「どこで買ったの?」 と言われる、個性的な作家もの。益子で活躍する人気の陶芸家をチェック
今回は、益子焼の陶芸家を紹介します。益子には陶芸家の養成機関もあり、多くの作家さんが活動しています 。どの方も様々な技法を駆使し、独自の世界観をもちながら、日常に使える素敵なうつわを作っていらっしゃいます。人とは違う、うつわを使いたい方は、要チェックの産地です。
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1.石岡信之
石岡さんは山形市出身。大学卒業後に、益子のわかさま陶芸の若林健吾氏に師事し、2005年に独立。現在は、陶芸教室の講師をしながら作陶をしています。
シンプルでありながら、アンティークのような味わいのある器は益子陶器市でも人気。また、各地のギャラリーで個展を開催しています。
引用画像:うつわSouSouより 2枚目は2017年の個展の様子
Instagram:https://www.instagram.com/nobuyuki_ishioka/ ○取扱いショップ 石岡さんの作品は個展で販売することが多く、店頭や通販で入荷してもすぐに売れてしまうため入手が困難です。参考までに過去に取扱いのあったショップを掲載します。 ・うつわSouSou 〔Web〕 http://sousou.biz/shopping/ ・器 さわらぎ〔Web〕 https://www.sawaragi.net/
2.gramme.(グラム)
益子にて、ご夫婦で活動されているgramme.(グラム)さん。ご主人の齋藤圭さんは、白を基調としたシンプルな磁器が中心。奥様の奈月さんはパステルトーンの優しい色使いと、フリーハンドテイストの陶器を中心に製作しています。
引用画像:gramme. 齋藤 奈月 カップ
菜月さんは食器以外にもアクセサリーや雑貨なども幅広く製作しています。
【URL】http://tsuchi-gramme.jugem.jp/
○取扱いショップ
・illimi (イルミ) 〔Web〕https://www.rakuten.ne.jp/gold/illumi/
・co so a do zakka〔大阪府吹田市/Web〕http://webshop.cosoado.net/
・Oya Museum. Rockside Market〔宇都宮市/Web〕https://oya-rsm.co.jp/
3.佐々木康弘
引用画像:しのぎ一輪挿し
佐々木さんは秋田県角館町出身。益子窯業指導所で陶芸を学び、栃木県茂木町で作陶しています。
日常で使いやすいことを前提に、食卓で使うイメージが広がるうつわ作りを目指しているそうです。新宿伊勢丹やD&DEPARTMENTなどでも展示を行う、人気の作家さんです。釉薬のかけ方が特徴的で、モダンなデザインが素敵です。
【URL】
Instagram https://www.instagram.com/rokuroboys/?hl=ja
Facebook https://www.facebook.com/yasuhiro.sasaki.520
○取扱いショップ
・趣佳(しゅか)〔大阪市中央区/Web〕http://syuca.jp/
・ISJmarket 〔Web〕 http://isjmarkt-onlineshop.com/
・iichi〔Web〕 https://www.iichi.com/people/rokuroboys
4.寺村光輔
引用画像: 瑠璃釉オクトゴナル5寸皿
寺村さんは、大学卒業後に若林健吾氏に作陶を学び、2008年に益子町大郷戸に築窯し独立。益子の土と近隣から手に入れた木の灰を使い 伝統を踏まえながら「現代」の暮らしに必要なうつわを提案しています。吉祥寺のギャラリー「mist∞」など、各地で個展、グループ展を開いています。
【URL】
HP http://kousuketeramura.com/
Instagram https://www.instagram.com/kousuke.teramura/?hl=ja
○取扱いショップ
・趣佳(しゅか)〔大阪市中央区/Web〕http://syuca.jp/
・萌黄(もえぎ)〔大阪市大東市/Web〕http://www.moe-gi.com/
・油亀のWeb通販〔Web〕 http://aburakame.ocnk.net/
・うつわももふくOnline Shop〔Web〕 http://utsuwa-momofuku.com/
5.西村俊彦
引用画像:ぐい呑 線紋 西村さんの作品の特徴は、線文彩という独自の技法
西村さんは山形県酒田市出身。大学三年のとき、日本一周のサイクリングで出会った焼物に惹かれ、益子に行くことを即断。1978年 に益子町塚本製陶所に研究生として入所し、1983年に独立しました。1991年 「伝統工芸新作展」に入選して以降、多くの工芸展・陶芸展に入選しています。
モダンな作品は、歌舞伎や写楽等の和のスタイルを参考にしているそうです。また、奥様の早苗さんが週末限定にオープンしているカフェ「SONO蜩(そのひぐらし)」では、西村さんの器で食事を楽しむことができます。
