もう迷わない!【食器のマメ知識】電子レンジ・食器洗い機OK/NGの基準とは?
日常で使う食器、使う時にこれは電子レンジで使えるの?食器洗い機で洗っても大丈夫?と思うことありませんか?その度にインターネットで調べたり、マニュアルガイドを読み直したりと時間を取られる事が多いですよね。今回は電子レンジや食器洗い機を使用するにあたって使って良い食器といけない食器の見分け方のポイントをまとめてみました。
この記事の目次
Ⅰ.電子レンジOKの基準 Ⅱ.食器洗い機OKの基準
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Ⅰ.電子レンジ
〜基本的に食器ならだいたいOK!電子レンジ使用OKの基準〜
参照情報:「パナソニックよくある質問:レンジ調理で使える容器、使えない容器を教えてください。」
まずご安心ください!
注意すべきポイントを理解しておけば、ほとんどの食器が使用OKであることがわかると思います。
それではまず使える食器からご紹介します。
使える食器 1.耐熱性ガラス 2.食器全般(陶器・磁器はほとんどOK、特別な装飾のあるものを除く) 3.耐熱性プラスチック容器、シリコン容器
1.耐熱性ガラス容器
引用画像:https://item.rakuten.co.jp/kitchen-kuu/10001291/
2.食器全般
殆どの食器は一部を除き使用が可能です。一部使用できないものは「使えない食器」を参考にしてください。
引用画像:http://marku-s.net/product/ichi
3.耐熱性プラスチック容器、シリコン容器
引用画像:http://the360.life/U1301.doit?id=2201
パナソニック ビストロ スチームオーブンレンジ 30L ホワイト NE-BS1500-W
電子レンジが使えない食器とは?
使えない食器 1.金彩、銀彩を施した食器、金、銀メッキの食器 2.メラミン 3.漆器 4.耐熱性のないガラス 5.紙製品や木製品(木や竹など)
【電子レンジを使用してはいけない理由】
電子レンジの加熱原理は、食品にマイクロ波などの特殊な電波を放射し、食品や飲料内の水分を振動させ、その摩擦熱によって食品を温めるという原理です。そのため金属はマイクロ波に強く反応し、火花を散らせたりする危険性があります。
したがって、電子レンジには
・金属が含まれているもの
・水分が多く含まれた素材(紙製品・竹製品・木製品・漆器など)
の食器は使用してはいけないという原則があります。
1.金彩・銀彩を施した陶器・磁器、金、銀メッキの食器
上記の原則により、金属でできたもの・メッキ加工がされている食器は使用できません。
引用画像:http://www.meteorgardenjp.com/?pid=55626165
また金彩、銀彩など金属釉を施した食器は本体は問題なくても金属の薄く施された装飾が異常加熱で火花が出たりしますので使用はできません。
テーブルライフストア 宝寿窯・白金彩シリーズ
2.メラミン食器
焼けたり焦げたりする可能性があるので使用できません。
引用画像:http://www.sanshin-kako.co.jp/information/products/2011/09/26_0900.shtml
3.漆器
漆が剥がれるので使用できません。
北市漆器店 Kaze-ya style 刷毛目ペア多用椀セット(箸付) 風呂敷包 KZ2407
4.耐熱性のないガラス
ヒビが入ったり、割れたりする可能性があるのでオススメできません。
引用画像:http://shop.sugahara.com/index.html
5.紙製品や木製品(木や竹など)
焦げたりする可能性があるので使用できません。
テーブルライフオンラインショップ「木のうつわ」よりゴールド工芸「ナチュラルプライムウッド」シリーズ
Ⅱ.食器洗い機
〜基本的に全部OK。”食器全般”は洗える!食器洗い機OKの基準〜
参照情報:「パナソニックよくある質問:洗える食器・洗えない食器」
パナソニック ビルトイン食器洗い乾燥機 (食洗機) 【NP-45MC6T】
まず洗える食器について確認してみましょう。
洗える食器 ・食器全般(陶器・磁器・ガラス)
食器洗い機に関しては陶器、磁器、ガラスはほとんど使用が可能です。中には気をつけないといけないものもありますが、基本は使用可能です。
※気をつけないといけない食器に関しては「使えない食器、気をつけないといけない食器」を参考にしてください。
引用画像:http://www.cotogoto.jp/category/13.html
引用画像:https://table-life.com/columns/post/12297
