【食器のそろえ方】洋食器コーディネートの基本の基本
うつわ好きにとってお気に入りのうつわで食器棚を少しずつ埋まっていくのを眺めるのも楽しみのひとつですよね。
でも、せっかく素敵なうつわを手に入れたのに出番がない!なんてこともあるのではないでしょうか。
では、うつわは何がどれくらいあれば良いのでしょう?
今回は洋食器の基本セット(4人分)をご紹介します。
<目次>
1. 洋食器の基本セット
2. ディナープレートはワンプレートや盛り皿にも
3. カラーや柄はシンプルなものから
4. うつわを揃えるときのポイント
5. うつわを増やすときには
6. 洋食器の種類ーお食事の食器ー
7. 洋食器の種類ー飲み物・その他の食器ー
8. 洋食器と和食器の違い
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1.洋食器の基本セット(4人分)
大きいお皿と小ぶりのお皿、深めのお皿とボウルの4種類で、サイズを決めているとお店に行っても選びやすいです。
☆大きめのお皿(直径23cm〜27cm)×4枚
ディナープレート→メインディッシュ用
☆中ぐらいのお皿(直径18cm〜22cm)×4枚
サラダプレート又はオードブルプレート→サラダやデザート、ケーキやパン皿として
☆深さのあるお皿(直径21~24cm程度)×4枚
→パスタやカレー、汁気の多いメイン料理などに
☆ボウル(直径13cm程度の深さのあるもの)×4枚
→スープ、サラダ、フルーツ、ヨーグルトに
【食器以外にそろえたいもの】
☆カップ&ソーサー×4客
☆タンブラー(水・ジュース・アイスコーヒー用)×4個
☆ワイングラス×4客
☆カトラリー
(ナイフ、フォーク、デザートフォーク、スプーン、ティースプーン)×各4本
2. ディナープレートはワンプレートや盛り皿にも
日本の食卓に並ぶメニューは和食、洋食、中華、カレー、麺類、と様々ですよね。この基本セットは揃えておくと日常使いのお皿としてもとても機能的です。
「ディナープレート」をお肉や魚のメイン料理の一人用皿としてだけでなく、種類のあるおかずや大皿料理を盛り付けて、「サラダプレート」を取り皿として使用することもできますし、朝食やランチにはワンプレートに盛り合わせてカフェごはん風にアレンジしても良いですね。
また、お客さまを招いてのディナーやホームパーティーの際には大きなディナープレートをアンダープレートとしてサラダプレートや深さのあるプレートの下に敷くとフォーマルなテーブルコーディネートもできちゃいます!
3. カラーや柄はシンプルなものから
このうつわを持っていないといけない、というルールはありませんが、まずはシンプルなもので基本セットを揃えましょう。
カラーは白・黒・透明(ガラス)がおすすめです。特に白いうつわはどんなお料理も引き立ててくれますし、デザイン性のあるものや・柄のうつわなど、お気に入りのうつわを後から買い足した際にもテーブルコーディネートがしやすくなります。
4. うつわを揃える時のポイント
洋食器は6客セットで販売されていることが多いですよね。これは西洋文化では、夫婦で招かれたり招いたりと会食は偶数人が基本であること、また、物をダースで数え、半ダースから6が基本数となっているそうです。(諸説あり)
普段使いのうつわを揃える際にはこの基本数にとらわれる必要はありません。セットで揃えたり、家族それぞれの好みの色柄でバラバラに、または2枚ずつ同じもので、など、自由な組み合わせで揃えましょう。でも食卓に統一感も必要ですから家族分を揃えるものと、バラバラでもいいものを、ご自身の中でルールを作ると良いですね。
普段のお食事のシーンをイメージし、お料理を盛り付けることが、そして食事をすることが楽しくなるようなうつわを選んでくださいね。
5. うつわを増やすときには
シンプルな基本セットが揃い、うつわを新たに購入するときには、お部屋のインテリアとの相性、好みなど、ご自身のライフスタイルに合わせてアイテムを追加していくと良いでしょう。
使う用途に合わせてサイズをそろえて、デザインが違っていてもライフスタイルにあった「テイスト」が同じならステキなマッチングができます。
お好きなブランドやシリーズに出会えたら少しずつ揃えていくと本格的なテーブルセッティングも楽しめるようになりますよ。
6. 洋食器の種類ーお食事の食器ー
●プレート
お皿のことですが、大きさ使い方で呼び名が変わります。料理をまとめて盛り付けることができる30㎝以上の大皿は「ラウンドプレート」。23〜27㎝のメイン用のお皿は「ディナープレート」、18〜21㎝は「サラダプレート」、12〜18㎝は使い方によって「パン皿」「ケーキ皿」「フルーツ皿」と呼ばれます。
ちなみに、お皿の周囲にある料理を盛らない平らな部分を「リム」といいます。
●パスタ皿・カレー皿
フランス料理にもとづいている洋食器のセットにはありませんが、イタリアの食器メーカーには「パスタボウル」「ピザプレート」、長方形の「レクタングル」、そのままオーブンで焼ける「ベーカー(呼び方は様々)」など、食文化によって食器もいろいろあります。カレー皿は日本独自、のハズ。
●サラダプレート(デザートプレート)
デザートプレートとも呼ばれる、18㎝~21㎝程度のサイズの小さめのプレート。サラダやオードブルにはもちろんデザート、ケーキ皿など大活躍のお皿です。ビュッフェスタイルのときは、取り皿としても重宝です。
