先日、2月12日(祝)工芸品の魅力を伝える「職人圖鑑」とのコラボイベント「利き酒器&利き酒パーティー」を開催しました!
今回のイベントは、2つのプランをご用意。
1つは作家物のおちょこを2つ選んでいただくプラン。
もう1つは、ご自身のおちょこを持参いただいて日本酒を飲み比べていただくというもの。
実際におちょこを2つ使い分けてみて、口当たりやお酒の味が違うことを実感しました。
ぜひこの記事を読んで、おちょこ選び(日本酒選びにも!)の参考にしていただければうれしいです。
日本酒&うつわ好きが浅草に集合 お気に入りの酒器で日本酒を飲み比べ
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2月の連休最終日に集まった参加者の面々。
時間をかけてじっくりと選んだお猪口を見せ合った後に乾杯!
会場である「酒商 升宏」の杉山さんの解説を伺いながら、飲み比べを堪能しました。
日本酒好きという共通点があるからか、ほとんどの方が初めましてにもかかわらず、すぐに打ち解け大盛況!
少し意外だったのが、皆さん日本酒だけでなくうつわにも詳しい方が多かったこと。
今回準備したうつわは、作家物ばかり。
うつわに関心がなければ、知らない方もいるのでは?と思っていましたが、うつわ目的に来て下さる方も多く、帰りに追加購入して下さる方もいらっしゃいました。
主催者としては嬉しい限りの1日でした。
イベントを終えて うつわが変わるとお酒の味は変わるのか?
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今回の利き酒イベントでは、各参加者が2つずつおちょこを選んでお酒を味わいました。
私は、草野啓利さんのガラスの酒器と信楽のヤマ庄陶器のうつわをセレクト!
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同じ種類の日本酒でもうつわの素材が変わると、微妙に味が違いました。
また直径が広い方が、より香りが楽しめることを改めて実感!
参加者の皆さんからも、「酒器を変えたら味が変わった」という意見が、あちこちから聞かれました。
例えば、備前焼の焼き締めのうつわで飲むと、味がまろやかになるなど。
また、縁の部分の厚みや持ち上げやすさなど、お酒を楽しめるよう工夫されている作り手の思いも感じました。
「おちょこは、だいたい大きさが同じだし、どれでも同じでは…」と内心思っていた自分に反省しつつ、うつわが違うと飲み口が全然違う! ことを強く感じたひとときでした。
テーブルライフでは、これからもうつわに関するイベントを開催予定です。
皆さんが、「こんなものをやって欲しい!」という提案も大歓迎です。
これからもテーブルライフをよろしくお願いします!
今回のイベントでいただいた日本酒のラインナップはこちら
イベントで味わったお酒は、今の時期に楽しむ「春酒」。
お酒のプロが厳選した貴重な逸品をお気に入りのおちょこで味わいました!
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壽限無 純米大吟醸(富士酒造・山形県)
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福岡県産の酒造好適米『壽限無』を使用した純米大吟醸。
壽限無は生産量が少ないため、このお酒でしか使われていないそう。
ほのかに甘く、白ワインのような味わいで、参加者にも大好評でした。
ピンクのラベルが華やかで、お花見にも良さそうです!
寒菊 OCEAN 99 凪-Spring Misty- (寒菊銘醸・千葉県)
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酒蔵近くの千葉県の九十九里海岸をイメージした「OCEAN」シリーズの春限定のお酒。
後味がすっきりしているので、幅広いメニューに合いそうです。
ワインのようなおしゃれなラベルは、手土産にもいいですね!
にいだしぜんしゅ にごり(仁井田本家・福島県)
澱りが多く、やさしい口溶けのお酒です。
見た目は甘酒のようですが、後味はほのかに酸味があり、食事にも合わせやすいです。
雛まつりの食事会など、春にふさわしいですね。
こんな夜に… 山女 純米吟醸(黒松仙醸)
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皆さんペースが速く、特別に追加していただいたお酒。
ラベルに書かれているのは、長野の河川によく生息する山女(やまめ)。
長野県を代表する酒米、「美山錦」と長野県の酵母を使用した、長野づくしのお酒です。
フルーティな香りの爽やかなお酒は、食中酒にぴったりです!
