有田焼

伝統を受け継ぐ、有田焼窯元特集③〜今右衛門(いまえもん)〜

December 14, 2018
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日本を代表する有田焼、今右衛門

今右衛門窯は、有田焼を代表する3大窯元「柿右衛門窯・今右衛門窯・源右衛門窯」のひとつです。江戸時代より370年続く今右衛門窯といえば一旦途絶えた色鍋島を蘇らせ、重要無形文化財保持団体として認められています。現代でも歴史ある技法を守り続けながら日本文化を伝えています。

今右衛門の特徴

今右衛門の特徴は赤絵で絵付けされた鍋島焼です。赤絵(赤・黄・緑の上絵)の調合・技術は重要無形文化財保持団体として認められています。繊細かつ大胆に、また色鮮やかなデザインも今右衛門窯のデザインの特徴です。

引用画像:https://www.imaemon.co.jp

今右衛門の歴史

1616年に朝鮮出身の李参平が良質な白磁石を発見し、有田焼がうまれたといわれています。のち1640年代になると中国より赤絵(色絵)が伝わります。150件あった窯元の中から11件が赤絵屋として鍋島藩のもとで市場に全く出さない献上品・贈答品・城内用品の磁器を制作し、その絵付けは今右衛門がおこなったといわれています。

引用画像:https://www.imaemon.co.jp

十一代今右衛門は日々より良い作品作りに取り組んでいました。昭和8年には大宮御所・貞明皇后より昔の伝統技術を保護するためご用名を受け、宮内省、各宮家の御用達も受けたといわれています。今日の今右衛門家の基礎をつくったといわれています。

引用画像:https://www.imaemon.co.jp

十二代目今右衛門は衰退していた鍋島に生涯を捧げ、のち昭和15年に商工省の技術保存の指定を受けるまでになり、昭和46年には色鍋島技術保存会の代表として、国の重要無形文化財の総合指定を受けています。皇太子御成婚の受注、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章など功績を残しています。

引用画像:https://www.imaemon.co.jp

十三代目今右衛門は昭和50年に襲名後「色鍋島今右衛門技術保存会」をつくり、重要無形文化財の総合指定を受けました。染付吹墨・薄墨吹墨の技法により数ある賞を受賞。平成元年には重要無形文化財「色絵磁器」保持者(人間国宝)の認定を受けました。

引用画像:https://www.imaemon.co.jp

370年続く伝統を継承。当代である十四代目は、江戸期からある染付技法で手間のかかる「墨はじき」を用い現代の色鍋島を作り出しています。2014年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。

引用画像:https://www.imaemon.co.jp

【合わせて読みたい有田焼記事】

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名称:今右衛門窯
住所:〒844-0006 佐賀県西松浦郡有田町赤絵町2-1-15
連絡先:TEL 0955-42-3101 FAX 0955-42-3102
営業時間 8:00~17:00
定休日 第一日曜日、12/30~1/5、8/15~16
公式HP:https://www.imaemon.co.jp
 名称:今右衛門 東京店
 住所:東京都港区南青山 2-6-5
 TEL:03-3401-3441
 営業時間:9:00-18:00
 定休日:日曜日・祭日
 公式HP:http://www.imaemon.co.jp/information/tokyo/

鍋島焼(なべしまやき)の製品

今右衛門では季節にまつわる鍋島焼が楽しめます。

1.桃絵茶器(反高台)(ももかいちゃき)

桃が絵付けされた茶器組です。中国古来より桃には邪気を祓う力があると考えられ、女の子の健やかな成長と幸せを願うひな祭りは『桃の節句』とも呼ばれています。桃と桃の花が赤絵と染付で絵付された品格あふれるデザインです。

引用画像:https://www.imaemon.co.jp

参考価格:100,000円

2.枝垂桜絵酒器(しだれざくらかいしゅき)

瓢箪は種が多い事から子孫繁栄といわれ演技のよいモチーフとされています。瓢形の徳利と盃に枝垂れ桜が描かれたこの酒器は、盃に口を付けるたび桜が楽しめるデザインになっています。大きめの径8.0cmある盃は珍味入れとしても使えます。手持ちの豆皿と合わせると高低差が生まれ、テーブルコーディネートで映えそうですね。

引用画像:https://www.imaemon.co.jp

参考価格:55,000円

3.色鍋島芙蓉菊絵花瓶(いろなべしまふようきくかいかびん)

こちらも演技のよいモチーフ瓢箪の形に色鍋島の代表的な花文様である芙蓉(元禄期作の芙蓉図尺皿・重要文化財指定)が絵付けされています。芸術的要素が高いデザインなので存在感も出してくれます。

引用画像:https://www.imaemon.co.jp

参考価格:120,000円

4.葡萄絵酒盃(ワインカップ)(ぶどうかいしゅはい)

葡萄ツルののびがよくめでたいとされ、子孫繁栄、他の物に巻き付き縁を結ぶ事から縁起のよいものとされています。和のテーブルコーディネートで是非使いたいですね。

引用画像:https://www.imaemon.co.jp

参考価格:1客 20,000円

5.牡丹松竹梅絵屠蘇器(ぼたんしょうちくばいかいとそき)

牡丹と松竹梅が大胆に絵付された屠蘇器(とそき)です。特に牡丹は鍋島を代表する文様としてよく使われています。また、中国では松竹梅を「歳寒三友」と呼び、その組み合わせは古くからもおめでたいものとされています。

引用画像:https://www.imaemon.co.jp

参考価格:1組 120,000円

6.松竹梅絵額皿(しょうちくばいかいがくざら)

日本人なら誰もがおめでたい絵柄と思い浮かべる松竹梅の絵額皿です。「松」は寒い冬でも葉を付けることから不老長寿、「竹」節目節目に真っ直ぐに伸びる、「梅」は寒い時期に花を咲かせる事から清廉潔白といわれています。

引用画像:https://www.imaemon.co.jp

参考価格:150,000円

7.その他作品のまとめ

色絵薄墨墨はじき四季花文花瓶

色絵薄墨墨はじき時計草文鉢

クルーズトレイン「ななつ星」に使われているランプシェード

色絵薄墨墨はじき雪文鉢

クルーズトレイン「ななつ星」に使われている一輪差し


「今右衛門」の特集はいかがでしたか?有田焼の3大窯元のひとつである今右衛門のデザインや技法は、見ているだけで素晴らしいものばかりです。各代でもそれぞれの技法に挑み、新たな展開を切り開くことでまた歴史が生まれています。今回で有田焼3大窯元特集は終わりですが、今後もテーブルライフでは素晴らしい有田焼の窯元をご紹介していきますのでご期待ください。

テーブルコーディネーター・MIKA(愛知県名古屋市在住・中部支部担当)

夫の転勤で海外在住中、体調を崩し食生活の大切に気づきマクロビオテック経てRaw foodにたどり着く。
Raw foodを取り入れ劇的な体の変化を体感し、横浜の自宅サロンにてMika’s raw food recipeをスタート。
2016年には抗加齢学会(アンチエイジング学会)の抗加齢指導士の資格を取得。外見だけでなく内側から健康で美を目的とするレシピを考案し関東、東海地区でレッスンとイベントで活動中。
テーブルコーディネートでは食空間プロデューサーの山本侑貴子先生を師事、Dining&Style認定講師としてシニアインストラクター取得。

2017年東京ドームテーブルウェア・フェスティバル入賞

HP:https://www.mikarawfood.com/

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