トロヤン陶器とは?
ブルガリアの名産といえば皆さまは何を思い浮かべますか?国花であるバラや、食文化ではヨーグルトなどではないでしょうか。そして他にもブルガリアのトロヤンといわれる地域では「トロヤン焼」といわれる名産の陶器があります。今回テーブルライフではトロヤン焼の美しいデザインと魅力についてご紹介します。
世界に1つしかないデザイン
ろくろで1つ1つ手作りされるトロヤン焼き。まだ、粘土が乾かないうちに色づけする事によって独特の雫のようなデザインに仕上がります。そのデザインは孔雀や蝶にも形容される程鮮やかです。伝統的には色付けの仕事は村の女性の仕事です。繊細でどこか癒されるデザインは女性が色づけするからこそ出せる色合いなのかもしれません。
動画をご覧になっておわかりの通り、成形から絵付けに至るまでひとつひとつ職人の手作業によって丁寧に製作されています。遠目からは分かりづらいかもしれませんが、よく見ると模様が1つ1つ微妙に違っています。それぞれ違うのも手作りの良さですね。
こちらはグリーン。
左21.5cm、右18cmのプレート。取り皿やケーキ皿としてちょうどいいサイズです。こちらはテーブルライフオンラインストアにて取り扱っております。
イエローのプレート。あたたかみのあるお色なので秋冬などに枯れ葉とテーブルコーディネートするのがオススメです。
こちらのブラウンは、先程のイエローとダブル使いで合わせると面白いコーディネートになりそうですね。
ブルーのプレートは見ているだけでも爽やかで元気になりそうですね。テーブルコーディネートの際は、ラタンのランチョンマットに合わせると夏のコーディネートとして映えそうです。
マーブル模様が全面にあるので、シンプルに食材を1つ盛り付けするだけで華やかになります。テーブルコーディネートの際はトロヤン柄をメインにし、その他のテーブルクロスやオーナメントはシンプルに添えるとプレートの美しさが引き立ちます。
全ての画像引用:https://table-life.com
トロヤン焼の特集はいかがでしたか?歴史あるトロヤン焼は、トラキアや古代スラブ、ビザンチン、中央アジアなどの陶器の影響を受け、数多くの伝統文化を融合しながら独自の発達を遂げてきました。バラエティに富んだ形のもつ温もりのある美しさからブルガリアの代表的な陶器として注目されています。是非お気に入りの1つをみつけてくださいね。
今回のテーブルコーディネート テーブルライフプランナー・NAYUMI 大学卒業をきっかけに海外生活開始。結婚後も日本と海外を行き来しながら、これまで世界5か国(シンガポール・フランス・イタリア・トルコ・ペルー)で生活、語学・料理・異文化を学ぶ。帰国後は食空間プロデューサー・山本侑貴子氏に師事し、テーブルコーディネートのインストラクター資格を取得。現在は住宅展示場でのテーブルコーディネートやテーブルコーディネートレッスン、コラム執筆など食空間プロデュース活動を行っている。小学生の2児の母。2018年3月よりメキシコ在住。 Instagram:belmomentodinayumi
記事編集:MIKA(テーブルライフ所属 テーブルコーディネーター 名古屋市在住・中部支部担当) 夫の転勤で海外在住中、体調を崩し食生活の大切さに気づきマクロビオテック経てRaw foodにたどり着く。 Raw foodを取り入れ劇的な体の変化を体感し、横浜の自宅サロンにてMika’s raw food recipeをスタート。 2016年には抗加齢学会(アンチエイジング学会)の抗加齢指導士の資格を取得。外見だけでなく内側から健康で美を目的とするレシピを考案し関東、東海地区でレッスンとイベントで活動中。 テーブルコーディネートでは食空間プロデューサーの山本侑貴子先生を師事、Dining&Style認定講師としてシニアインストラクター取得。 2017年東京ドームテーブルウェア・フェスティバル入賞 HP:https://www.mikarawfood.com/