東京の中心で、小石原焼に出逢えるお店5選~銀座・日比谷・丸の内~

進化し続ける「銀座」から「日比谷」エリアで、小石原焼と出逢えるひと味違うお店たち

 

「銀座」という街は、今、東京オリンピックに向けてさらにピッチを上げ美しく進化しています。
街の街灯もデザイン性溢れるもので統一され、世界の東京を感じる場所ですね。

和光の時計台や銀座三越のある「銀座四丁目」を中心にしてその範囲は拡がり続け、日本橋エリアだけでなく数寄屋橋交差点を超えて日比谷エリア~丸の内エリアまで繋がり、一大エリアになっています。

とりわけ今一番新しい注目すべきスポットは「日比谷」エリア。
東京ミッドタウン日比谷の開業で、銀座の人の流れを大きく変えています。
 

そして日比谷から美しくそびえたつオフィス街を散策していたら、すぐに丸の内に到着。
長い間かかっていた工事が完成した東京駅舎が国際都市東京のシンボル的な存在として、悠然と広々とたたずんでいます。

小石原焼に出逢えるお店・・・。今回は銀座から日比谷~丸の内までエリアを拡大してご紹介します。
美しい街並みとスタイリッシュなショップの数々、国際都市「東京」の存在感をたっぷり味わいながら、小石原焼を楽しんでくださいね。

いま注目される、小石原焼の魅力

画像引用:SALON adam et rope http://salon.adametrope.com/news/detail/2

「小石原焼」「こいしわらやき」・・・どこか懐かしくて温かい響きですね。

小石原焼は江戸時代から九州の福岡県、小石原(現東峰村)で日用の器としてその存在意義を保ち、今日まで進化しながら伝統工芸を脈々と受け継いでいます。

写真:マルダイ窯

350年の年月を感じさせない幾何学的なスタイリッシュな技法は、空前の日本文化ブームの今、改めて注目が高まってきています。

小石原焼の魅力は、すでに大正時代に認められていました。大正時代に九州で民芸運動が活発化しましたが、当時日本を訪れていた、イギリス人陶芸家のバーナード・リーチ氏から「用の美の極致」と大きな賞賛を浴びました。
そして、1958年にブリュッセルで開かれた万国博覧会でもグランプリを受賞し、日本で初めて陶磁器で「伝統的工芸品」として指定されました。

バーナード・リーチ 画像引用:松本市美術館http://matsumoto-artmuse.jp/exhibition/special/6332/

テーブルをさりげなく、粋にコーディネートしてくれる小石原焼は、東京でも近年再注目され、ハイセンスなショップやギャラリーに次々と登場しています。

一流のファッションやライフスタイルのお店が集結している銀座・日比谷・丸の内でも素敵な小石原焼に出逢えますよ。

画像引用:縁器屋https://www.rakuten.co.jp/e

銀座・日比谷で小石原焼に出会えるお店を紹介します!

1.銀座器ギャラリー門

画像引用:公式インスタグラム

数寄屋橋の東急プラザから銀座SIXに向かい、みゆき通りを歩いて、並木通りの次の通りを右に入ると一階にお箸専門店があります。
その3階に銀座器ギャラリー門」があります。

小さな扉を開けたら、そこはまるで器のたまて箱。
日本全国の窯元の器を、厳選して集めた店内は日本の器大図鑑のようで、いっぺんに和食器博士になってしまいそうです。
店内には豆皿や箸置きもずらりと並び、器との出会いの第一歩として大人気のアイテムになっています。

穏やかでかわいい店長さんも器に大変詳しく、器を手にしながらお話を伺っていたら何時間でもいてしまいそうなお店です。
ホームページにある、店長さんの「やきものがたり」はとても読みごたえありますね。

⇒「やきものがたり」https://ginzamon.jimdo.com/やきものがたり/

店内でぱっと目を引くのは「飛びカンナ」。

小石原焼がなぜ人の心を惹きつけるのか・・・それは小石原焼ならではの独自の技法である「飛びカンナ」「刷毛目」などがあるからなのでしょう。

銀座器ギャラリー門でも、小石原焼「上鶴窯」の飛びカンナと刷毛目の豆皿から大皿、お茶碗まで、日常使いに大活躍の器が取りそろえられています。

数多くの日本の器をくまなく眺めていたら、小石原焼のルーツでもある高取焼を発見しました。「高取焼宗家」の器もご覧いただけますよ。

銀座器ギャラリー門ならではの魅力は、日本全国のさまざまな産地の陶磁器を、組み合わせて楽しめることではないでしょうか。
これだけの種類の厳選された和食器を扱うお店は、なかなかありませんね。

【店名】銀座器ギャラリー門 
【住所】〒104-0061 東京都中央区銀座6-7-4 銀座タカハシビル3F
【TEL】03-3573-7273
【営業時間】10:30~19:00
【定休日】火曜日(年末年始を除く)
【公式HP】https://www.ginzamon.tokyo/

