紅葉シーズンの陶器市(陶器まつり)&クラフトフェア 全国らくらく行き方&スケジュール【2022年11月編①】
今回は文化の日を中心とした11月初旬の陶器市(陶器まつり)、クラフトフェアを紹介します。今年は3年ぶりに開催されるイベントも多いです。
この時期は連休があり、紅葉の見頃でもあるので、旅行を兼ねて行くのもおすすめです。スタッフが過去に訪れた感想なども記載しているので、お出かけの参考にしてくださいね。
マスク着用や消毒など、感染対策をしつつ各地のうつわ巡りを楽しみましょう。
2022秋の陶器市・陶器まつり (9〜11月) 全国らくらく行き方&スケジュールまとめ |
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10月15日頃まで |
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10月下旬開催 |
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【2022年11月編①】 |
11月10日頃まで |
■陶器市&クラフトフェア一覧
鹿児島県日置市 |
薩摩焼 | |||
京都市東山区 |
京焼 |
11/1(火)~11/11(金) |
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佐賀県伊万里市 |
伊万里焼 |
11/1(火)~11/5(土) |
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兵庫県姫路市 |
11/2(水)~11/6(日) |
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栃木県芳賀郡 |
益子焼 |
11/3(木)~11/7(月) |
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茨城県笠間市 |
笠間焼 |
11/3(木)~11/6(日) |
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長崎島県東彼杵郡 |
波佐見焼 | |||
愛媛県伊予郡 |
砥部焼 |
11/5(土)~11/6(日)予定 |
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沖縄県那覇市 |
やちむん | |||
栃木県那須町 |
小砂焼 |
未定 |
■美山CRAFT WEEK(鹿児島県日置市)・10/29(土)~11/6(日)
案内URL:https://www.city.hioki.kagoshima.jp/kanko/matsurieventcalendar/miyama-craft-week.html
出典:日置市観光協会HP
400年以上の歴史を誇り、薩摩焼発祥の地である東市来町美山。「美山CRAFT WEEK」は、感染症の影響から中止となった「第35回美山窯元祭り」の代替企画とて行われるようになりました。
第3回目の今年は、昨年同様9日間の開催。イベントやフードコートはありませんが、個人周遊・店舗訪問型の企画として実施されます。
期間中は、各店舗にて薩摩焼、木工製品やガラス製品などを割引価格で販売。400年窯での窯焚きや、陶芸体験も開催予定です。秋の里山で、特色ある窯元巡りを楽しみましょう!
日時:10月29日(土)~11月6日(日)
会場:日置市美山各窯元にて
〒899-2431 鹿児島県日置市東市来町美山
★詳しくはこちらのマップをご覧ください。
アクセス: <自動車> 南九州西回り自動車道「有料道路美山」IC下車すぐ <鉄道> 鹿児島本線「東市来」駅より約3km
■京都やきものWeek わん椀ONE展(京都市東山区)11/1(火)~11/11(金)
公式HP:https://vessel.kyoto/11110/
http://gojo-chawanzaka.jp/11110
facebook:https://www.facebook.com/gojo.chawanzaka/
引用画像:公式Facebook
清水焼発祥の地である五条坂・茶わん坂の町おこしプロジェクトの一環として開催されるイベント。第11回目の今年は、2020年以来の開催です!
