お気に入りのうつわがよみがえる! 大阪・名古屋の金継ぎ教室8選
「金継ぎ」は最近注目の習い事。募集をかければ、すぐに定員になってしまうそうです。以前「金継ぎができる東京の教室10選」で紹介しましたが、金継ぎは欠けたうつわを修復する手法。ただ元に戻すのではなく、うつわに新たな命を吹き込む、伝統技法です。
お気に入りのうつわをまた使いたい、自分で直せる技術を身に付けたい! そんな方のために、今回は大阪と名古屋にある教室を紹介します。
1度覚えたら、自宅でできるので新たな趣味としてもおすすめですよ。ぜひ参考にしてくださいね!
目次
- 【大阪】
- 1.趣佳(しゅか)
- 2. wad
- 3.金継ぎラウンジ
- 4.鹿田喜造漆店(しかたきぞううるしてん)
- 5. 栗原蘇秀(漆芸伝承の会)
- 6.UTSUWA11
- 【名古屋】
- 7.漆工房あさい
- 8.サラーム釉花
こんな記事もおすすめ! ◆金継ぎについて・東京の金継ぎ教室一覧 ・欠けたうつわを自分で修理! 金継ぎができる東京の教室10選 ◆うつわのリサイクルについて ・捨てるなんてもったいない!意外と知らない食器のリサイクル方法5選
【大阪編】
1.趣佳(しゅか)- 谷町六丁目・松屋町
引用画像:公式HP
趣佳は、主に作家もののうつわを扱うセレクトショップ。店名には、「おもむきに秀でている」という意味が込められているそう。店内では、個展のほか、本漆を使った金継ぎ教室も開催しています。
引用画像:公式HP
初心者は欠けた器の修復から始め、割れたうつわの修復にステップアップします。漆は一気に直すことができないため、初めての人は4、5か月かかります。1回のレッスンで出来ることに限りがあるため、平均4つのうつわを同時進行で修復していきます。
持参した器で行うため、レッスンの進行に個人差があります。少人数制なので、マイペースでじっくり学びたい方には向いています。
【講座詳細】 場所:大阪市中央区谷町6-15-22 開催日時: ・火曜日:午前クラス 11:00〜13:30、午後クラス 14:00〜16:30 ・土曜日:午前クラス 11:30〜14:00、午後クラス 14:30〜17:00 ※事前に3ヶ月先までの予定をお知らせします。 費用:入会金:¥7,000/お月謝:¥7,000 共同材料費:¥1,800(年1回)/お道具代:¥8,300 *見学希望の方は以下より都合の良い時間を選び、ご予約下さい。 火曜日・12:00 or 15:00/土曜日・12:30 or 15:30 見学と説明で15分程度。 申込方法:kintsugi.toiawase.y.o.s☆gmail.com (☆を@に変換してください) アクセス: 大阪市営地下鉄鶴見緑地線「松屋町」駅 3番出口より徒歩7分 大阪市営地下鉄谷町線「谷町六丁目」駅 4番出口より徒歩7分 URL:http://syuca.jp/ facebook:https://twitter.com/syuca_jp/ instagram:https://www.instagram.com/syuca_jp/ twitter:https://twitter.com/syuca_jp/
2.wad - 心斎橋
引用画像:公式HP
wad(=和道)「日本の良きモノ」をコンセプトにしたカフェ兼ギャラリー。茶道の精神を現代風にアレンジした、器と素材を楽しむカフェ「omotenasi café」 と現代陶芸作家のギャラリーからなります。
引用画像:公式HP
一方で、うつわの金継ぎ・銀継ぎによる修理を受け付けており、自分でできる簡易の金継ぎ教室も開催しています。お気に入りのうつわを自分の手で直せる技術が身に付くのは魅力的。うつわに囲まれた空間で体験してみてはいかがでしょうか。
【修理詳細】*教室についてはお問い合わせください。 場所:大阪府大阪市中央区南船場4-9-3 東新ビル 2F 営業時間:10:00~19:00 不定休 費用: 〇簡易金継ぎ・簡易銀継ぎ 1cm以内の傷800円+税/ 1cm以上の傷800円+税~ *大きな割れは、実物を見て金額を提案。 〇本金継ぎ、本銀継ぎ:骨董品や価値のあるものの修復に適しています。 純金の時価等で費用が変わります。その都度お問い合わせください。 申込方法:℡06-4708-3616/mail http://wad-cafe.com/contact/ アクセス:地下鉄「心斎橋」駅3番出口御堂筋側より徒歩5分 URL:http://wad-cafe.com/ instagram:https://www.instagram.com/wadcafe/
3.金継ぎラウンジ - 南森町
引用画像:公式facebook
金継ぎラウンジでは、樹脂を使った現代的な手法で行う「簡単金継ぎワークショップ」を開催。自宅でうつわを直す文化を広め、ものの大切さや「見立て」の楽しさを伝えています。