2.銀座たくみ

銀座数寄屋橋交差点から外堀通りを新橋方面に歩いて行くと左手に昔ながらの古き良きレトロな銀座の趣を残した「たくみ」の文字の看板が目に飛び込んできます。

『地方の民藝品を振興し、現代生活に適したものとして普及するための店』。なんて素敵なショップコンセプトなのでしょう! 
昭和8年12月に掲げられたスローガンであることに驚かされます。民藝専門店としては最も歴史が古いお店です。

「くらしの中に生きた手の技は、民族の生活文化そのものです。どこの国でも名のない職人たちが、風土の根ざした素晴らしい工藝品を生み出してきました。たくみでは日本と世界の手仕事の中から、佳い品物を選んで皆様にお届けしています」とご主人。

二階建ての店内は、日本や世界の民藝品が美しく展示されています。
小さいころ母が購入した東北のお箸を見つけた時は、私自身が30年前にタイムスリップしたような、懐かしい気持ちに包まれてしまいました。最近では外国からのお客様がごった返している銀座という街で、日本の民藝を発信している「銀座たくみ」の存在意義が、改めて高まっていることと思います。

写真中央(小石原焼 太田哲三窯大皿)

店主の方に小石原焼のことをおたずねしたら、天井に飾られた小石原焼、太田哲三さん作の大皿を見せてくれました。
そして小石原焼と並んで民藝ブームで大注目された、福岡県東峰村のお隣、大分県の小鹿田焼(おんたやき)とともに、太田哲三窯の器を並べてくれました。

ほかにも大人気の器、湯町窯のスリップウェアも並んでいて、陶器ファンにはたまりませんね。
民藝のもつ温かさ、懐かしさを感じる店内に、日本の良さしみじみと感じました。器以外の民藝もたくさん取り扱うお店なので、小石原焼の数は決して多くありませんが、太田哲三窯の美しい黄色や茶色の小石原焼の器はぜひ手にしていただきたい逸品です

【店名】銀座たくみ
【住所】〒104-0061 東京都中央区銀座8-4-2
【TEL】03-3571-2017
【営業時間】11:00~19:00 ※展示会中は営業日、営業時間が異なるときがあります。
【定休日】日曜・祝祭日
【公式HP】http://www.ginza-takumi.co.jp/

 
3.Q CAFE by Royal Garden Cafe(キューカフェ by ロイヤルガーデンカフェ)

ロイヤルガーデンカフェは東京でも大人気のカフェですが、外苑銀杏並木のお店はドラマや映画のロケ地でもお馴染みですね。連日、ランチタイムには行列ができます。

小石原焼の産地のある福岡県でも、福岡市大濠公園にロイヤルガーデンカフェがオープンし、いち早く小石原焼の鶴見窯のプレートが使われていました。

先日オープンした話題の「東京ミッドタウン日比谷」の絶景が楽しめる6階に日比谷・皇居を一望できる「Q CAFÉ by Royal Garden Cafeがオープンし、こちらもランチタイムは12時前にすでに列が出来ています。

メニュー画像引用:Q Cafe by Royal Garden Cafe https://royal-gardencafe.com/qcafe/

このお店では、メニューによりますが小石原焼、鶴見窯のうつわで出ることがあるのです。
都内の飲食店で小石原焼のうつわを見かけることは珍しいので、出会えると嬉しくなりますよ。

器は、料理を盛り付け、いただくことが一番の楽しみ方ですね。

銀座エリアの小石原焼めぐりにぜひ立ち寄ってみてくださいね。

ランチの後は扉を開けて建物外のパークビューガーデンで、緑の美しい日比谷のパノラマビューをお楽しみください。

【店名】Q Cafe by Royal Garden Cafe (キューカフェ by ロイヤルガーデンカフェ)
【住所】〒100-0006東京都千代田区有楽町1-1-2東京ミッドタウン日比谷6階
【TEL】03-6205-7206
【営業時間】平日:10:00 – 22:00 ラストオーダー 21:00・土日祝:11:00 – 22:00 ラストオーダー 21:00
【公式HP】https://royal-gardencafe.com/qcafe/


 
銀座から数寄屋橋を超えて、日比谷方面から丸の内を通って東京駅までのコースは、日本の首都、国際都市東京を五感で感じ、心が凛とする素敵なエリアです。

日比谷からは皇居のお堀に沿って日比谷通りをゆったり歩くのもよし、並行する丸の内仲通りを美しいそびえたつオフィスビルと街路樹、シック&ハイセンスな丸の内ブティックを眺めて歩くのもよし、どちらもとても優雅な気持ちになります。

