英国食器「バーレイ」、ビンテージ雑貨好きはゼッタイ行きたい『佐倉マナーハウス』!

バーレイなど英国食器とヴィンテージ雑貨であふれる森の中のマナーハウス

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都心からちょっと電車で郊外へ。森のような木立に囲まれたイギリスの大きな邸宅に、ヴィンテージの雑貨とステキな英国食器が所狭しとあふれる夢のような空間があります。『佐倉マナーハウス』という、カフェを併設した食器とヴィンテージ雑貨のショップです。まだ寒い2月末、都心を離れて夢のお屋敷に遊びに行ってきました。

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路地を曲がって家がとぎれたと思ったら、急に小高い丘と洋館が

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駅からグーグルマップに導かれて住宅地の小道を抜けていくと、突然左手にこんもりとした丘が。その上には大きな洋館が見えます。「まさか、ここが雑貨屋さん?」と思って坂になったエントランスを上がっていくと、木々に囲まれたなか、車寄せのあるお屋敷の玄関にたどり着きました。

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古い庭道具で飾られた入り口のノブに「どうぞお入りください」と書いたプレートがかかっています。そーっとドアを開けて中に入ると、外の自然とは打って変わってヴィンテージが所狭しとディスプレイされたステキな空間があらわれました。本当にいろいろなものがあふれているだけでなく、どれもステキにディスプレーされています。アクセサリーのような小さなものから、ディスプレイに使われる棚までほとんどが商品ですごい量。

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ヴィンテージに詳しい店長さんとテーブルコーディネートの専門家が案内してくれます

迎えてくれたのは店長の西村さんと稲葉さん。西村さんは海外経験も豊富で、「触っているうちに覚えちゃいました」とおっしゃいますがヴィンテージ雑貨に精通したお方。稲葉さんは、テーブルコーディネーター。商品や使い方の説明だけでなく、カフェでは紅茶のイベントを開いてティータイムのコーディネートをレクチャーなさっています。

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 最初のお部屋にはガーデン用や大型のビンテージ雑貨

玄関から入った最初のお部屋は、ガーデン雑貨がメインのお部屋。ヨーロッパの職人さんが使っていた、大きな道具も置かれています。ミシンや大きなローラーの脱水機、皮のトランクなど雰囲気たっぷり。カフェやレストランのディスプレーなどに買われていくことも多いそうです。

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バーレイの品揃えは国内最大! その中でオススメは?

まっすぐ進んで次の部屋は、おめあての英国食器が並んでいます。部屋の右手には希少なカップアンドソーサーが。正面の棚には現代的な「デンビー」の各シリーズがあります。そして部屋の左半分の壁面から窓際まで、ぎっしり「バーレイ」がディスプレーされています。
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それもそのはず『佐倉マナーハウス』を経営するタスマンインターナショナルは、「バーレイ」「デンビー」などの食器の輸入を行っている会社なんです。「国内でバーレイの食器が一番あるのがここです」と西村さん。「それでも在庫のあるアイテムの全ては展示しきれません」とか。

「見たい商品が決まっている場合は、2日前までにお問い合わせください。在庫があればストックヤードから持ってきますよ」というのは嬉しいですね。

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幸運にもお店がすいている時は、コーディネート専門家の稲葉さんから食器の説明や使い方のアイデアを色々お話してくれます。バーレイの人気シリーズ、ブルーのCALICO(キャリコ)のなかからオススメを聞いてみました。

まず手に取ったのは、サンドウィッチトレイ。「ブルー・キャリコは和食器とも合わせやすいんです。塗りの折敷の上にも映えます。このお皿は和食を盛り込みにしても面白いですが、取り皿にしてもステキですよ。我が家のお正月では、おせちの取り皿で大活躍します」

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そして、シュガーボウル。これもちょっと意外なアイテム。「イギリスではティータイムにたっぷりのお砂糖を入れて使うのですが、日本では小鉢に使えます。SMLの3サイズあるのでMは納豆を混ぜるのにちょうどいいし、ごはん茶碗にもいい大きさ。Lはカフェオレボウルにしてもいいし、和食なら小ドンブリになります。1点お求めになったお客様が、さらに買い足すことが多いアイテムです」

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彼女はお店のイベントで、バーレイの様々なコーディネートを提案しているそうです。「ブラックのキャリコでモノトーンにまとめたコーディネートは、クールですよ」。そんなコーディネートが見られるイベントなら参加したくなりますねー。

本物の薪が燃える暖炉のお部屋はテーブルウェアが満載

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一番奥のお部屋には本物の暖炉が。寒い日は、マキがパチパチはぜて燃えています。最も広いエリアになっていて、テーブルウェア全般があつかわれています。手縫いの刺繍がカワイイ、テーブルクロスもありました。このエリアのオススメは豊富に品揃えするガラスのケーキスタンドと「トリオ」。

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「トリオ」というのはカップ&ソーサーにもう一回り大きな菓子皿が組になったセットです。イギリスではお茶に焼き菓子はつき物なので、この形で販売されるのが一般的だったそうです。それがヴィンテージものとしては破格のお値段になっています。写真のお値段みてください、すごくお得です!

