テーブルコーディネーターが選ぶ、益子焼の湯呑&急須

オシャレな湯呑&急須が買える、益子焼の通販サイト6選

日本食をいただく時、日本人なら日本茶を飲んでゆっくりとお食事を楽しみたいですよね。お茶を飲む時は湯呑のデザインだけでなく、手にとった時の手触りなどにもこだわりたい。そこで今回は人気急上昇中の益子焼の湯呑と急須の製品を集めてみました。

益子焼の歴史

益子焼は江戸時代の終わりごろ、19世紀中ごろに始まったと言われています。その陶土は量は豊富にあるものの粗く、精巧な器を作るには向かないものだったため、当初はおもに水がめ・火鉢・壺などの日用品が製作されていました。1930年頃より花器・食器などの民芸品が作られるようになり、さらに独創的なデザインや手法もくわわったことによる芸術的な魅力が高まって、益子焼の人気を高めています。

益子焼の特徴

益子焼の土は、砂気が多く、ごつごつとした土の質感が特徴的です。薄くひきにくいため厚手のものが多く、重くて割れやすいのですが、それが素朴な味わいを生み魅力的でもあります。また、益子焼の土は釉薬との相性がよく、古くからその特徴が活かされてきました。木や石などを原料とした、透明な色合いの並白釉や乳白色の糠白釉。他にも漆黒や赤茶色、飴色などの深い色合いもあります。さらに、器に植物などの模様の絵を描く、鉄絵や赤絵なども益子焼の特徴のひとつです。

湯呑の歴史

湯呑は中国で生まれ、奈良時代、平安時代に日本にも伝わったとされています。湯呑は元は茶碗と呼ばれ、日本独自のお茶を飲むために湯呑茶碗と呼ばれるようになりました。

急須の歴史

急須も中国で生まれましたが、日本に伝わったのは江戸時代といわれています。中国で元は酒を温めるものとして使われていましたが、後に茶器として使用されるようになりました。

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1.つかもと

創業150年の歴史を誇るつかもと。栃木にある工場は、窯工場だけでなくギャラリー、体験工房、お食事も楽しめます。つかもとの窯はガスや電気ではなく、薪を使って4日かけて焼成しています。使いやすさだけではなく、うつわを選ぶ楽しさも考えた「つかもと」の湯呑。径9.5cmのサイズは大人の男女で使いやすい1サイズで、好みの色や柄を選べます。飯碗の形を基本に考えた可愛らしいうつわは、湯呑以外にもちょっとした小鉢として使えるのでとても便利です。

引用画像:https://tsukamoto.net/

HP:https://tsukamoto.net/

2.わかさま窯

長野から東京の大学に進み、都会の生活に馴染めなかった若林健吾さん。もっと大地に根ざした仕事をしたいという思いから益子で陶芸家になることを決意したそうです。手作りにこだわり、1つの器を作るのに1ヶ月近くかけています。
そのわかさま窯には女性好みの可愛らしいシリーズから、伝統的な模様や純和食にもあるデザインがそろっています。今回ご紹介するkinariシリーズの特徴は何と言っても、その質感。やさしいマットなつや消し調の釉薬と、アイボリーがかった色合い。なんともいえない手触りのよさには、癒される感じがします

引用画像:https://item.rakuten.co.jp/wakasama/10001193/?s-id=pc_shop_recommend&rtg=93b445b897e778ebfbaa93d35ddd9ca2

HP:https://wakasama-mashiko.com

3.リサ・ラーソン

スウェーデンの陶芸家リサ・ラーソンデザインの湯呑。益子焼で作られています。 ラインナップは、「ねこ(NINA)」、「ライオンと鳥」、「ゾウ」、「ネコ」、「反転ネコ」、「トリ」の全6種類。 ザラつきやわずかな凹凸、色の濃淡から人の手によって丁寧に作られていることが伝わってきます。食器として、ヴィンテージのオブジェなどと並べてインテリアとして、暮らしに彩りを与えてくれます。他にもプレートや豆皿などもそろっています。

引用画像:https://www.lisalarson.jp/news/2016/09/4860.php

HP:https://www.lisalarson.jp/

4.川尻製陶所

栃木県益子町の、眺めの良い丘の上にある川尻製陶所。地元の土を使い、薪の窯で焼いています。豊かな土が採れるこの土地で、自然と関わり合いながら制作している窯元です。
登り窯焼成の燃料に使う薪は、再生燃料である廃材を100%使用。自然環境にもやさしい器です。
川尻製陶所の特徴は、ほっこりとするデザインが多く、老若男女使える物がそろっています。こちらのコロンとした形の湯呑は、手に取りたくなるような丸みを帯びていて、お茶をいただくときに癒やされるデザインですね。他にも同じデザインのプレートやそば猪口などがあり、シリーズでそろえてもステキです。

画像引用:https://www.iichi.com/shop/seitoujo

HP:https://www.iichi.com/shop/seitoujo

5.  道祖土和田窯

道祖土和田窯は、益子焼の技術指導にも携わった合田好道の合田陶器研究所からスタートしています。派手さはないですが、シンプルで使いやすく温かみを感じる素敵なアイテムがそろっています。
この窯の湯呑みは、丸みを帯びたフォルムが愛嬌のある印象です。高さはないですが、見た目以上の容量と段差に指が掛かるようになりますので持ちやすく、使い勝手も優れたアイテムとなっています。また、口が広いため飲み物の香りをより感じられますね。コーヒカップとして、また、お茶、焼酎などのお酒。氷をいれた冷たい飲み物でも使える万能なカップです。

引用画像:https://store.shopping.yahoo.co.jp/hanamaru-y/wfhc.html

HP:http://www.mashiko.com/wadagama/index.html

6.佐久間藤太郎窯

益子焼の名門というべき、佐久間藤太郎窯。百有余年、益子焼きの文化と歴史とともに民芸の心を大切に、四代にわたり作陶に励んできました。
藤太郎窯独自の釉薬を配合し、藤太郎窯らしい色合いの急須と湯呑がそろっています。コーヒーカップでも、同じシリーズでラインナップされています。

引用画像:https://item.rakuten.co.jp/frankkurashinodougu/10000459/

引用画像:https://item.rakuten.co.jp/frankkurashinodougu/10000477/


湯呑と急須の特集はいかがでしたか? 伝統的な色合いに現代のデザインをも楽しめる益子焼、是非お気に入りの1つをみつけてくださいね。

※本記事の情報は執筆当時のものです。
営業時間、定休日、TEL、FAX、取扱店などは、各有田焼窯元のホームページをご覧ください。

Mika 1024テーブルコーディネーター・MIKA(名古屋市在住・中部支部担当)

夫の転勤で海外在住中、体調を崩し食生活の大切さに気づきマクロビオテック経てRaw foodにたどり着く。
 Raw foodを取り入れ劇的な体の変化を体感し、横浜の自宅サロンにてMika’s raw food recipeをスタート。
 2016年には抗加齢学会(アンチエイジング学会)の抗加齢指導士の資格を取得。外見だけでなく内側から健康で美を目的とするレシピを考案し関東、東海地区でレッスンとイベントで活動中。
 テーブルコーディネートでは食空間プロデューサーの山本侑貴子先生を師事、Dining&Style認定講師としてシニアインストラクター取得。

2017年東京ドームテーブルウェア・フェスティバル入賞

HP:https://www.mikarawfood.com/