てくてく歩いて行くとすぐに東京駅前に辿り着きます。

東京駅エリアも、新丸ビルや丸ビルが見逃せないお買いものスポットですが、もうひとつ、東京郵便局の商業施設KITTEがあります。

建物外観も白と時計が可愛らしくて、ここが郵便局であることを忘れてしまいますね。

KITTEは場所柄、日本のみならず外国からの観光客の方もたくさん訪れますが、こちらにも日本の魅力を発信している素敵なお店がいくつも入っていて、お土産を求める方で連日にぎわっています。

そんな観光スポットでもあるKITTEに、なんともレアなオリジナルのコラボ小石原焼を見つけました。

4.中川政七商店 KITTE丸の内店

公式HPより引用

最先端の商業施設などでよく見かける、洒落た和の雑貨を扱う「中川政七商店」。

奈良の地で、享保元年(1716年)に創業の中川政七商店は、創業以来、手績み手織りの麻織物を扱い続けながら、近年では新たに「温故知新」をコンセプトに品質とこだわりを大切にし、生活に根付いた機能的で美しい「暮らしの道具」を作っています。

奈良のシンボルである「鹿」を商標とした中川政七商店はグループのお店ともども全国に広がり続けています。

東京駅に隣接する東京郵便局の商業施設KITTEの4階にも中川政七商店のショップがあります。
こちらには、中川政七商店×小石原焼早川窯のコラボレーションにより誕生した中川政七商店オリジナルの小石原焼の「ラーメン鉢」があります。

中川政七商店は、日常の食卓で登場回数の多い次の三つの器を、日本の陶器とコラボレーションして作りたいと考えました。

http://www.yu-nakagawa.co.jp/p/2749

中川政七商店がラーメン鉢のコラボレーションのお相手に選んだのが、小石原焼でした。

中川政七商店オリジナル 小石原焼ラーメン鉢 画像引用:中川政七商店オンラインショップ

家庭でラーメンを作るときに、具をたくさんのせたりしますね。
そのため、通常のラーメン鉢より深さを持たせたのが中川政七商店ならではのこだわりです。

外側は飴色、内側は白色の釉薬。両面に小石原焼の伝統装飾「飛びカンナ」が施されていて、小石原焼ファンのハートをくすぐる逸品です。
私は小石原焼のラーメン鉢で、サラダを盛り付けますが、底にドレッシングがたまり最後まで美味しくいただけます。
そして、ラーメンもしかり! この形でないといけませんね。
ラーメンの麺と汁を最高においしくいただけるのは、やはりラーメン鉢でしょう。

「小石原焼のラーメン鉢はデザインの特徴が分かりやすく、一点ずつ作られているため個体差があり、お客様にもとても評判です。
インターネットで見て買いに来る方もいますそうですよ。

通販サイトでは、一時期完売になったこともある人気の商品です。
タイミングがあえば、実物を見ることができるかもしれませんね。

【店名】中川政七商店 KITTE丸の内店
【住所】〒100-0005東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 4F
【TEL】03-3217-2010
【営業時間】11:00~20:00
【公式HP】https://www.nakagawa-masashichi.jp/shop/default.aspx

5.北麓草水 KITTE丸の内店

野草の持つ美しさとパワーに日本の美を見出し、富士山の伏流水で作られた、まさに日本で生まれた化粧品ブランド「北麓草水(ほくろくそうすい)」。せっけんや化粧水などのスキンケアをはじめ、ヘアケアやボディケアほかこだわりの食品・生活雑貨を提案しています。

その日本に根付いた化粧品ブランドが、オリジナルの商品としてのソープディッシュを、日本のやきものとコラボレーションして完成したのは、写真の商品です。

北麓草水のせっけん置きとして、日本のやきものを探していた時に出会ったのが、「野草の持つ雰囲気にぴったり合う」ということで「小石原焼」だったそう。

石けん置きに続き、「小石原焼のキャンドル」も発売しました。

こちらはキャンドルとホルダーの別売りもしています。フリーカップの器としても楽しんでいただけるようにとの思いからだそうです。

また、ネットでも完売が相次ぎ、窯元でも作陶が追い付かず、今や待たなくては買えなくなっている鬼丸豊喜窯の器。
そのなかでも、そば猪口(大小)、八寸皿、ボウルといった大人気の器をセレクトして、こちらでお取扱いなさってます。
小石原焼を、魅力ある北麓草水ブランドとともにお楽しみただける、素敵なお店です。ぜひ訪れてみてくださいね。

*商品の販売状況は常に変わります。最新情報はお問い合わせください。

【店名】北麓草水 KITTE丸の内店
【住所】〒100-7004東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー4F
【TEL】03-6256-0815
【営業時間】11:00~20:00
【公式HP】https://www.hokurokusousui.com/


銀座~日比谷~丸の内エリアは最先端のものが集まる、東京を代表する一大エリアです。

小石原焼も注目すべき日本の伝統工芸品として、またスタイリッシュな日本の器として存在感がだんだん高まっています。お気に入りの器を探しにお出かけくださいね。

(取材編集:テーブルライフ編集部 LEAF(リーフ))