「週末食場 SONO蜩」について 住所:栃木県芳賀郡益子町大沢3584-4 営業日時:土・日のみ営業 11時~日没 Facebook https://www.facebook.com/sonohigurashi2015/ Instagram https://www.instagram.com/sono.higurashi/?hl=ja *電話、メールはなし。
引用画像:カフェ外観
○取扱いショップ
・クラフトやまに〔益子〕http://www.yamani-otsuka.co.jp/craft/
・わらいや〔Web〕https://waraiya-s.jp/
6.岡田崇人
引用画像:マルクスHPより
岡田さんは大学卒業後に、益子の島岡達三氏(人間国宝)のもとで5年間の修行ののち独立。2003年に渋谷東急本店にて、初個展開催。2005年に第79回国展初入選、以降何度も入選を重ねている作家さんです。
「草花文」という植物柄が描かれている、グレーがかった器は、まるで北欧ブランドのよう。和食だけでなく洋食とも相性がいいデザインです。岡田さんの器は 「掻き落とし」という、生乾きの素地の上に白い化粧土を塗り、それを掻き落として模様を作り出す技法で作られています。
【URL】
ブログ https://oujirushi.exblog.jp/
Instagaram https://www.instagram.com/takahito_okada/?hl=ja
○取扱いショップ
・カモシカ雑貨店〔大阪府高槻市/Web〕http://kamoshikazakka.com/
・趣佳(しゅか)〔大阪市中央区/Web〕http://syuca.jp/
・MARKUS(マルクス)〔吉祥寺〕http://marku-s.net/
・FRANK 暮らしの道具〔Web〕http://frank-dougu.shop-pro.jp/
7.中園晋作
引用画像: http://www.auroralifestore.com/?pid=90821655
中園さんは神戸市出身 。近畿大学文芸学部造形美術専攻。卒業後は、神戸で小学校の講師として勤務。2007年に神奈川県川崎市で作陶を開始し、2011年より益子町に拠点を移しました。
中園さんの器の特徴は、釉薬による美しい模様。釉薬の「吹き」の過程で生まれる自然な「混ざり」や「流れ」がそのままデザインとなっています。中園さんのうつわを「宇宙のよう」と表現する方もおり、アートのように飾っておくだけでも素敵です。
【URL】
http://nakazonoshinsaku.web.fc2.com/index.html
Instagram https://www.instagram.com/shinsaku_nakazono/
Facebook https://www.facebook.com/shinsaku.nakazono
○取扱いショップ
・AURORA〔千葉県松戸市/Web〕 http://www.auroralifestore.com/
・Style Hug Gallery〔Web〕 http://www.airlize-shop.com/stylehug/
・STARDUST〔京都府北区〕http://stardustkyoto.com/カフェで中園さんの器を使用
8.伊藤丈浩
引用画像:長角鉢
伊藤さんは21才の時から陶芸を始め、栃木県益子町の製陶所に勤務しました。2002年に渡米し、陶芸家を訪ねる旅をします。帰国後、約1年かけて日本の窯業産地を見て回り、2006年益子町にて独立。2008年には、デンマーク、スウェーデンでのワークショップに参加し、 現在は国内外で個展、ワークショップなどを中心に活動しています。
伊藤さんの器の特徴は、モダンな柄が印象的なスリップウェア。民芸の器のように見え、洋食器にもみえる器は、厚みもありとても実用的。オーブンで使えるのもうれしいですね!
【URL】
ブログ https://itomashiko.exblog.jp/
Instagram https://www.instagram.com/itomashiko/?hl=ja
Facebook https://www.facebook.com/takehiro.ito.56
○取扱いショップ
・うつわSouSou〔愛媛県松山市/Web〕 http://sousou.biz/shopping/
・METROCS(メトロクス)〔Web〕https://metrocs.jp/
・ZIPANG MODERN(ジパングモダン)http://www.z-modern.com/index.html
いかがでしたか? 益子焼と言ってもさまざまタイプのうつわがあり、どれも欲しくなってしまいますね! 今まで使ったことのないうつわを使ってみたい方は、益子焼の作家さんをチェックしてみませんか。新しい器との出会いがありますよ。
[取材・編集 テーブルライフ編集部 Chiaki]