【追悼:藤岡光一さん】テーブルウェア・フェスティバル最優秀賞!スタイリッシュなうつわ

【お知らせ】
2017年よりテーブルライフで最も注目し応援していた作家のひとり・藤岡光一さんが2020年12月25日逝去されました。享年44歳でした。
生前のご活躍を偲び、こちらの記事を遺してお伝えしていきたいと思います。
テーブルライフスタッフ一同ご冥福をお祈りします。

藤岡光一 公式ホームページ https://tougeifujioka.jimdofree.com/


テーブルウェア・フェスティバル最優秀賞!「藤岡光一」スタイリッシュなうつわ

黒と赤の釉調のグラデーション

今回ご紹介するのは兵庫県出身の作家「藤岡光一」さんの夕映えシリーズ・夕映えです。原色と黒を合わせた作品は、やや光沢があり落ち着きのある上品な色合いになっています。

焼き物の中でも黒と赤の釉調のグラデーションは難しいものの1つとされています。見事にグラデーションが存在感を出すだけでなく、盛り映えのする器です。

商品名: 夕映え 鉢
生産地: 兵庫県
サイズ :18cm×4cm
電子機器:電子レンジ・食洗機 使用不可 
価格(税込):8,640円

 


数々の受賞歴。格式の赤

藤岡さんの作品は、2014年テーブルウェア・フェスティバル最優秀賞受賞。2017年には雅楽演奏家で作曲家でもある東儀秀樹さんがテーブルウェア・フェスティバルの展示スペース、「おもてなしの空間」として藤岡さんの作品が使用展示されました。TBSテレビの情報番組「ビビット」でもその模様が紹介され、一躍脚光を浴びました。

東儀秀樹さんのテーマは「シルクロード」。藤岡さんのオリジナリティと斬新な色使いに共感したそうです。世界の珍しい楽器もディスプレイし見事にマッチしていますね。2017/1/25読売新聞より

まだまだあります!グランプリ大賞作品

藤岡さんはテーブルウェアフェスティバルで受賞する前から数々の受賞をしています。そのひとつが「めし椀グランプリ」2011で大賞を受賞しています。それがこちら。

長崎県の波佐見焼主催のコンテストで、520もの作品の中のグランプリです。

藤岡光一さんの商品紹介

なんとこの作家さんの作品がテーブルライフのショップでネット通販を始めました。これだけの受賞を重ねている作家さんなので、そのお値段は。。。と思いきや、十分に手が届くリーズナブルな価格。おもてなしのテーブルセッティングに目を引くうつわを揃えられてはいかがでしょうか?

実際に東儀秀樹さんが実際使用されたサイズの角器です。東儀さんのリクエストで赤い部分の割合を多く作陶されたそうです。黒と赤のグラデーションで独自の強い存在感を持っている作品ですね。

商品名:夕映え 角器
生産地: 兵庫県
サイズ :7cm×7cm×7.5cm
電子機器:電子レンジ・食洗機 使用不可
価格(税込):角器 7,560円

 

先程とは雰囲気の違うパステルカラーのシリーズです。どの色合いも柔らかい雰囲気で各季節に合わせたいですね。

どの色を選ぼうか悩んでしまいそうですが、コーディネートの際は同系色を色違いで合わせるのがオススメです。例えば、ピンク、オレンジと黄色の3色は春の季節のコーディネートに。ブルーとグリーン系は夏の梅雨の時期に爽やかにコーディネートしてもいいですね。

こちらはゴールドの存在感あるコップです。磁器土で質感を意識して製作し、金を全面に塗ることで陶磁器にならないような作品に仕上げたそうです。和のテーブルの際には濃い目の紫のテーブルクロスに、こちらのコップに紫のトルコ桔梗と利休草などに合わせると特別なおもてなしにオススメです。

こちらの白いコップは他の色とコーディネートしやすいのでオススメです。静寂をイメージして製作されたそうです。年間通してどのコーディネートにも合わせやすいですね

 

こちらはシルバーの釉薬に見えますが、プラチナを全面に塗っている作品です。

全面プラチナというラグジュアリーなコップですので、お酒をゆっくり1人で飲む時など、特別な時間を過ごす時に使ってみたいですね。

こちらは色違いでゴールドのコップです。

ゴールドはテーブルコーディネートでとても合わせやすい色です。和のクリスマスコーディネートの時など、1つプレートの上に添えるだけで高低差が出るのでオススメです。

<作家紹介>藤岡光一

<作家紹介>
1976年生まれ 
2003年 独学で陶芸を始める

 <公募歴> 
2008年 朝日陶芸展 入選 
2011年 めし碗グランプリ展 グランプリ受賞 
2013年 日本クラフト展 奨励賞受賞 
2014年 テーブルウェア・フェスティバル 最優秀賞受賞 
2015年 日本陶芸展入選 陶美展入選 常滑陶業展 長三賞受賞 
2018年 テーブルウェア・・フェスティバル 審査委員賞受賞

藤岡光一さんの作品紹介はいかがでしたか?藤岡さんの作品は、磁器を使用した作品となっており、質感や手触りなどに拘り、様々な色を重ね制作されています。斬新な色使いから、柔らかな色使いまで使いこなす器は見ているだけで虜になってしまいますね。新進気鋭の若手作家として、今後の藤岡さんの活躍から目が離せません!

Mika 1024記事編集:MIKA(テーブルライフ所属 テーブルコーディネーター 名古屋市在住・中部支部担当)

夫の転勤で海外在住中、体調を崩し食生活の大切さに気づきマクロビオテック経てRaw foodにたどり着く。
Raw foodを取り入れ劇的な体の変化を体感し、横浜の自宅サロンにてMika’s raw food recipeをスタート。
2016年には抗加齢学会(アンチエイジング学会)の抗加齢指導士の資格を取得。外見だけでなく内側から健康で美を目的とするレシピを考案し関東、東海地区でレッスンとイベントで活動中。
テーブルコーディネートでは食空間プロデューサーの山本侑貴子先生を師事、Dining&Style認定講師としてシニアインストラクター取得。

2017年東京ドームテーブルウェア・フェスティバル入賞

HP:https://www.mikarawfood.com/

[取材・編集 テーブルライフ編集部 2018年4月16日公開]