今回のイベントで提供したおちょこをご紹介!(順不同・敬称略)
うつわ工房千の森 加藤千恵子
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内側の銀彩がスタイリッシュな千の森工房の酒器。
おちょこにしては大きめなので、小鉢として使うこともできます。
イベントの参加者さんも、ちょっとしたおつまみ用にいいですねとご感想をいただきました。
黒と白で組み合わせると、モノトーンのコーディネートが楽しめます。
草野啓利(吹きガラス)
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横浜で活動している草野啓利さんのガラスの酒器。
よく見ると表面に波のようなレリーフが施されています。
手作りのため、1つとして同じものはなく、私も時間をかけて選びました。
縁に少し厚みがあって、口当たりがいいうつわです。
庚申窯 高鶴裕太(上野焼)
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釉薬の色合いに味わいがある、庚申窯の酒器。
中央が少しくぼんでいて持ちやすいのも魅力です。
色の種類が豊富なので、1つずつコレクションしたくなりますね。
惣次郎窯(有田焼)
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縁起の良い蛸唐草の模様が映える酒器。
高台があることで持ちやすく、華やかに見えます。
ちょっとした箸休めを盛り付けても素敵ですよ。
東風舎 須藤忠隆(茨城県笠間)
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家族で作陶されている東風舎。
息子の忠隆さんのうつわは、現代アートのようなデザインが特徴。
いつもの晩酌に使うだけで、特別な時間が過ごせそうな唯一無二のおちょこです。
東風舎 須藤陽子
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先ほど紹介した忠隆さんのお母様・陽子さんのうつわ。表面の柄はタイルアートのよう。
ざらっとした手ざわりで、持ち上げると手にフィットします。
口が反っているので口当たりもいいですよ。
やまさん柳瀬窯元(小石原焼)
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小石原焼の特徴である、飛び鉋(かんな)が側面に施されています。
表面はざらっとしていて、手になじみます。
同じ柄の徳利とそろえれば、プレゼントとして喜ばれそう。
光雲窯 今村隆光(三川内焼)
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ティラノサウルス、トリケラトプス、プレシオサウルス、スティゴサウルスをモチーフにした、恐竜盃。
白地に繊細に描かれた恐竜はとてもリアル。手のひらサイズのアートとして楽しめます。
直径が8㎝以上あるため、豆皿として使うこともできますよ。
中郷窯 鈴木工友(信楽焼)
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ご兄弟で作陶されている中郷窯。
兄の鈴木工友さんは、粉引のうつわに赤絵を施した味わいのある絵付けが特徴です。
ファンが多いうつわで、イベント当日も完売しました!
中郷窯 鈴木正彦(信楽焼)
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次に紹介するのは、弟の鈴木正彦さんのうつわ。
シンプルで土の味わいを感じる酒器は、日本酒の色や香りを楽しむのにぴったりです。
釉薬の微妙な色合いのうつわは、選ぶ楽しみもあります。
北洋硝子(津軽びいどろ)
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色やデザインのバリエーションが豊富な北洋硝子の盃。
お酒の色を楽しみやすいガラス製、口が広いので香りも堪能できるうつわです。
お酒の種類や季節によって使い分けるのもいいですね。
松岡誠悟(備前焼)
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赤みがかった、たすきのような「火だすき」の柄が味わいのあるおちょこ。
日本酒を注ぐと、底や側面の柄がより美しく際立ちます。
自然に生まれたオンリーワンの柄のうつわは、毎日の晩酌のお供に最適ですね。
ヤマ庄陶器(信楽焼)
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ブルー&ホワイトのツートンカラーのおちょこ。
下の部分は釉薬がかかっていないため、滑り止めのようになっており手にフィット!
深さがあるので、野菜スティックなどおつまみを入れてもいいですね。
〔取材・編集:テーブルライフ編集部〕