その他にも、講師の派遣や修理の依頼も受け付けているそう。申し込みはインターネットの教室のカテゴリーから選ぶことができます。大阪以外にも京都などでも開催していることがあるので、チェックしてみましょう! あなたの家の近くで体験できるかもしれませんよ。
【講座詳細】 コースの種類:簡単金継ぎワークショップ・金継ぎピアスワークショップなど 申込方法:下記の「金継ぎラウンジストア」から好きなコースを選択・申込 日程・場所はコースを選択すると閲覧することができます。 大阪では、fig (大阪府大阪市北区紅梅町5-23紅梅田中ビル1F)で開催。 金継ぎラウンジストア:https://mail561.stores.jp/ *「金継ぎラウンジストア」では金継ぎした商品の販売もしています。 URL:http://kintsugi-lounge.com/ facebook:https://www.facebook.com/kintsugi.lounge/ instagram:https://www.instagram.com/kintsugi_lounge/ twitter:https://twitter.com/kintsugi_lounge
4.鹿田喜造漆店(しかたきぞううるしてん)- 新大阪
引用画像:公式HP
慶応3年に創業。漆・漆工材料の卸および小売り販売を行う鹿田喜造漆店。京都本店のほか、大阪店では金継ぎ教室も開催しています。
コースの種類は豊富で、金継ぎ、蒔絵、漆塗り、摺漆、陶磁器・金属アクセサリーへの焼付漆の5つがあります。本物の漆を使用し、古来よりの手法で漆芸を楽しむことができます。講師陣は5つ全ての技法ができるので、好きな作業に取り組めます。
ちょっとした習い事としてチャレンジしたい初心者でも受け付けているそう。お気に入りのうつわを直して使いたい、変わった習い事をしてみたい方は問い合わせてみてはいかがでしょう。道具は、オンラインショップで購入することもできますよ。
【講座詳細】 場所:大阪市東淀川区東中島1-17-5ステュディオ新大阪431号室 開催日:1講座2時間、曜日・時間は固定制。 (空きがあれば同じ曜日での振替可能/要事前連絡) 〇月2回コース *月4回コースは下記日時で毎週受講 火・水・木・土曜日 午前の部:10:30~12:30/午後の部:13:30~15:30 *火・水・土曜日は教室見学可能 費用:入会金5,000円(お道具箱、ヘラ2本、筆2本つき) 共通材料費 1,500円/4ヶ月毎 *漆、磨き粉、石粉、テレピン油、種油、木粉、砥之粉、地之粉、手袋他を含む。 (金粉・銀粉、筆、ヘラ、その他個人使用の道具は含まず) 受講料 2回コース 8,200円/月4回コース 14,900円 申込方法:電話075-351-7106/https://www.shikataurushi.com/contact/ アクセス: JR「新大阪」駅東口より徒歩3分 地下鉄御堂筋線「新大阪」駅より徒歩5分 URL:https://www.shikataurushi.com/
5.栗原蘇秀(漆芸伝承の会) - 天満橋他
引用画像:大坂よみうり文化センターHP
漆芸伝承の会を設立、主宰する栗原先生は、大阪のカルチャースクールなどで金継ぎを教えています。初級者向けから講師養成まで様々なタイプのコースがあります。また、費用も比較的リーズナブル。受講すると筆など道具も一緒に購入でき、レンタルできる場合もあります。迷っている方は、1日体験や見学などに足を運んでみては?
また、漆芸伝承の会では、全国で金継ぎの教室を開催しています。興味のある方はチェックしてみて下さいね!
★全国の教室についてはこちら
【講座詳細】 *カルチャースクールのカリキュラムは随時変更されるのでご確認ください。 〇教室一覧 2019.10現在 ・大阪よみうり文化センター(天満橋)金継ぎ/3か月(7,800円)*道具代別 https://www.oybc.co.jp/ ・産経学園(大阪校)講師養成講座/3回分9,780円・施設維持費600円(税別) https://sankeigakuen.co.jp/school/?SC=52 ・JEUGIAカルチャーセンター(光明池)金継ぎ講座 月1回 月額3,400円・運営費:300円/月(税別) https://culture.jeugia.co.jp/hall_top_21.html
6.UTSUWA11 - 豊中
引用画像:公式HP
店主が日本全国より集めた作家もののうつわを扱うショップ。随時、作家さんの個展が開催されています。
また、不定期で金継ぎのワークショップを行っています。昨年11月までに12回開催されています。募集人数が多くないため、満席になってしまうようです。詳細は、HPの「ニュース」に掲載されます。気になる方はHPやSNS情報をまめにチェックしておきましょう。素敵な作品に囲まれながら、お気に入りのうつわに命を吹き込みましょう!
