2018秋の「せとやきもの祭り」〜注目の窯元・作家レポート

2018年秋、「せとやき祭り」注目の窯元・作家レポート

2018年9月8日、9日は愛知県瀬戸市で「せとやき祭り」が開催されました!2日間共に天気予報が見事に外れ、大雨になったり、また晴れ間が出たりと季節の変化はありましたが、たくさんの人で賑わっていました。出店されている窯元、作家さんにお話を伺うと毎年「せとやき祭り」はどちらかの日程はかならず雨が降るとの事、来年行かれる方は是非雨対策してくださいね!

せとやき祭りの会場は名古屋市駅から電車で約40分程、名鉄瀬戸線の尾張瀬戸駅周辺が会場になります。駅を出た瞬間から総合案内所や店舗がすぐに見え、たくさんの人で賑わっています。瀬戸川沿い中心に200軒ほどの窯元、作家さんが店舗を出し販売されていたり、瀬戸名物瀬戸焼きそばなどフード系も楽しめます。川沿いは端から端まで歩いて約20分程ですが、じっくり時間をかけて見たい方は2日にわけて行くのがオススメです。



河合里奈さん

蛍手技法という15世紀からある手技で作陶されています。器面に穴を開けて、釉薬で穴埋めをするのですが、この釉薬が透き通るように見えます。

手間のかかる技法なのであまり取り入れている作家さんはいないそうです。どの商品も可愛らしい女性好みのものが揃っています。

山口由次さん

テーブルライフで取扱のある山口さんの作品です。一つずつみると、釉薬を一滴ずつ乗せるとても手間のかかるデザインです。その部分に新たに色が付いた釉薬を置いてデザインを引き立てています。

他にも金彩が入ったシンプルな器などが揃っていました。

atelier juca(村井大介さん)

今回せとやきもの祭りは初めて出店されたatelier jucaさん。独創的なデザインに、シンプルな釉薬が目を引いていました。

こちらのポットは可愛らしいデザインと、独自のデザインが揃っていました。

斉木ゆうじさん

一際目を引いていた酒器が揃っていました。このナイトブルーと名付けられた色合いは一目惚れしそうなデザインばかりです。

特にこちらの小さな酒器は通る方が「綺麗なデザイン」とお声をかけていました。

野中倫太郎さん

以前は翠窯で修行された野中さん。

こちらの酒器は一際目を引くデザインでした。

田口智史さん

広島で作陶されています。

使いやすそう、盛り付けが映えそうなデザインのプレートが揃っていました。

エム・エム・ヨシハシさん

ビビットなカラーが揃っていたエム・エム・ヨシハシさん。特にこのカラーの器が好評だそうです。テーブルライフで以前取り上げた子供用食器の記事はこちらをどうぞ!

椿窯さん

約40年の歴史のある椿窯さん。茶系のプレートなどシンプルですがテーブルコーディネートしやすい色合いが揃っていました。



RYOTA AOKIさん

現在は中国は景徳鎮(けいとくちん)にお住まいのAOKIさん。赤や黄色など鮮やかな食器が揃っていました。

個性的なデザインもあり、どの作品も色使いが素晴らしいものばかりです。

 

陶工房 sora

多くの人で賑わってたsoraさん。

可愛らしいコロンとしたデザインが揃っていました。

せとやき祭りのレポートはいかがでしたか?若い作家さんから、歴史ある窯元さんまで一同に揃う会場はまさにお祭り状態!初日には打ち上げ花火があったり、ダンスパフォーマンスなどイベントも盛りだくさんです!来年のせとやき祭りも楽しみですね!

 

IMG_5312-2テーブルコーディネーター・MIKA(愛知県名古屋市在住・中部支部担当)

夫の転勤で海外在住中、体調を崩し食生活の大切に気づきマクロビオテック経てRaw foodにたどり着く。
Raw foodを取り入れ劇的な体の変化を体感し、横浜の自宅サロンにてMika’s raw food recipeをスタート。
2016年には抗加齢学会(アンチエイジング学会)の抗加齢指導士の資格を取得。外見だけでなく内側から健康で美を目的とするレシピを考案し関東、東海地区でレッスンとイベントで活動中。
テーブルコーディネートでは食空間プロデューサーの山本侑貴子先生を師事、Dining&Style認定講師としてシニアインストラクター取得。

2017年東京ドームテーブルウェア・フェスティバル入賞

HP:https://www.mikarawfood.com/