開催場所は五条坂・茶わん坂の地域だけではなく、京都市内一円。特別展示やシンポジウム、講演会、お茶会等、多様な催しが目白押しです。
なかでも、メインイベントの「わん椀ONE展」は100名を超える京焼清水焼の作家が、1人1碗を展示しています。ふだん手に取ることができないうつわに触れる貴重な機会です。場所はテーブルライフでもおなじみの小川宣之さんなどのうつわを扱う陶磁器ギャラリー「東五六」。
さらに、京都国立博物館では茶室「堪庵」で茶会が開催。上質な京焼・清水焼に囲まれてお茶が堪能できますよ。紅葉の美しい時期なので、観光を兼ねて訪れてみるのもいいですね。
日時:11月1日(火)~11月11日(金)10:00〜17:00
会場:五条坂・茶わん坂
アクセス:詳しくはこちら <公共交通機関> (1)JR京都駅より市バス100・202・206・207「五条坂」停留所下車 京阪電車「清水五条」駅・地下鉄東西線「東山三条」駅・「三条京阪」駅からも同路線バス利用可 (2)阪急「河原町」駅より 市バス207 「五条坂」停留所下車 または市バス4・17・205「河原町五条」停留所下車徒歩5分 京都駅より2.7km(タクシー約10分)
■鍋島藩窯秋まつり(佐賀県伊万里市)11/1(火)~11/5(土)
公式HP:http://www.imari-ookawachiyama.com/
引用画像:公式HP
「伊万里焼」のメインの里が伊万里市の大川内山。江戸時代より今なお鍋島藩窯の伝統技術を受け継ぎ「秘窯の里」と呼ばれています。
春は焼き物の販売がメインですが、秋は先人の陶工達に感謝する目的で開催。日峯社奉納式、筆供養、鍋島献上の儀と歴史あるイベントの数々が行われます。
同時に窯元市や買い物スタンプラリーなども開催されます。国の史跡に指定されている素晴らしい景観を散策しながら、うつわ探しが楽しめそうですね。
日時:11月1日(火)~11月5日(土)
会場:伊万里市大川内山一帯
アクセス: <自動車> 長崎自動車道「高速武雄北方IC」下車約30分 <公共交通機関> JR「伊万里」駅より西肥バス「大川内山」行き約15分
■姫路 全国陶器市(兵庫県姫路市)11/2(水)~11/6(日)
案内HP:https://www.city.himeji.lg.jp/sangyo/0000021918.html
引用画像:姫路市HP
全国約30のやきもの産地から集まった選りすぐりの陶器がお買い得価格で展示販売されます。
“ろくろ体験コーナー”、“絵付け体験コーナー”、“金継ぎ体験”などうつわの魅力を身近に感じることができるイベントが開催されます。各種体験は、定員が決まっています。姫路市のホームページ経由で事前申し込みができるので、気になる方はチェックしてみては? 全部体験するのも楽しそうですね。
★このイベントの感染症対策はこちら
日時:11月2日(水)~11月6日(日)10:00~17:00
場所: 大手前公園(姫路市本町68)
アクセス: <公共交通機関> JR・山陽電鉄「姫路」駅より北へ徒歩約10分 <自動車> 山陽自動車道 「山陽姫路東」IC より約15分 ※公共交通機関をご利用ください
■益子秋の陶器市(栃木県芳賀郡益子町)11/3(木)~11/7(月)
公式HP:http://www.mashiko-kankou.org/ceramics_bazaar/
引用画像:公式HP
首都圏で開催される陶器市の中でも最も規模が大きな陶器市のひとつ。販売店約50店舗のほか、約500のテントが出店します。伝統的な益子焼だけでなく、全国から陶芸家、窯元が集結します。ここだけで、幅広いうつわに出会える大人気のイベントです。
秋の開催は久しぶりです。ただ、最近は来場者が多く駐車場を見つけるのも大変です。あらかじめ、行きたいお店やランチ場所などを決めてスケジュールを考えましょう。お隣の笠間とあわせて、うつわめぐりの旅をするのもおすすめですよ。
お問合せ: 陶器市実行委員会(益子町観光協会)TEL.0285(70)1120
