こんにちは
テーブルライフ編集部です。

今回は、3月1週目に開催された「器と暮らし市」の参加レポートを紹介。
実際に訪れたスタッフによる、イベントの魅力や楽しみ方を詳しくお伝えします!
都内の公園で、日本各地のうつわの作り手に出会える貴重なイベントです。
来年のご参考に、ぜひ読んで欲しいです。
器と暮らし市とは

引用画像:公式HP
暮らしを彩るうつわの販売がメインのマルシェ。
毎年愛知県で開催されており、美濃焼、瀬戸焼、常滑焼など、主に東海地区の窯元や作家さんのうつわを扱っています。
また、うつわだけでなく、暮らしにまつわる道具や植物の販売やフードトラックの出店もあり、1日中過ごせる盛りだくさんのイベントです。
2025年は、初めての東京開催ということで、私も初参戦してきました!
どんなイベントか気になる方は、来年のご参考に読んでみてくださいね。
【開催概要】
日時:2025年3月1日(土)・2日(日)10:00~16:00
会場:光が丘公園 芝生広場(東京都練馬区光が丘4丁目1)
入場料:無料 ※限定特典付きリストバンド販売
公式HP:https://utsuwatokurashi.jp/
参加の注意:お買い物するなら、リストバンドを購入しよう!

入場自体は無料ですが、お買いものををするのであればリストバンドの購入が必須。
リストバンドは、両日15時半まで会場入口で500円で販売。
また、支払いは現金のみなので、キャッシュレス派の方は現金を用意してくださいね。
出展者のブースを紹介します~初めての器と暮らし市へ!
入場後は、入口から順番に訪れることにしました。
以下、私が気になったブースを紹介します。
テーブルライフで取扱のある作家さんの出店もありましたよ!
【テーブルライフ取扱の作家さんブース】
千の森工房

千の森工房さんといえば、銀彩のうつわ。
このイベントでも、外側が白または黒で、
内側に銀彩が施されたスタイリッシュな盃やマグカップなどが多数出品されていました。
明るい日差しに、銀色がきらめく様子はとてもきれいでした。
また、モノトーンの色使いの文字のような模様が描かれた丸皿など、
テーブルライフストアで見られない商品にも出会えました。
★千の森工房さんのうつわはこちらもチェック!
千の森工房
公式Instagram:https://www.instagram.com/utsuwa_kobo_sen_no_mori/
公式Facebook:https://www.facebook.com/thousandforestpottery
秋山昌史

花などをモチーフにした、繊細なレリーフが特徴の秋山昌史さんのうつわ。
特に素敵なのが、銀彩のマグカップや花器。
飾っても楽しめる美しいうつわは、インテリアのアクセントに欲しくなります。

引用画像:公式Instagram
また、持ち手などに鯛焼きを施した、マグカップやティーカップも人気のよう。
たくさんの人が足を止めて、手に取っていましたよ。
★秋山昌史さんのうつわはこちらもチェック!
秋山昌史
公式Instagram:https://www.instagram.com/masashiakiyama/
オンラインストア:https://www.creema.jp/c/masashiakiyama
むかで窯

滋賀県大津で活動している、むかで窯さんのブース。
テーブルライフでもおなじみ、陶器とガラスを組み合わせたうつわが多数並んでいました。
リムに施されたカラフルなドット模様は、ガラスによるもの。
食材を縁取るように配置されたカラーガラスは、どんなメニューも美しく引き立たせてくれます。レストランで食事をするような雰囲気が味わえそうです。
★むかで窯さんのうつわは、こちらもチェック!
むかで窯
公式Instagram:https://www.instagram.com/mukadegama/
堀 有一郎