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テーブルと椅子がたくさんの2階には、庭を見下ろすキッチンが

お店は2階もあります。玄関から入って右手の階段を上がってみると、フロア中にテーブルと椅子、右奥に雰囲気のあるキッチンが見えます。外の木立が眺められるヴィンテージでそろえられたキッチンに、ホーローのグッズがマッチして思わずうっとり。

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「バーレイ」でいただくお茶の時間。温かいスコーンとアップルパイでほっこり

玄関から入ってすぐの左手の壁には、カフェに続くドアがあります。そこをくぐると、全面ガラス張りの「コンサバトリー(温室)」になっていて、ここでお茶が楽しめるんです。木々が茂ると周りの住宅地は見えなくなって、森の中で休んでいるのどかな気分が楽しめます。

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たくさんのヴィンテージをじっくり見て回ると、おもいのほか疲れますね。庭の木々を見ながらゆっくり温かいスコーンやアップルパイをいただいて、ポットサービスの紅茶でリフレッシュ。とくにスコーンにはこだわりがあり、イギリスでは定番ですが日本ではあまり見かけない「クローデット・クリーム」を使っていてオススメです。

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カフェの食器は全てバーレイで、さまざまな柄を組み合わせて出してくれます。もちろんテーブルや椅子、周りに見えるものはヴィンテージ。邸宅の外壁も200年前のレンガを輸入し、床材は150年前の教会のものだそうです。「コンサバトリー(温室)」だけあって、何本か床から太い木の幹が伸びて、天井を突き抜けて伸びています。「この木々の葉が茂ると、緑の傘になってとても気持ちがいいのですよ」初夏の頃は、ステキな新緑が楽しめそうです。

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あいにく現在、お庭は改装中です。2017年の秋頃には、素敵なイングリッシュ・ガーデンがお目見えして、お散歩できるようになるとのことです。

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店長さんインタビュー「ビンテージは一期一会、お店の商品はどんどん入れ替わります」

お店を一回りしたところで店長さんに、この場所についてお話を聞きました−−−

もう15年ぐらい前の話ですが、当社の社長がまるまる丘が一つ地の手つかずのまま残るこの森と出会って、「これを残さなければ」と惚れ込んで購入してしまったんです。もともとショールームが新浦安にあったのですが、ここにショールームを立てるぞって。当時は周りは森や田んぼばかりでした。いまは住宅に囲まれてしまい、残された森の記憶としても貴重な存在になりました。

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名前にある「マナーハウス」とは、英国の荘園領主たちが住んだ邸宅のことです。イギリスから古い建材を持ち込んでこの地にマナーハウスを建て、6年前にヴィンテージと英国食器「バーレイ」のお店としてオープンしました。

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お店のフロアは100坪以上あって、数千点のヴィンテージが常に販売されています。実は近くにストックヤードがあって金属と木工の職人がおり、イギリスからどんどん届く古いものをリペアしているんですよ。サビや汚れを落としたり、可動部分はは動くようにして、インテリアとして使えるようにしています。実はこのお店にあるのは在庫の1割にもならいぐらいなんです。

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雑貨、うつわ好きの方がが遠くからもいらっしゃるようになったので、2年半前にコンサバトリーを増築して、カフェもはじめました。おかげさまで週末には車や電車で関東中からお越しくださいます。

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店内のものはほとんど1点ものなので、買われて品物がどんどん入れ替わります。その時の商品でディスプレーが変わりますので、雰囲気も少しづつ変わってきます。全面ガラス張りのカフェからは移り変わる森の季節感も感じられるので、ぜひときどき様子を見に遊びにきてください。雨の日にガラスの屋根を流れる雨水越しに、木々の葉を眺めながらお茶するのも癒されますよ。

−−−ヴィンテージ雑貨や食器について、まだまだたくさんお話を伺いました。それはまた別の機会に。

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晴れても雨でも素敵な『佐倉マナーハウス』。ヴィンテージ雑貨に囲まれながら、バーレイでおいしいものをいただいて、すっかりファンになりました。また遊びに来ます(^ ^)

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店名:佐倉マナーハウス
住所:〒285-0846
 千葉県佐倉市上志津1329 (カーナビ設定は1334)
電話:043-312-2272
営業時間:マナーハウス/10:00~18:00
 ティールーム/11:00~16:00
定休日:無休(年末年始以外)
※貸切イベントが入る事がありますので、詳しくはホームページをご確認下さい。
ホームページ:http://tasman-inter.net/?mode=f3
アクセス:<自動車>東関東自動車道「千葉北」I.Cを出て、国道16号線から約15分。カーナビ設定は「千葉県佐倉市上志津1334」
<電車>京成電鉄「志津駅」下車、徒歩約20分。または、京成「勝田台駅・南口」よりタクシーで10分。

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[取材・編集:テーブルライフ編集部]

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