日時:11月3日(木)~11月7日(月)9:00~17:00(最終日は16:00)
*店舗によって営業時間が異なります。
会場:益子町内各所(城内坂、サヤド地区中心)
〒321-4217 栃木県芳賀郡益子町益子706−2
アクセス: <自動車> 北関東自動車道「真岡」ICまたは「桜川筑西」IC <鉄道> JR東北本線・新幹線「小山」駅→JR水戸線「下館」駅→真岡鐵道「益子」駅より徒歩15分
■陶と暮らし。(茨城県笠間市)11/3(金)~11/6(日)
公式HP:http://www.toutokurashi.com/
陶くらブログ toukura.exblog.jp/
Facebook facebook.com/toutokurashi/
Instagram:instagram.com/toutokurashi/
Twitter:twitter.com/toutokurashi
引用画像:公式ブログ
引用画像:公式Facebook
笠間で行われる「新作に出会える陶器市」です。少しこぢんまりとしていますが、80ほどのブースに個性的な作家や窯元が出展されています。昨年は10月に2日間の開催でしたが、今年は4日間行われます。
首都圏から比較的アクセスがいいので、近くの益子とあわせてうつわ巡りをするのもおすすめです。フードブースもあるので、ピクニック感覚で楽しめるイベントです。
日時: 11月3日(木)~11月6日(日)9:00~16:00(最終日~15:30)
会場: 笠間工芸の丘特設会場
〒309-1611茨城県笠間市笠間2388-1
アクセス: <自動車> 北関東自動車道「友部」ICまたは常磐自動車道「友部スマート」IC(市内無料臨時駐車場よりシャトルバス無料) <鉄道> JR水戸線「笠間」駅または「友部」駅より会場までシャトルバス(大人100円/子ども50円)あり。 「笠間駅」よりかさま観光周遊バス(100円)、レンタサイクルもあり。 <高速バス> 秋葉原駅発・関東やきものライナー(2枚2900円)「やきもの通り」下車 ※陶器市期間中は予約ができません。当日秋葉原駅で並んで乗車するしかありません。 また、一日1本程度ですが益子←→笠間のバスも運行しています。一挙両得を狙う人はこちらも注目です。
■波佐見窯元まつり(長崎県 東彼杵郡)11/3(木)~11/6(日)
公式HP :https://www.hasamiyaki.or.jp/
https://hasamiyaki.com/achikochi/
Instagram:https://www.instagram.com/hasami_porcelain_fes/
引用画像:公式HP
波佐見では「波佐見あちこち陶器まつり」と称して、9月17日より様々なイベントを開催し。その中の1つとして行われるのが、波佐見窯元まつりです。
カラフルでポップ、モダンなうつわが一堂に集まる魅力的な陶器市。アウトレット商品などもあるそうなので、波佐見焼ファンならぜひ訪れたいですね。旅行と合わせて行くのも良さそう。
日時:11月3日(火)~11月6日(金)11月1日(火)~11月11日(金)
場所:波佐見陶磁器工業協同組合 駐車場
長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2239
アクセス: <自家用車> 西九州自動車道「波佐見・有田IC」または長崎自動車道「嬉野IC」 <公共交通機関> JR佐世保線・西九州線「有田駅」 所要時間10分(8:00~17:30/1時間に4本) JR川棚駅から西肥バス「やきもの公園前」下車 JR三河内駅から西肥バス「やきもの公園前」下車
■秋の砥部焼まつり(愛媛県伊予郡)11/5(土)~11/6(日)予定
案内HP:https://www.iyokannet.jp/event/6112
引用画像:いよ観ネットHP
砥部焼の63軒の窯元・工房が出店し、通常よりお得に購入できる陶器まつり。作り手との対面販売が魅力です。過去には、砥部焼と日本酒・チーズを味わうイベントや特産物を味わえるグルメゾーン、ステージでのライブなどもありました。