岐阜市で作陶している堀有一郎さんのブースには、
現代アートのオブジェのような個性的なうつわがずらり。
フレンチの前菜の盛り付けに使えそうな、円形の丸みのあるうつわなど、
プロの料理人に好まれそうなうつわは、一般家庭のふだんの料理も高見えしそう。
テーブルライフでは、象嵌という技法によるモノトーンのうつわを扱っていますよ。
★堀 有一郎さんのうつわはこちらもチェック!
堀 有一郎
公式Instagram:https://www.instagram.com/hori.yuichiro/
公式オンラインストア:https://yuichirohori.base.shop/
これからは入口からめぐった順番で紹介します!
アトリエ牛舎

会場入ってすぐに訪れたのは、長野県飯田で作陶する、アトリエ牛舎さんのブース。
レースのようなリムが特徴で、
アンティークのような味わいのある、優しい雰囲気のうつわの数々はどれも魅力的!
しかも、かなりリーズナブルなので、バラでセット買いするのも良さそう。
SNS上でいいなと思っていた、遠方の作り手さんのうつわにで会えたのはこのイベントの醍醐味ですね。
アトリエ牛舎
公式Instagram:https://www.instagram.com/ateliergyuusya/
オンラインストア:https://minne.com/@gyuusya
tete

teteは、愛知県西尾市で作陶する加藤好康さんが手がけるブランド。
私が気になったのは、写真の仕切り皿。
春を思わせるパステルカラーのうつわは、3つ区切られていて絵画のパレットのよう。
一見個性的ですが、朝食のワンプレートや夕食のメイン料理用など、いろいろな使い道ができてとても便利そう。
tete
公式HP:https://www.yoshiyasukato.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/tete_utsuwa/
アトリエ野恵

信楽のアトリエ野恵さんのうつわは、リムのデザインの華やかさが特徴。
しかもバリエーションが豊富なので、1種類ずつ集めたくなる美しさ!
アンティークテイストのうつわは、ケーキを一切れ盛り付けるだけで、とても豪華に見えそう。
持ち手が星形になっているティーカップなど、
他にはないユニークな商品も気になりました。
アトリエ野恵
公式Instagram:https://www.instagram.com/a.noe.0921/
公式オンラインストア:https://noe.base.shop/
○暮縞(クラシマ)

ヨーロッパのアンティークのような高級感のあるうつわが並ぶ、暮縞さんのブース。
白を基調としたうつわの美しさはもちろんのこと、看板やディスプレイも凝っていて、細部までこだわりを感じました。

1枚目の写真はブースの正面のディスプレイ。
「器と暮らし市」のような屋外イベントは、テントの下に台を置いて商品展示するのが定番。
そのため、外側に壁を作って、ディスプレイコーナーを設けること自体が珍しいのです。
芝生が広がる公園内でひときわ目を引く存在でした。
暮縞
公式Instagram:https://www.instagram.com/cla_cima/
ふくべ窯 Fukube pottery

精炻器(せいせっき)という焼き物をご夫婦で作られている、ふくべ窯さん。
主に花が描かれた、あたたかみのあるうつわの数々はヨーロッパのヴィンテージのよう。
(初めてSNSの写真を見たときは、日本の作家さんとは思いませんでした!)
花びら1枚1枚手描きのため、筆の跡がすべて異なるのがいい味わい。
現物を見比べながら、選ぶのが楽しいですね。
ふくべ窯
公式Instagram:https://www.instagram.com/fukubepottery/
公式オンラインストア:https://fukubepottery.stores.jp/
アトリエ土窯日和(ドヨウビヨリ)

カラフルなパズルのうつわが目を引いたのは、神奈川で活動している、アトリエ土窯日和さんのブース。
パズルと同様、陶器のピースを1つ1つつなぎ合わせて、作られているそう。
そのため、裏も同じ柄になっています。
カラーバリエーションが豊富で、サイズ違いもあります。
家族分、色違いでそろえるのもいいですし、
毎年1枚ずつコレクションするのも楽しそうですね。
アトリエ土窯日和
公式Instagram:https://www.instagram.com/saturday_potter/
公式オンラインストア:https://atelier0sat.thebase.in/
TOKITUGI(ときつぎ)

