信楽焼

伝統を守り、薪窯で信楽焼作りをする男性作家 6選

February 27, 2019
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伝統的な製法で作陶続ける、信楽焼の男性陶芸作家 6選

信楽をテーマにしたNHK朝ドラが2019年後期で放送決定!

信楽といえば2019年後期、NHK朝の連続テレビ小説で信楽が舞台となる戸田恵梨香主演の「スカーレット」が放送予定と発表されました。主人公は焼き物の里「信楽」に移り住み、地元の信楽焼に触れて育ち、モノを作り出す陶芸作家を演じます。

引用画像:大阪NHK

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テーブルライフが今注目している作家

前回は信楽焼でもモダンなデザインを作陶されている男性作家特集でしたが、今回は伝統的な製法で、昔ながらの信楽焼の作品を作陶されている男性作家特集です。

越沼信介 作

伝統的な信楽焼を表現する

信楽焼の特徴である土感を残し、薪窯で焼成している作品は味わいのある趣に、土のパワーをスピリチュアルに感じられ、食材を盛り付けると映える作品ばかりです。薪窯の場合はガスや電気窯と比べ焼成に関わるコストやリスクがかなりかかり、5日間交代で1200℃から1300℃近く温度を上げ火の番をする、大変手間のかかる作業ばかりです。それでもこの薪窯を選ぶ作家の想いが器に込められています。

薪窯を使うのは何故?

伝統の信楽焼は成形から作品までかなりの手間がかかります。無事に焼けるようにと神事のようにお供えをし、窯を焚きます。焼いている途中は油断して大火傷をしてしまったり、温度を維持するなどきつい作業です。(昔は二度窯焚きを失敗したら夜逃げをしないといけないといわれていたそうです)それでも薪窯での作品作りをするのは何故でしょうか。

薪窯の作品の性質上まったく同じ物を大量に作ることができず、火の灰の当たり具合でひとつひとつ焼味が変わり、一点物に近い器となります。

1.越沼信介(こしぬま しんすけ)

現在は信楽から1時間ほどに位置する日野町に在住。陶芸だけでなく書道家としても活動もされています。越沼さんは大学卒業後3年間自動車部品の設計開発をしていました。物の一部だけでなく、自分の仕事の形が表に表れて見てもらえる物作りをしたい気持ちから陶芸の道へ入りました。

薪窯を選んだのは、薪で焼いて出来る火色、灰被りや焦げのある信楽の焼成に惹かれたそうです。同じものはひとつもなくそれぞれの景色ができ、作品の出来を見ながら窯出しをするのが一番の醍醐味だそうです。

更にオブジェは直感・インスピレーション・宇宙をイメージしたもの、星や魂を感じるようなもの、自分の内側からでてくるものを形にしています。良いものを大事に長く使い、愛着のある物との暮らしを目指し作陶されています。

通信販売:なし
HP:なし
Instagram:なし
facebook:越沼 信介
住所:滋賀県蒲生群日野町鳥居平220

2.哲山窯/山﨑 哲男(やまざき てつお)

東京で元広告代理店の会社を経営していましたが、現在はスタッフに譲り陶芸の道に入りました。陶芸と決めて信楽に移住、独学で学んだそうです。現代のライフスタイルに似合うシンプルでスタイリッシュな「今和風」「明る寂び」「用の美」をテーマとし、酒器、花器、茶器をメインに作陶されています。

薪窯を選んだのは焼き上がりの面白さだそうです。同じフォルムでも灰が自然秞に変化していきひとつひとつ表情が違う面白さ。窯出し時の期待感、気持ちが上下振動する面白さなど薪窯の魅力は他にも沢山あるそうです。

通信販売:要望があれば販売可
HP:なし
Instagram:instagram.com/mt.zacky
facebook:https://www.facebook.com/tetsuo.yamazaki.900
住所:滋賀県甲賀市信楽町神山408-1 

3.迫 能弘(さこ よしひろ)

信楽の土を使い多摩で作陶していた陶芸家辻晴明氏との出逢い、同じようなものが焼けたら素晴らしい人生になると感じ陶芸の道へ進んだそうです。身近な自然から受けたものを少しでも、作品に投影したい思いで作陶されています。