昨年は直前に中止になりましたが、今年の開催は未定です。行われることを願いたいですね。
日時:11月5日(土)~11月6日(日)予定
会場:砥部町陶街道ゆとり公園
愛媛県伊予郡砥部町千足400番地
アクセス: <公共交通機関> 【第1会場へ】 JRバス(JR「松山」駅から約40分) JRバス「久万」または「落出」行き 「砥部町中央公民館前」下車徒歩約15分 【第2会場へ】 伊予鉄バス(松山市駅から約40分)※30分ごとに発車 伊予鉄バス「砥部断層口」または「砥部大岩橋」行き 「砥部焼伝統産業会館前」下車徒歩約1分 <自動車>(第1会場・第2会場ともに無料駐車場あり) ・松山市街から国道33号を高知方面に約30分 ・松山自動車道「松山」IC約10分 【第1会場 駐車場】 砥部町陶街道ゆとり公園・砥部町役場 〒791-2122 愛媛県伊予郡砥部町千足400 【第2会場 駐車場】 大南町民広場・砥部焼伝統産業会館裏 〒791-2132 愛媛県伊予郡砥部町大南720 駐車場が混みますので、公共交通機関(バス)をご利用ください。 砥部町へのアクセスは、砥部町観光協会HPに詳しく記載されています。 http://www.tobe-kanko.jp/access/
■壺屋やちむん通り祭り(沖縄県那覇市)11/5(土)~11/6(日)
公式HP:https://tsuboya-yachimundori.com/
引用画像:公式HP
毎年11月の第1土日に開催される「壺屋やちむん通り祭り」。壺屋やちむん通り店舗の商品が特別割引販売になります。
12:00〜17: 00までは通りが交通規制になり、エイサーや民謡ライブショーなどの演舞も行われます。また、ロクロ体験、壺屋をガイドさんとめぐる「壺屋まーい」 、ふれあいやぎさんコーナーなど、楽しい企画がもりだくさんです。
さらに、期間中は壺屋博物館が無料、和装の方&2店舗で2,000円以上お買い物した方に、やちむんや手ぬぐいなどのプレゼントもあります。飲食店の出店もあるので、うつわ好きだけでなく皆が楽しめるイベントです。沖縄旅行と合わせて訪れたいですね!
日時:11月5日(土)~11月6日(日)10:00~18:00(交通規制12:00~17:00)
会場:壺屋やちむん通り・すーじ小通り
アクセス: <自動車> ・那覇空港から、車で約20分 ・沖縄自動車道 「那覇」ICから約20分 <公共交通機関> モノレール ・沖縄都市モノレール「牧志」駅から徒歩10分 バス ・「壺屋」バス停下車 徒歩で約1分 *17番石嶺開南線、30番泡瀬東線、31番泡瀬西線、55番牧港線、112番国体道路線
■小砂焼(こいさごやき)秋の陶器市(栃木県那珂川町)・未定
公式HP:http://koisagoyaki.co.jp/
引用画像:下野新聞
創業160年の窯元・藤田製陶所で開催される陶器まつり。各窯元の陶芸品の出店に加え、地元作家たちによる手作り小物の販売や手打ち蕎麦などの軽食の販売もあります。
コロナ禍で中止が続きましたが、春の陶器市は行われたので、秋の開催も期待できそう。ちなみに、春の陶器市では着物のリメイク品の販売や着付け体験、餅つきなどもありました。詳細が判明したらお知らせしますね!
日時:例年11月初旬2日間
時間:9:00~16:00
場所:藤田製陶所入口広場
栃木県那須郡那珂川町小砂2710
アクセス: <公共交通機関> JR東北本線(宇都宮線)「氏家」駅東口から関東バス「馬頭車庫行き」→道の駅ばとうバス停下車→タクシー約5分 <自動車> 東北自動車「道矢板」ICから約60分 常磐自動車道「那珂」ICから約70分、道の駅「ばとう」から車で5分
少しずつイベントが再開されつつある今、気候の良い秋に、旅行や里山散策を兼ねてうつわ探しに出かけてみませんか。次回は、11月中旬以降に開催される陶器市情報を紹介します。
[取材・編集:テーブルライフ編集部]