使えない食器、気をつけないといけない食器 1.強化ガラス、カットガラス 2.クリスタルガラス 3.剥がれる可能性のある食器 4.漆塗りの食器 5.ひび割れ模様(貫入模様) 6.木製食器 7.徳利や瓶 8.ステンドグラスの食器 9.金、銀メッキ、錫の食器
食器洗い機での洗浄では
・やや高圧の水流が食器に当たる
・温水による洗浄、乾燥工程で温度が上がる
・専用洗剤による化学反応
などの要因が食器の破損や劣化の原因となることがあり、使用可/不可の基準となります。
つまり「もろい」「高温に弱い」「洗剤での変質」が疑われるものが使用できません。
中には一度の使用で破損、ひび割れが起こらなくても経年劣化でそれが起きてしまうものもあります。使用に関してはご自身の判断でご使用ください。
1.強化ガラス
「強化ガラス」は、その製法上内部に様々な加工がしてあります。高温によってガラス内部の応力が膨張し、破損する可能性があります。
引用画像:https://www.monotaro.com/g/00985876/
2.クリスタルガラス、カットガラス
素材に含まれている鉛が専用洗剤のアルカリ成分や高温の洗浄水で溶けだし、表面が白くくもってしまう恐れがあります。急激な温度変化や衝撃にも弱いことから、食洗機の噴射による洗浄では傷がつく恐れがあります。
引用画像:http://www.kagami.jp/index.html
3.剥がれる可能性のある食器
上絵や金彩・銀彩が施された陶磁器や貫入の入っている陶磁器は、洗えません。それは、表面の加工が変色し、破損の原因となる可能性があるためです。もし陶磁器を洗う場合は、表面の一番外側に釉薬がかかった下絵付けのものなら大丈夫です。釉薬の上に描く上絵付けは、変色や剥がれの恐れがあります。
金彩・銀彩を施した陶器・磁器・ガラス製品
引用画像:http://touche-shop.com/?pid=105384091
上絵(焼き付けでない絵付け)を施した陶器や磁器
九谷焼・虚空蔵窯 オンラインストアへ
4.漆塗り
引用画像:https://item.rakuten.co.jp/toytoifactory/048046/
5.貫入の入った陶器・磁器
各窯元、ブランドにもよりますが割れる可能性があるのでオススメできません。
引用画像:http://www.gurutto-koriyama.com/spn/detail/newsdetail.cfm?cl_id=674&id=43051
6.木製食器
割れ、ひび割れなどおこす可能性があるのでオススメできません。
引用画像:https://item.rakuten.co.jp/air-rhizome/4f-acacia-94483/
7.徳利や瓶
口が小さいので、中が洗えません。(こちらは洗っても大丈夫なのですが、きれいにならないという理由で洗えないものです)
引用画像:https://ja.wikipedia.org/wiki/徳利
8.ステンドグラス
割れる可能性があります。
引用画像:https://item.rakuten.co.jp/toytoifactory/048046/
9.金・銀メッキ・錫の食器
メッキが剥がれる可能性があります。
引用画像:https://item.rakuten.co.jp/tonguya/693751/
引用画像:http://www.osakasuzuki.co.jp
また、錫の食器については酸化して腐食をする恐れがあるため使用しないでください。
錫の食器:竹中銅器「S-LINEシリーズ」
パナソニック ビルトイン食器洗い乾燥機 (食洗機) 【NP-45MC6T】
※本記事の情報は執筆当時のものです。
上記以外の製品について不明な点などは、お買い上げの各種窯元、ブランドにお問い合わせください。
テーブルコーディネーター・MIKA(名古屋市在住・中部支部担当) 夫の転勤で海外在住中、体調を崩し食生活の大切さに気づきマクロビオテック経てRaw foodにたどり着く。 Raw foodを取り入れ劇的な体の変化を体感し、横浜の自宅サロンにてMika’s raw food recipeをスタート。 2016年には抗加齢学会(アンチエイジング学会)の抗加齢指導士の資格を取得。外見だけでなく内側から健康で美を目的とするレシピを考案し関東、東海地区でレッスンとイベントで活動中。 テーブルコーディネートでは食空間プロデューサーの山本侑貴子先生を師事、Dining&Style認定講師としてシニアインストラクター取得。 2017年東京ドームテーブルウェア・フェスティバル入賞 HP:https://www.mikarawfood.com/