「涼」を楽しむ夏のテーブル@ヘーベルハウス千葉北展示場

はじめまして。テーブルコーディネーターのMEGUMIです。

今回よりヘーベルハウス千葉北展示場様のダイニングコーディネートを担当させて頂くことになりました。

千葉市稲毛区にあるこちらの展示場は、「最新モデルの二世帯型住宅展示場」です。

IMG_5842

ダイニングが1Fと2Fに配置されており、今回は1Fの吹き抜けになっている明るいダイニングルームをコーディネートさせて頂きました。

「涼」を楽しむ

梅雨明けも目前、これから益々暑くなっていくこの季節、冷酒で「涼」を楽しむ夏のテーブルをイメージしてみました。

黒のテーブルクロスをベースに、白い和紙、ガラス、笹の葉やグリーンの葉を編み込んだマットを取り入れ涼しげな雰囲気にしつらえました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

和のコーディネートで和紙はとても重宝します。紙なので汚れても気になりませんし、和の雰囲気が出しやすいのです。

銀座伊東屋のクラフトコーナー、ユザワヤ、100円ショップのラッピングコーナーなどでも手に入りますよ。

もうひとつ、テーブルコーディネートにおける重要なポイントのひとつが「高低差」です。

IMG_4691
平面的になりがちなテーブルですが、花器などで高低差をつけるとテーブルの上に動きが出ます。こちらのコーディネートでは、花器、中央の酒器セットのように二段階で高低差をつけています。

花器はテーブルにあわせて少し大きめのものをチョイスしましたが、向かい合う相手の顔が見える様に、普段の食卓では肘をついた時の手の高さくらいまでが良いでしょう。

酒器セットの下に敷いた葉のマットは、アートフラワーの「フラックスグラス」を交互に編み込んだものです。丸鉢の網目模様からヒントを得て作りました。

荒川尚子さん作の「練り込み」技法の器

IMG_4692

今回コーディネートで使用しておりますグレーの網目模様の丸鉢と、中央の酒器セットを乗せたグレージュの縞模様の長皿は、千葉県松戸市で陶芸家として活躍されている荒川尚子さんの作品です。

丸鉢は「分銅」と呼ばれる模様をアレンジしたもので、和の粋なテイストを感じるモノトーンのうつわです。

現在、千葉県松戸市に工房を設け陶芸家として活動されている荒川さん。

荒川さんの作品の特徴は、「練り込み」という陶芸の技法で作られており、他にはない独特の風合いを持っています。

その技法は大変手間のかかる作業で、磁器土に練り込み用の顔料を加えた色土を作りそれを組み合わせて作られます。また、土に含まれる水分や手の動かし方によって模様に「揺らぎ」が生まれ、同じ模様でも異なる表情の器に仕上がるのだそうです。このような練り込み技法の特徴を生かしつつも、模様が固定せず動きを感じられるような作品作りを心掛けているそうです。

今後作って行きたい作品について伺ったところ、現在は小さな器を制作しているが、今後は大きな作品も作っていきたい、また、練り込み模様ばかりに目が行くのではなく、形と模様が一体となった作品を作っていきたい、と意気込みを語ってくださいました。

荒川さんの今後の作品が楽しみですね。

陶芸家 荒川尚子さんプロフィール

京都造形芸術大学通信陶芸コースで学んだ後、練り込み作家浅井敬子に師事。2015年千葉県松戸市に工房を設ける。毎年、吉祥寺にてグループで陶展を開催。現在、練り込み作品を中心に制作しつつ、藤心陶芸センター(千葉県柏市)でスタッフとして勤務。

藤心陶芸センター

所在地〒277-0033 千葉県柏市増尾1124-1

アクセス東武線増尾駅・南口より送迎有り

TEL04-7175-9664/090-3545-5184(直通)

http://www.tougei-school.jp/

 

IMG_4682

その他使用アイテム

ガラスの片口酒器: スガハラガラス「リブ」

モノトーンの丸鉢の下に敷いたスレートプレート: ジャストスレートカンパニー 約24cm

花器: LSA(エルエスエー)

 

テーブルコーディネーター MEGUMI

大学卒業後、金融機関に勤務の傍ら、料理、お菓子を勉強していく中でテーブルコーディネートに興味を持ち、dining & style 山本侑貴子氏に師事。

現在、千葉市にてお菓子作りとテーブルコーディネートの楽しさを伝える教室開設に向け準備中。2児の母。

dining & style インストラクター、ル・コルドンブルー製菓ディプロム取得

 

協賛企業:旭化成ホームズ 千葉北展示場 キュービック(トップハットモデル)

千葉県千葉市稲毛区園生町386-1(総合住宅展示場ハウジングガーデン千葉内)
043-254-0860