ライフスタイルブランドのTOKITUGIさんのうつわは、オーバルの絵皿が素敵!
動物をモチーフにした手描きの絵付けは、絵本の挿絵のような優しい雰囲気が魅力です。
ケーキや焼菓子を盛り付けるのもいいですが、
アクセサリートレイなど小物入れにするのもよし、
スタンドや壁に掛けてインテリアにするのもいいですね。
見ているだけでほっこりと癒やされるうつわでした。
TOKITUGI
公式Instagram:https://www.instagram.com/tokitugi_dai/
公式WEBSHOP:https://tokitugi.fashionstore.jp/
marushin pottery (マルシンポタリー)

美濃焼の丸新製陶有限会社が手がけるうつわは、どれもスタイリッシュ。
特に私が気になったのは、写真奥の壁掛け用の一輪挿し。
お皿と花瓶が一体化したようなデザインが素敵で、手に取る方も多く人気のようでした。
エレガントなアンティークテイストのうつわは、意外にもリーズナブル!
私もブラックのうつわを持っていて、使う度にテンションが上がっています。
marushin pottery
公式HP:https://marushin-pottery.jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/marushin_pottery/
みすず窯

三重県の萬古焼の窯元・三鈴陶器が手がける、土鍋を中心としたブース。
オリジナルの土鍋は、シンプルでスタイリッシュなデザインのものから、ふたのデザインがアートのような個性的なものまでさまざま。
お鍋シーズンが始まる前に出会っていたら、買ってしまったかも…と思うほど
デザインのバリエーションが豊富でした。
ボウルや取り鉢なども販売しており、お鍋と合わせて購入するのも良さそう。
みすず窯
公式HP:https://misuzu-c.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/misuzu_touki/
Torazawa Ceramics(トラザワセラミックス)

山兵虎澤製陶所のブースでは、色鮮やかで個性豊かなうつわがたくさん!
写真は水彩画のようなシリーズで、何を盛り付けても様になりそう。
おかずを少しずつ盛り付けて、ワンプレート用に使うのもいいなと、
想像をかき立てられました。
Torazawa Ceramics
公式Instagram:https://www.instagram.com/torazawa/
BLACKBOOTS CERAMICS

愛知県瀬戸市で作陶している、原田さんが手がけるオブジェのようなうつわの数々。
写真は空き缶を潰したような形の花器。
このほかにもドクロや香水瓶をモチーフにしたフラワーベースなど、
インテリアになる作品はどれも個性的でした。
お部屋のアクセントに飾りたくなりますね。
BLACKBOOTS CERAMICS
公式Instagram:https://www.instagram.com/kensaku0614/
Yona Yonaちバルすーば

おそらく、このイベント唯一のやちむんを扱うお店。
千葉県富津市の「海の見える器店」のブースには、
さまざまなデザインのやちむんや琉球ガラスのコップが並び、ちょっとだけ南国気分が味わえました。
都内ではあまり見られない素朴な雰囲気のうつわから、ポップなデザインで知られる一翠窯のうつわまで、なかなかの品ぞろえ。
沖縄にはなかなか行けないけど、現物を見たい!そんな方にはおすすめのブースですね。
千葉の実店舗の2階には、沖縄そばのお店もあるそうですよ。
Yona Yonaちバルすーば
公式Instagram:https://www.instagram.com/studio_natural704/
器の暮らし市に行ってみて~イベントの魅力を紹介します!

