テーブルコーディネータが選ぶ益子焼の花瓶

オシャレな花瓶が買える、益子焼の通販サイト6選

益子焼の花瓶

お花がお部屋にあると気分も、お部屋の雰囲気もよくなりますよね。花瓶もステキなら、お花を飾るのがもっと楽しくなります。今回は、人気の益子焼の花瓶を集めてみました。お花を活けなくても、花瓶だけを飾っておくだけでも、お部屋の雰囲気がかわりますよ。

引用画像:https://sumally.com/p/1824906

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益子焼の歴史

益子焼は江戸時代の終わりごろ、19世紀中ごろに始まったと言われています。その陶土は量は豊富にあるものの粗く、精巧な器を作るには向かないものだったため、当初はおもに水がめ・火鉢・壺などの日用品が製作されていました。1930年頃より花器・食器などの民芸品が作られるようになり、さらに独創的なデザインや手法もくわわったことによる芸術的な魅力が高まって、益子焼の人気を高めています。

益子焼の特徴

益子焼の土は、砂気が多く、ごつごつとした質感が特徴です。薄くひきにくいため厚手のものが多く、重くて割れやすいのですが、それが素朴な味わいを生んで魅力的です。
また、益子焼の土は釉薬との相性がよく、古くからその特徴が活かされてきました。木や石などを原料とした、透明な色合いの並白釉や乳白色の糠白釉。他にも漆黒や赤茶色、飴色などの深い色合いもあります。さらに、器に植物などの模様の絵を描く、鉄絵や赤絵なども益子焼の特徴のひとつです。

引用画像:https://roomclip.jp/photo/qONY

花瓶の概要と歴史

花瓶の構造上の各部分は、人体構造の各部分に例えられます。花瓶の底は足と呼ばれ、花瓶が容易に倒れないように、足は安定感があるよう設計されています。足の上に胴があり、多くの場合、膨らみを伴います。胴の上部である肩にて、花瓶の径は急速に狭まり、首につながり、花を挿しこむ口が開いています。

花瓶は、仏教の儀式において重要な役割を担っていました。花瓶は香炉と燭台と共に、三具足を構成し、仏の供養のために欠かせない道具でした。仏具としての花瓶の多くは、その首や胴に紐飾りが施されていました。


1.竹之内太郎

北海道出身の竹之内さんはサラリーマンを経て、益子に移住。陶芸家として独立されました。竹之内さんの作品は、シンプルなデザインと淡い色合いの釉薬を使ったデザインが揃っています。こちらの「シノギ」シリーズの花瓶は、縁の部分の茶色がアクセントになっています。他にも八角プレート、椀、コーヒーサーバー、ポットなども揃っています。

引用画像:https://item.rakuten.co.jp/illumi/c/0000000283/

HP:http://taro-cobo.sakura.ne.jp/wp/

2.わかさま窯

長野から東京の大学に進み、都会の生活に馴染めなかった若林健吾さん。もっと大地に根ざした仕事をしたいという思いから、益子で陶芸家になることを決意したそうです。手作りにこだわり、1つの器を作るのに1ヶ月近くかけています。こちらの一輪挿しは、カワイイ野の花やお気に入りのお花を挿して、テーブルに飾れば、ホッとさせるインテリアになります。黒はモダンな雰囲気、白はシンプルなのでテーブルなど、どこに置いても合いそうですね。

引用画像:https://item.rakuten.co.jp/wakasama/10000804/

HP:https://wakasama-mashiko.com


3.後藤義国

さいたま出身の後藤さん。益子で修行し独立されました。コップやお皿のテーブルウェアだけでなく、花瓶も多くの種類を作陶されています。鎬や面取りといった、丁寧な手仕事の美しさが光る粉引は、アンティークのような雰囲気もある味のある花瓶です。

引用画像:https://www.sawaragi.net/?pid=105309055

紹介ページ(Instagram):https://www.instagram.com/explore/tags/後藤義国/?hl=ja

4.久保田健司

泥で描いている美しい模様、「いっちん」技法を取り入れている久保田さん。一つずつスポイドに泥を入れ、手作業で描いています。こちらの藍色といっちん模様が素敵な焼き物は、実はピッチャーなんです。ピッチャーですがお花を活けるのにも使用でき、とても素敵なインテリアにもなりますね。

引用画像:https://www.instagram.com/kubokem/?hl=ja

紹介ページ(Instagram):https://www.instagram.com/kubokem/?hl=ja

5.伊藤丈浩

21歳のときから焼き物を始め、各地の陶芸家を訪ねながら旅をして2006年に益子で独立した伊藤さん。水と粘土を混ぜた泥漿で、平面の土の上に描く線によって現れるスリップウェアの製作を主にされています。こちらの花瓶は個性あるデザインと釉薬を使い分け、細部までこだわって作られている存在感ある花瓶です。

引用画像:http://sousou.biz/shopping/category/伊藤丈浩/

紹介ページ(Instagram):https://www.instagram.com/itomashiko/?hl=ja


6.宗八窯

益子の町から少し離れた経ヶ坂の高台に位置し、四季折々の自然が残る里山で、陶芸体験もできるのが「宗八窯」。こちらのしっとりした一輪挿しは、「静かに花を」というイメージで作陶されたそうです。焼締めならではの雰囲気が、日本の和を象徴してくれますね。

引用画像:https://www.instagram.com/souhachigama/

紹介ページ(Instagram):https://www.instagram.com/souhachigama/


益子焼の花瓶特集はいかがでしたか?伝統的な色合いに現代のデザインをも楽しめる益子焼、是非お気に入りの1つをみつけてくださいね。

※本記事の情報は執筆当時のものです。

Mika 1024テーブルコーディネーター・MIKA(名古屋市在住・中部支部担当)

夫の転勤で海外在住中、体調を崩し食生活の大切さに気づきマクロビオテック経てRaw foodにたどり着く。
 Raw foodを取り入れ劇的な体の変化を体感し、横浜の自宅サロンにてMika’s raw food recipeをスタート。
 2016年には抗加齢学会(アンチエイジング学会)の抗加齢指導士の資格を取得。外見だけでなく内側から健康で美を目的とするレシピを考案し関東、東海地区でレッスンとイベントで活動中。
 テーブルコーディネートでは食空間プロデューサーの山本侑貴子先生を師事、Dining&Style認定講師としてシニアインストラクター取得。

2017年東京ドームテーブルウェア・フェスティバル入賞

HP:https://www.mikarawfood.com/