【講座詳細】2回で完結する金継ぎワークショップ 場所:大阪府豊中市旭丘1-108 2F 費用:8,000円(具の購入代3500円・2回のお茶とお菓子代含む)*2018.11時点 持ち物:自宅から掛けた器を2、3持参 *なければショップで用意 申込方法:ホームページお問い合わせフォームより、メールにて申込 アクセス: 阪急電鉄宝塚本線「豊中」駅・北大阪急行電鉄南北線「桃山台」駅よりバス12分。 旭丘団地経由の「旭ヶ丘北口バス停」よりすぐ。 URL:http://utsuwa11.com/#aboutArea facebook:https://www.facebook.com/utsuwa11 instagram:https://www.instagram.com/utsuwa11/
【名古屋編】
7.漆工房あさい - 星ヶ丘
引用画像:公式twitter
「漆工房あさい」は、尾張漆器の3代目・浅井啓介さんが主催する教室です。浅井さんは日展や日本現代工芸美術展などに作品を出展する漆芸家。そのかたわら、自作を展示するギャラリーを運営し、漆製品の修復なども行っています。
引用画像:公式HP
教室では、化学製品を一切使わず、本漆で行う金継ぎを学べます。また、蒔絵、本漆での塗りなども学べるコースも開催しています。日展の審査員を務める、職人さんに学べる貴重な教室です。気になる方は、ギャラリーなどで作品を見てからお問合せしてみては?
【講座詳細】 場所:星が丘テラス EAST3階「MONO LABO」 愛知県名古屋市千種区星が丘元町16-50 日程:第1・3火曜日または第2・4火曜日いずれも14:00~16:00 *費用や道具についてはお問い合わせください。 申込方法:090-9338-5719 アクセス:地下鉄東山線「星ヶ丘」駅下車 6番出口より徒歩1分 URL:https://owarisikki.jimdo.com/ facebook:https://www.facebook.com/717543254976636/ instagram:https://www.instagram.com/asai.urushi.komaki/ twitter:https://twitter.com/urushi_asai(金継ぎ専門)
8.サラーム釉花(さらーむゆうか)- 本山
引用画像: 公式HP
「サラーム釉花」は、食卓を楽しくするようなうつわを紹介する陶磁器ショップ。店内には、数々の地方や若手の作家の作品が展示されています。
また「金継ぎ」教室も開催しており、本物の漆と素材を使用し、古来の技法で修理する方法を学びます。伝統の技で、お気に入りのうつわを再生してみませんか。
【講座詳細】 場所:「サラーム釉花」名古屋市千種区楠元町2丁目57番地 日程:日時固定(3か月単位)1回2時間 *スケジュールはこちらをご覧ください 費用: 3か月11,500円(税込) /道具・材料は都度購入 問合せ先:052-764-1688/info@salarmyuka.com アクセス:地下鉄東山線「本山」駅より徒歩5分 URL:http://www.salarmyuka.com/ ★「多治見市之倉さかづき美術館」でも教室を開催しています。詳細はこちら 問合せ先:TEL:0572-24-5911 FAX:0572-24-6766
■金継ぎを独学でマスターしたいなら~「金継キット」のすすめ
自分のうつわは、自分でどうにか直してみたい! そんな方には便利なキットがあります。材料もそろっていて、初心者でも自宅でできてしまいます。費用も手頃なので、チャレンジしてみる価値ありですよ。
○金継初心者セット
東急ハンズで販売している金継ぎセット。「金継工程解説書」に沿って作業すれば、初心者でも金継ぎで修復できます。漆、小麦粉など天然素材で修復するので、安心です。へら・手袋などの道具類や漆・金粉などの材料も全てセットになっています。ちなみに価格は8,360円。1日体験の料金とあまり変わらない金額でできるのもいいですね。
URL:https://hands.net/goods/2401020995907/ 東急ハンズオンラインショップ
コンパクトサイズで最低限の材料で金継ぎができるキットです。天然の本漆を使った本格的な内容になっています。道具類(筆、手袋など)の他、漆、金粉など必要なものは、全てそろっています。
■金継ぎ参考本
金継ぎに関する本は色々出ています。金継ぎについて知りたい、教室に行かずに自分で直してみたい方は参考に読んでみましょう。習いに行く前に予習するのもいいですね!
○おうちでできるおおらか金継ぎ
○ゼロからの金継ぎ入門: 器を蘇らせる、漆の繕い
いかがでしたか? 金継ぎは樹脂で行う簡易なものから、指導者を目指す本格的なものまで様々なコースがあります。自分の興味のあるものから始めて、ステップアップしていくのもいいですね。見学できる教室もあるので、気になる教室があったら、足を運んでみましょう! 金継ぎの魅力にはまってしまうかもしれませんよ。