1.都内で日本各地のうつわに出会える
このイベントの魅力は、東京にいながら日本各地のうつわに1度に出会えること。
特に、美濃焼や多治見焼、三重県の萬古焼など東海地区の焼き物が充実しています。
陶器市は、春のゴールデンウィークか秋の11月の連休に集中しています。
そのため、関東から焼き物産地を何カ所も回るのは難しいのが現状。
このイベントに行くだけで、さまざまなうつわと作り手さんに出会えるのはとってもレア!東京23区在住なら、片道1時間ちょっとで陶器市に行けるのはありがたいです。
2.会場が1箇所なので回りやすい
「器と暮らし市」では、約160ものブースが出展。
全部めぐるのは、大変なのでは…と思っていたのですが、
会場は、光が丘公園内の「芝生広場」1箇所に集まっています。
また、配置の分かりやすさもポイント!
入口から規則的にブースが並んでいて、迷子になりにくい分かりやすい配置。
順番に見ていくだけで、すべてのブースをくまなくめぐることができました。
また、入口から「器のエリア」、アクセサリーやフラワーなど「その他雑貨のエリア」、「コーヒーとスイーツのエリア」、「キッチンカーのエリア」と、ショップの種類ごとにエリア分けされているのも良かったです。
歩き疲れたら、コーヒーのエリアで待ち合わせて休憩するなどの過ごし方もできますよ。
3.うつわ以外のお買い物やワークショップも開催

うつわがメインのイベントのため、圧倒的にうつわの出展が多いです。
ただ、うつわ以外にも、アクセサリー、フラワー、かご製品、ファッションなど、暮らしを彩る生活雑貨や服飾品のお店もあります。
お目当てのお店が出店しているか、SNSなどで事前にチェックしていくといいですよ。
4.食事もできるから1日中過ごせます~うつわ好きさん以外も楽しめる!

イベント会場内には、コーヒーと焼菓子やパンなどを扱うお店のほか、キッチンカーエリアもありカレーや麺類などもいただくことができます。
ただ、会場は公園のため、椅子がないので、敷物を持って行くのが良さそう。
また、時間帯によってはものづくりのワークショップやパントマイムのライブなどもあります。
うつわ選び以外の楽しみもあるので、
家族や友人と訪れて思い思いの過ごし方をすることもできますよ。
5.ゆっくりうつわ選びができる~会場の広さや立地に関係あり?
以前同様のイベントで、入場待ちをしたことがあったので混雑を覚悟していったのですが、スムーズに入場できました。
その理由は、不明ですが、おそらく
・場所が都心から少し離れた場所であること、
・会場が広いため、お客さんが1つのブースに集中しすぎない
など、場所による理由がありそう。
もちろん、ブースによっては人だかりもできていましたし、
フードのブースは行列も見られました。
ただ、ゴールデンウィークのイベントに見られるような大混雑はなく、
じっくりとうつわ選びができました。
都内では、また知名度が少ないため、穴場のイベントといえるかもしれませんね。
ちょっとおまけ~食事のこと
私は1人で訪れたのですが、食事は会場内でとらず、帰りに駅前のカフェで休憩しました。
光が丘の駅前は、商業施設が充実。
ファーストフード店やファミレスもあるので、イベントの前後に腹ごしらえをするのもいいかも。
また、光が丘公園はとても広大な公園で、敷地内にもカフェや屋台があります。
会場内が混んでいたら、少し離れたところで食事をするのもありですよ。
また都内で開催して欲しい!緑豊かな公園でお気に入りのうつわを選ぼう

今回は、都内初開催となった「器と暮らし市」の体験レポートをお送りしました。
都内では、デパートや食器店などでさまざまなうつわの展示販売が行われています。
ただ、そのようなイベントでは、特定の作家さんだけを扱っているものが多く、
一度にさまざまな作家さんのうつわを見るには、現地の陶器市に行くしかありません。
「器と暮らし市」が都内の公園で開催されたことで、気軽に作り手の方とコミュニーケーションがとれ、陶器市に行ったような体験ができました。
陶器市ってどんなもの?作家物のうつわってハードルが高そう…
そのような方は、このイベントをきっかけに、さまざまなうつわや作家さんに触れて欲しいです。
来年の開催は未定ですが、また都内で開催されることを願っています!