器市は、1日かけても回りきれない楽しさがありますが、慣れていないと「結局、何を買えばいいか分からなくなってしまった」と疲弊してしまうことも。
たちかわ陶器市は、ゆっくり回っても1〜2時間で全体を把握できる“ほどよい規模”です。
「やっぱりあの作家さんの、あのうつわが欲しいな」と思ってもすぐに戻れる距離感が心地よく、後悔のない買い物ができるのがいいですね。
④ 日本茶イベントなど、五感で楽しむ仕掛けが満載
うつわを買うだけでなく、そのうつわを「どう使うか」まで提案してくれるのがこのイベントの魅力です。
今回は「立川お茶めぐり」が同時開催されており、日本茶とお菓子のペアリングを体験できました。
お茶のイベントというと、茶葉の販売がメインで、なかなかどんなうつわが適しているのかまでは踏み込んでいません。
このイベントでは、茶器も販売しているブースが有、新しい茶器を手に入れ、それに合うお茶を探す……。
そんな暮らしのシーンを想像しながら楽しめる、トータルなライフスタイル提案がいいなと感じました。

スタッフが気になった作家さんのブースを紹介します!
今回、会場で見つけた素敵な作家さんやブランドを一部ご紹介します。
前野達郎 さん

カラフルでポップな色彩が目を引く前野さんのブース。
前野さんは北欧・デンマークでの製作経験をお持ちとのことで、その作風には北欧デザインの巨匠・イッタラのティーマを彷彿とさせるような、シンプルで機能的な美しさが宿っています。和食にも洋食にも馴染む「色違いで揃えたくなる」うつわでした。
〇前野達郎さん公式HP:https://tatsuromaeno.blogspot.com/
小野美穂 さん

モノトーンの世界観がスタイリッシュな小野さんの作品。
特に印象的だったのは、繊細な彫りの技法を駆使したレースのようなリムのうつわです。
一見シャープですが、手仕事の温かみがあり、どんなお料理もごちそうに見せてくれる、主役級の存在感を放っていました。
〇小野美穂さん公式HP:https://onomiho8863.wixsite.com/ono-miho
おだあやこ さん

動物や鳥をモチーフにした、愛らしい表情の作品が並ぶおださんのブース。
たっぷり入るマグカップは、スープカップとしても重宝しそうなサイズ感。
一つひとつ表情が異なるため、自分だけのお気に入りの「相棒」を探すような楽しさがありました。
〇おだあやこ さん公式Instagram:https://www.instagram.com/soponokka
Tellur(テルル)工房

常に人だかりが絶えなかった人気ブースです。
特に注目を集めていたのが、そのまま食卓に出せる「耐熱のうつわ」や土鍋。
量産品にはない、コロンとした可愛らしいフォルムと土の質感が、日々の料理をより豊かな時間に変えてくれそうです。
〇Tellur(テルル)工房公式HP:https://tellur.sakura.ne.jp/
アトリエ水無月

植物や動物をモチーフにした、独創的なデザインが特徴です。
洋食器のような華やかさがありつつ、どこかオリエンタルな雰囲気も。和洋折衷の食卓に、程よいアクセントを加えてくれる使い勝手の良さが光っていました。
〇アトリエ水無月 公式Instagram:https://www.instagram.com/noguchi.akiko77/
大槻優美 さん

陶器だけでなく、素敵なテキスタイルの出会いもありました。
植物を描いた絵画のようなハンカチやバッグは、会場の豊かな緑と共鳴し、ディスプレイそのものが一つの作品のよう。
額装してインテリアとして楽しみたくなる美しさでした。
〇大槻優美 さん公式HP:https://otsukiyumi.com/index.html
tatami.boy

畳職人による、畳の「へり」を使ったアクセサリーや小物のブースです。
日本の伝統素材が現代的なデザインに落とし込まれており、海外の方も興味深く手に取っていました。
伝統を日常に取り入れる、新しい形を提案されていました。
〇tatami.boy 公式Instagram:https://www.instagram.com/tatami.boy/
「たちかわ陶器市」を120%楽しむためのポイント

これから訪れる方のために、いくつかのアドバイスをまとめました。
出展スケジュールの確認を:日にちによって出展者が異なります!
この陶器市のユニークな点は、日によって出展者が入れ替わる場合があることです。
多くの作家さんは3日間出展されますが、中には「土日のみ」という方も。
お目当ての作家さんがいる場合は、事前に公式サイトで出展スケジュールをチェックすることをおすすめします。
休憩スポットを有効活用 する
会場内や周辺にはベンチが多く、キッチンカーも出展しています。
商業施設内のため、トイレやカフェの心配もありません。
じっくり悩みたい時は、一度コーヒーを飲みながら「どのうつわを連れて帰るか」を考える作戦会議をするのも、この会場ならではの楽しみ方です。
たちかわ陶器市で日常を彩る「運命のうつわ」を探しに行こう!
今回初めて「たちかわ陶器市」を訪れて感じたのは、うつわ選びのハードルを心地よく下げてくれる「親しみやすさ」でした。
駅からすぐの洗練された空間で、作家さんの想いに直接触れながらお気に入りの一枚を探す時間は、忙しい日常の中に小さなしあわせを運んでくれます。
春と秋、季節ごとに表情を変えるGREEN SPRINGSで、あなただけの「運命のうつわ」を探しに出かけてみませんか?
次回の開催情報は、ぜひ公式サイトやSNSをチェックしてみてください。
私も今から楽しみです!
〔取材・編集:テーブルライフ編集部〕