●スーププレート
スープ、シチューなどを提供するお皿です。深くなるとスープボウルともいいます。
●オーバルプレート
取り分けのようの料理を盛り付ける、大き目の楕円形のお皿です。フォーマルでは円形が基本ですが、カジュアルシーンでは一人のメインディッシュやワンプレートにも使われて、様々なサイズが出ています。
●ボウル
サラダボウル、フルーツボウルなどでカジュアルシーンでは大活躍。フォーマルで使われるのは、牡蠣などを食べるときに指先を洗う小型のフィンガーボウルぐらいです。
●キャセロール
もとはフタ付きの大型の煮込み用の鍋のことですが、同じ形をした食器もこう呼びます。一人用の小型のキャセロールは、いろいろなアイデアでおしゃれな一品を提供するのに”使える”食器です。
●プラター
ビュッフェスタイルや、取り分ける複数人数分の料理が盛れる大きなお皿。形によって、楕円形のオーバルが一般的ですが、円形に近いラウンドの両方があります。
●スクエアプレート
正方形のお皿ですが、大型でハンドル付の豪華なものはパーティのとき焼き菓子やケーキ、プチフールなどのお菓子のサービスに活躍してテーブルコーディネートをワンランクアップさせるアイテム。カジュアルなものはサイズもいろいろあり、収納しやすいのもいいですね。
●グレービーポート
カレーのルーを別添えでサーブするときに使う、アレです。ドレッシングやソース用ですが、アイデア次第でまだ新しい可能性がありそう。
7. 洋食器の種類ー飲み物・その他の食器ー
●ティー / コーヒーカップ
コーヒーや紅茶はもちろん、近年では料理でロワイヤル(西洋風茶碗蒸し)などにも使われます。セットでそろえる他に、1客づつ違うものをコレクションするのも楽しいですね。
●デミタスカップ&ソーサー
フランス語で半分という意味の小さいカップ。デミタスコーヒーはエスプレッソのことを指します。ダブルショット(ドッピオ)つまり、2杯分の60ccまではいる大きさです。
●マグ
アメリカンコーヒーやミルク、スープなど、使い方は自由自在。たっぷり入る大きめサイズのカップは、毎朝の食卓やデスク用のカップなど、どんなシーンでも気軽に使えるカジュアルさが人気です。
●カフェオレカップ
カフェオレやコーヒー、ミルクはもちろん、スープにも。マグカップ同様カジュアルにお使いいただけます。 持ち手のないカフェオレボウルも人気です。
●ティーカップ
とくに紅茶やフレーバーティーのために口広で浅い形にして、繊細な色と香りを十分に楽しめるようにしたカップです。
●スープカップ(ブイヨンカップ)
ダブルハンドルのカップは、スープや蒸し物の温かい前菜に使われます。また、デザートカップにしてもおしゃれ。
●ポット
おいしいお茶を淹れるのに欠かせないアイテム。丸みのあるシェイプのものならしっかり茶葉が対流して、おいしい紅茶がいれられます。
●シュガーポット
砂糖を入れるための器です。シュガースプーンなども器に合わせて選びたいですね。
●クリーマー
ミルクを入れてテーブルへ。持ちやすくミルクの切れの良いものは、そそぎ口を見て選びましょう。ドレッシングやソースのピッチャーとしても使えますね。
●アフタヌーンティースタンド
午後遅めにお茶と軽食を食べる社交をアフタヌーンティー、夕方から始まってお肉までいただくのをハイティーと言います。このスタンドにプレート2枚をのせて、サンドイッチやスコーン、プチケーキなどを盛り合わせて楽しみます。折りたたみ式のタイプなら、使わないときも場所をとらずにコンパクトに収納できておすすめです。
●グラス
ハンドル(取っ手)があるのがカップで、ないものでガラス製がグラスです。飲み物を美味しくするために、形状も多様です。
●タンブラー
大型のグラスで、比較的どっしりとしたデザインのもを言います。
●カトラリー
ナイフ・フォーク・スプーンなど、西洋料理を食べるための道具。現代では、ステキにデザインされたシリーズがキラ星の様にあるので、いくつも欲しくなってしまいますね。
●リネン類
フォーマルなテーブルセッティングには、テーブルクロスやナプキンが必要です。クロスの上は清潔なので、パンなどを直接おいてもOKです。カジュアルにはランチョンマットが、クロスの代わりになります。両方組み合わせてコーディネートを楽しんでもいいですね。
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8. 洋食器と和食器の違い
洋食器はナイフフォークで、和食器は箸で器を持ってという文化の違いから、材質や形、重さが大きく違いますね。
とくに洋食器は磁器や金属など、ナイフフォークに負けない硬い素材で、置いたまま使うので重たいものや、大きいものも多いです。さまざまな大きさの食器が、同じ柄でセットになっているのも特徴です。
種類的には先にあげたもので、ほとんどカバーしているはずです。
基本的に洋食器は磁器、和食器は陶器・磁器・漆器など材質は多様です。いっぽう陶器の作家や窯元も、フルセットではなくお皿やボウルといった単品で洋食器として使える作品を作成しているところも多いです。
普段は和洋フージョンでも、ちょっとしたときに意識して統一すると、スマートなコーディネートになりますね。
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