師匠の影響と、より炎が身近な薪窯が好きだったことからこちらを選びました。他の設備で焼いたものにはない独特の雰囲気があるのが好きだそうです。

通信販売:なし
HP:なし
Instagram:https://www.instagram.com/yoshihiro_sako/
facebook:https://www.facebook.com/yoshihiro.sako.587
住所:滋賀県甲賀市信楽町宮町2671ー2

4.篠原 希(しのはら のぞむ)

小さい頃からもの作りが好きだった影響で彫刻や椅子を作っていました。初めて土を触った時に土の感触の気持ちよさと、「作ったものが使える」楽しさから陶芸の道へ進んだそうです。

信楽や伊賀の対火度の強い土は、「焼けない・へたらない」と言う特徴があります。その強い土を薪の窯で熔ける寸前まで焼くことで、曲がったり裂けたりし、土の魅力を引き出し一番カッコよく表現出来るカタチを目指しています。
通信販売:http://temahimautuwa.com/
HP:http://anagama.net/
Instagram:https://instagram.com/shin3kibou?r=nametag
facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100002233113958
住所:滋賀県甲賀市信楽町黄瀬1578

5.谷穹(たに きゅう)

大学で彫刻を学ばれた谷さん。卒業後は彫刻などに携わる事がない期間もありましたが、恩師の海外での展覧会のアシスタントとして海外へ行く機会があり、華やかで煌びやかな世界を目の当たりにしながら、自分に何ができるか考える時間ができたそうです。この頃に信楽にある家業の焼き物が気になりだし、ロクロなどの技術を1年かけて身につけました。

最初は鎌倉中期から室町期にかけて焼かれていた古信楽の大壺や甕を目標に作陶していました。現在は少しずつ修正しながら「今に居続ける」作品作りをこころがけ試行錯誤しながら作陶を続けています。

HP:http://tani-q.wixsite.com/works
Instagram:なし
facebook:なし
住所:滋賀県甲賀市信楽町長野1129 

6.石山哲也(いしやまてつや)

骨董が好きで古陶磁を収集がきっかけで陶芸家への道へ進みました。特に室町時代以前の古信楽が好きだったので仕事を辞めて薪窯をするために信楽に移りました。人の眼を気にしたり、固定観念にとらわれたりせず自分の奥底をさらけ出し、石の趣をイメージし自分にしかできない作品作りを目指しています。

薪で焼成すると、時にはエメラルドのような自然釉、または土の塊のような作品になるといいます。

現在は日本だけにとどまらず海外は台湾の美術館や、台湾の芸術大学にゲストアーティストとしても参加されています。

通信販売:あり
HP:http://www.tetsuya-ishiyama.com/

*テーブルライフで扱っている信楽焼はこちらをご覧ください。

伝統を守り、薪窯で作陶している陶芸作家特集はいかがでしたか?信楽の土の魅力を薪窯で引き出し、他では味わうことのできない独自の仕上がりは信楽焼でしか表現できない作品ばかりです。そんな想いを込めた作品は、見てるだけでも陶芸家の魂を感じられます。今後も個展情報などチェックして、是非個展に行ってみてくださいね!

テーブルコーディネーター・MIKA(愛知県名古屋市在住・中部支部担当)

夫の転勤で海外在住中、体調を崩し食生活の大切に気づきマクロビオテック経てRaw foodにたどり着く。
Raw foodを取り入れ劇的な体の変化を体感し、横浜の自宅サロンにてMika’s raw food recipeをスタート。
2016年には抗加齢学会(アンチエイジング学会)の抗加齢指導士の資格を取得。外見だけでなく内側から健康で美を目的とするレシピを考案し関東、東海地区でレッスンとイベントで活動中。
テーブルコーディネートでは食空間プロデューサーの山本侑貴子先生を師事、Dining&Style認定講師としてシニアインストラクター取得。

2017年東京ドームテーブルウェア・フェスティバル入賞

HP:https://www.mikarawfood.com/

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